伊方原発3号機の再稼働審査合格を受けて、
山口県上関町八島の一部が半径30キロ圏内にある山口県は、県として何もしないのだろうか?
伊方原発:審査「合格」 半径30キロ圏内の上関・八島「島外避難は困難」 事故発生時、しっかりと情報を /山口(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20150521ddlk35040490000c.html
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働に向けた安全対策が20日、原子力規制委員会から事実上の「合格」と判断された。県内では、上関町の離島・八島(やしま)の一部が原発から半径30キロ圏に含まれ、事故発生時に避難などの対策が求められる。
八島は、上関町役場近くの港から町が運営する定期船で約30分。周囲約16キロ、人口32人(1日現在)で、うち65歳以上が30人を占める。
上関町は、八島が「緊急防護措置区域」(UPZ)に指定されたため、2013年7月に原子力災害時避難行動計画を策定した。
それによると、島外避難の方法は定期船(旅客定員58人)と漁船とし、悪天候などで困難な場合には、県を通じて自衛隊のヘリコプターなどでの移送を予定しているという。
八島地区の大田勝区長(77)は「島外避難は自分たちだけではどうしようもできず、船を待つしかない。(行政や電力事業者は)事故情報をしっかりと出してほしい」と話す。
住民は13年、島内の施設に避難する原子力防災訓練に参加した。柏原重海町長は「有事の際は県などと協力し、しっかり対応する」と話した。【蓬田正志】
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しかし、村岡山口知事は、下記の見解を発表している。
『地元同意対象に求めず 伊方原発再稼働 山口知事が方針』(中国新聞)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=44644
山口県の村岡嗣政知事は21日の記者会見で、原子力規制委員会が原発の新規制基準を満たしていると判断した四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、再稼働の際の地元同意の対象に同県を加えるよう求めることは「考えていない」と述べた。同県上関町の離島八島が避難計画の策定を求められる半径30キロ圏に含まれる。
村岡知事は、再稼働の手続きで必要な地元同意について「事前の了解を盛り込んだ原子力安全協定は、原発立地県以外では締結されていない」と指摘。県は2013年、原発のトラブル発生時の迅速な通報などで四電と合意しているとして「あらためて立地県並みの協定締結を求めることは考えていない」とした。
愛媛県の中村時広知事は伊方原発の「地元」の範囲を、「ここで線引きするというように、特定できるものではない」と話している。村岡知事は中村知事への働き掛けについても「現時点で何か考えているものはない。愛媛県の判断を見極め、対応を検討したい」と話した。
東京電力福島第1原発事故では半径30キロ圏を超えて放射性物質が広範囲に飛散した。中国電力島根原発(松江市)から最短で17キロにある鳥取県の平井伸治知事のように、地元同意の対象に含めるよう主張する隣接府県もある。
これに対し村岡知事は「原発との距離で受ける影響は違う。30キロのぎりぎりにある場所では避難態勢を万全にすることが最重要だ」と強調。「再稼働を進めるのは国の政策。世界最高とする安全基準に沿った施設なのか、国が責任を持って点検してほしい」と話した。(村田拓也)
(2015年5月22日朝刊掲載)
これで、県民の命が守れるのでしょうか?
山口県知事への提言はこちらです↓
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a11000/chiji-room/proposal.html
伊方原発再稼働審査合格についてのパブリックコメントも募集しています。
ドシドシ、応募しましょう!!
http://ameblo.jp/tomemassyoi/entry-12029439311.html
【伊方原発再稼動反対☆パブコメキャンペーン】
再稼動されようとしている伊方原発3号機の審査書案に対するパブリックコメントが始まっています。6月19日まで。
「一言」でいいので、コメントを書いて送りましょう!
四国電力株式会社伊方発電所3号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について
https://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20150520_01.html (原子力規制委員会)
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