みかん日記

省農薬ミカン園の様子や農薬ゼミの活動内容を伝えます。

みかん収穫2009 (11/27~11/29)

2009-12-02 00:47:57 | みかん山報告
こんにちは。日々のスケジュールがルチーン化していることにこの最近ようやく気づいた新人1回生の吉村です。遅まきながら今回は今年の収穫状況について報告したいと思います。あ、ちなみに自分の得意技は「秋に春野菜サラダを作ること(もちろんハウス栽培)」なので、そこのところもどうぞよろしくお願いします。

では、報告に戻りますが、今年最後のみかん山では主に収穫、箱詰め、ニュースレターや郵送ラベルの作成・確認など3つの作業を行いました。特にミカンの収穫については、仲田さんとそのご家族が既に一部行っていたものの、ミカンの木は数百本もあり、しかも今年は豊作の関係で推定で1000コ近く実をつけている木も数多くみられたので、一日と半日程の作業では到底終わらせることができませんでした。というのも、一本の木からミカンを採り終えるのに一人で約1時間半かかるんですよ。しかも、ゼミの通常メンバーや全国各地から招集(志願)されてきた経験豊富なOB・OGさんの方々を合わせても、たかが20人程度しかいないのです。僕たちが大勢で週末にワイワイやりながら収穫くらいならそれでもいいかもしれませんが、これを老夫婦二人でやっておられる農家さんの場合、同じ作業を黙々と一月以上もこなしていかなければならないのです。こうしたことを踏まえると、昨今の農業ブームも、農作業の大変さを知らない僕たちのたわごとにしか過ぎないのかもしれません。

とまあ、重い話にしてすいません。もうちょっと軽め(?)のお話をします。収穫に際して僕たちはそれぞれ大きなカゴを首から肩に下げ、ハサミを持って作業したのですが、そこで僕たちは仲田さんから「片手採り」という和歌山独特のミカンの採取法を教わりました。これはその名の通り、片手に持ったハサミでミカンを枝から切り離しながら、同じその片手でミカンをつかんでカゴに入れるというもので、木や枝の茂みに隠れたミカンを採集するときに大いに重宝しました。

また、ミカンを採る際に、僕たちはミカンの皮をハサミで傷つけないことに細心の注意を払いました。というのも、少しでも皮にキズがついて時間がたつと、そこからばい菌が入ってきて食べられなくなってしまうからです。そのため、誤ってキズをつけてしまったミカンは、僕たちが責任を持って美味しく処理(食べる)させていただきましたのであしからず。

あと、ミカンの木って背丈はそれほど高くないのですが、案外てっぺんのほうにまで実が大量についているので、ミカンの木をよじ登らないといけない状況が多々ありました。幹や枝が細くてかなり不安でしたが、ミカンの木はしなるので、僕のような重い人にも結構耐えられるのですよ。もちろん、僕の体重はヒミツです。

最後に確認しておきたいのですが、ミカンは頑丈です。ぶつけられるととても痛いので、ミカンをボールのように扱うようなマネはやめましょう。

というわけで、今年のミカン収穫に関する報告は以上です。ゼミのメンバーの皆さん、OB・OGの皆さん、そしてこのブログも見てくださっている皆さん、まだ早いかもしれませんが今年はどうもありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。

Adios!

1回生 吉村

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
[みかん][みかん][みかん][みかん][みかん][みかん][みかん][みかん] ([みかん])
2009-12-02 22:26:56
収穫、お疲れ様です。

今年のみかんは去年に比べて、見た目がきれいなものが多いようですね~(とはいっても、省農薬ですので、市販のものほどではないですが、それはそれでヤノネが付いてたり、個性があっていい?)
返信する

コメントを投稿