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いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

島根原発再稼働反対&新しい動き

2014年07月23日 | 脱原発

20日は、さよなら島根原発の集会・デモがありました。
動画
http://urx.nu/aiZn

講談師の神田香織さんの言葉がとても印象的でした。
「嘘をつくことを公認された職業の講談師が、嘘つき総理の登場で仕事があがったりになってしまって、本当のことを言って全国を飛び回っている」と話されました。(笑)
嘘つき総理だけではない、多くの政治家が政治家とは詐欺師のことだ、というレベルまで日本の政治と民主主義をおとしめています。

一番ショックだったのは、島根原発周辺の風景でした。
休止中の島根原発は、ひっそりとすぐそこにありました。

原子力館の駐車場からよく見える位置で、「石を投げても届く」といえば講談師のような嘘になってしまいますが、

でも近いことは確かです。

建物も「原子力発電所だゾ」と威張っている迫力は何もなくて、ひっそりと存在している風情でした。

私が、ショックを受けたのは、そんな原発への途中の風景です。
役場支所と思われる建物、小学校、中学校、広大な運動公園、立派な目を見張るドーム型の温泉プール。おそらく、病院や高齢者用の施設なども立派なものがあるのでしょう。
そして、そこの駐車場には、まあまあ車が停まっていて、ごく普通に日常生活が営まれているのです。

バスの中で、一緒に行った仲間たちが、
「テレビで見た風景だね、・・・福島の原発近くの・・・事故以前の・・・」と言った。
また別の人が
「慣れるのだろうね、近くにいると。毎日のことで、もう福島のことを考えたりしなくなってしまうのだろうね。」

「でも、今の私には、子どもたちが逃げ惑い散り散りバラバラになってしまう風景しか思い浮かばない。」
「こんなに簡単に、忘れたり、騙されたり、買収されてしまっていいのだろうか。慣れとはおそろしい。」

そんな感想が続きました。

私自身は、この風景に恐怖を感じました。
こうやって、原発体制は支えられているのだと。
多くの抵抗しない人たち、騙されているのか、自身をだましているのか、買収されているのか、買収されていなくても、「ここで生活する以外にない」と思わされているのか。
道を歩く人びとに、重い鎖が見えないがつけられているように感じます。

全国の原発立地地帯でいままでそうだったのです。
そして、今もそうなのです。

そして、原発の枠だけでなく、憲法や戦争準備の視点からみても、多くの人が沈黙して従っています。

それによって、不合理が支えられていることに気付いていない。

破局のときにやっと気づくのです。
変えなければいけない壁のひとつは、ここにあると強く感じました。


新しい動きがはじまっています。
島根の取り組みも次を呼び起こすでしょう。
鹿児島では、次のような動きが始まりました。


参考:日経新聞
川内原発再稼働「反乱」の真相 姶良市議会議長に聞く
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB1702M_X10C14A7000000/
――姶良市議会は7月11日に、再稼働に反対し廃炉まで求める意見書を大差で可決しました。

 「私たちが最も言いたいのは、国が私たち市民を原発事故が起きた場合、どう守ってくれるのかという点だ。原子力規制委は安全審査に『合格』は出しても、『事故がゼロになる』とはいっていない。たとえ原発の新しい安全神話を語られても、東京電力福島第1原発事故の状況を見た後では信じられない。私たちが知りたいのは、今回の安全審査で原発のリスクがどこまで減らせたのかだ。それについて国から説明が全くない。それが大きな不満だ。国への不信感が今回の再稼働に反対する意見書の可決につながった」

 

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そして、25日は定例の山口県庁前行動が5時からあります。

その後、下記の集会が、山口市内であります。

名称 集団的自衛権の行使を許さない国民運動
     ―民主主義・平和・基本的人権を守るー 
  目標 集団的自衛権の行使を許さない
      
参加 個人が、主権者として参加する
   参加費 1000円 (加入時のみ)

活動
 当面 運動の輪を広げるために、意思表明や宣伝活動を行う。
 山口県から運動を起こし、全国にも呼びかける。
政治・選挙にも、主体的に向き合う。

 当面、参加者数1万人を目指す
   

第1回 立ち上げ準備会・相談会

   7月25日 (金) 午後6時半 
   山口市白石地域交流センター 講堂

 

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