ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

あっと言う間に1年経過 ~ どうするツバメの3家族 ~

2015年04月23日 | 日々の出来事

 「もうイヤぁぁ~。辞めるぅぅ~。」と突然辞意を表明したベテランの女性アルバイトの人から約500軒の検針と集金の業務を私が引き継いでから1年が経過しました。本当に時の流れは速いですね。毎月同じ事の繰り返しなので、時の流れを余計速く感じるのかもしれません。

 この業務に関しては、私は他の仕事もあるので、引き継ぎはあくまでも次の人が決まるまでの中継ぎ登板の予定だったのですが、去年の夏に入った人も冬に入った人も3ヶ月続かずに辞めてしまったので、いまだにこの業務は私が行なっています。辞めた2人とも4つの市に亘る約500軒のお客様の家(ほとんどが一戸建て)の場所を覚えるのが苦痛だったようです。以前、『話を聞かない男、地図が読めない女』と言う本が話題になりましたが、辞めた2人の女性も地図を読むのが苦手でした。これは何か科学的な根拠でもあるんですかね。


 さて、前置きが長くなりましたが、今回の話の主役はツバメです。

 私が検針と集金で回っているお客様は農家の方が多いせいか、軒下にツバメの巣がある家がたくさんあります。仕事を引き継いだ去年の今頃は、巣の周りを優雅に飛び回るツバメ達を見て、「こんなにたくさんのツバメが空を舞う埼玉っていいなぁ。」と少し感動しながら仕事をしていました。そして、毎月行く度に、ヒナの鳴き声が聞こえたり、小ツバメがぎこちなく飛んでいたり、と言う感じの成長していく様子を見て楽しんでいました。いつの間にか姿を見なくなりましたけどね。夏くらいにはどこか別の場所に飛んでいくんですかね。

 そんな姿を見なくなったツバメ達ですが、今月からまた元気な姿を見かけるようになりました。軒下の巣を1年中そのままにしている家がほとんどなので今年も巣に戻って来たようです。同じ巣に戻ってくるなんて凄いですね。本能のなせる業なんですかね。普段はお客様とは天気の話題くらいしかしないのですが、今月はツバメの話題で盛り上がれて良かったです。みなさんツバメの帰宅を喜んでいました。これも風物詩ですね。

 しかし、例外もあります。

 ここ数日、私の会社の周りを数羽のツバメが何かを探すように飛び回っています。おそらく彼らは私の会社の隣りのビルに巣を作っていた3家族だと思います(巣が3つあったので)。
 残念ながら隣りのビルは冬の間に取り壊されてしまったので、彼らの巣もなくなってしまいました。私の想像だと、「あれっ、俺達の家ってここらへんだったよな。なんでないの・・・。どこなのぉぉ~。」と思いながらここ数日飛び回っている感じです。彼らは今後どうするんですかね。いつ諦めて別の場所に巣を作る決心をするんですかね。毎日不安げに飛び回っている彼らを見て私も心配になっています。


 以上、無事に家に戻ったツバメ達と、家がなくなってしまったツバメ達の話でした。
 『久しぶりに家に戻ったら家があるべき場所が空き地だった』と言う衝撃的な出来事を自分の身に当てはめてみると恐ろしい話ですね。実家に何年も戻らないと、こんな出来事に遭遇するかもしれませんね。

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