ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

ちょっといい生き方ですね

2014-01-02 | 日記


暮れに都心の本屋へ行ってきました。
ネットで買うこともできるのですが、時々、店を覗いてみたくなります。

買うものがわかっていれば、ネットも便利です。
でも、思いがけない本に出会う楽しみはネットは与えてくれません。
この本を買った人は、こんな本も買っています。
というように似たような本をあげてはくれますが、それでは面白くない。

そこで、時々、書店の棚を眺めて回るわけです。
そんな本好きのせいか、リタイアしたら古書店でも、と思ったこともありました。
日がな一日、本の中に埋もれている暮らしも悪くはないかと・・・・。

池袋に文庫本専門の書店があり、昔、そこへ時々行っていました。
ほかに、駅の周辺に大きな書店が4つあって、なかなか便利でした。、
駅の南側にビルまるごとの書店ができてからは、よくそこへも。

その池袋本店に8年勤めた女性の話です。
圧倒的な量の本との闘いに疲れ、沖縄の那覇出店を機に転勤を希望。
でも、那覇店でも同じことの繰り返しでした。

もっとゆるやかな時間を過ごしたい。
そう思いながら2年が経ったとき、知り合いが古本屋を閉めることに。
これは自分がやるしかない、と思ってわずか3畳の店を継ぎました。

そこで知ったのは周りの人との距離の近さ。
人に迷惑をかけてはいけないと思ってそれまでは生きてきた。
でも、頼らざるを得なくなって、独りでは何も出来ないことが身にしみた。

人は助けたり助けられたりして生きている。
返せるときに返せばいいんだ、と思うようになったといいます。
そして、ここには地に根っこを生やした生き方がある、と。

有名大を出た、いってみればキャリア女性の彼女。
それを捨てて収入は3割減、でも、何とか食べられているそうです。
店もこの大きさがちょうどいい、小さいなりに幸せな社会。
みんなに支えられてできた店をできるかぎり長く続けたい。

そんな彼女に遠くからエールを送りたいと思います。

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