本日、村岡・山口県知事は、公有水面の埋立てをめぐって、中国電力に6度目の質問を行い、しかも、その回答期限を一年後の来年5月15日としました。
あまりにも露骨な先延ばしです。
山口県民は、山口県知事と県庁によって、ここまで愚弄されています。
そもそも違法な「延長申請受理」に始まって、中電と県とのやりとりは黒塗りで秘密にし、挙句1年かけて、更にもう1年という愚弄策です。
2013年から1年かけて検討した中国電力の回答が
A,「重要電源であるかどうかの説明が十分尽くされていないので」
B,「だから、もう1年かけて説明を求めることにした」と言っています。
このAとBは、自然につながるものでしょうか?
「説明を求めて、十分ではなかった」のなら、論理の流れからも、すでに2012年10月から時間をたっぷり使っている現実的なことからも、
「だから」ということばを使うなら、「だから、不許可にした」となるのが当然ではないでしょうか。
延長に値する「正当な理由」の説明ができないと言っているのです。
しかも、工期3年のうち、残りは1年使えば、もうほとんどありません。
「中電が主張している重要電源立地点」指定が、3・11以前のものであり、役に立たない。
国のエネルギー基本計画も「再稼働」はなんとかもぐりこませたものの、新規・増設は(鎧の下に隠したままなので、)それが表に出てくるまで待っていよう」という魂胆が、丸見えです。
安倍政権の言いなりの「官選知事」と変わりません。
「法律に則る」という「しめし」も、行政の標準処理期間を決めた内規も無視して、県政のタガは完全にはずれきっています。
原発のための超法規的措置、原発特例、中電優遇措置は、目に余るものがあります。
これを許す県庁マン、これを容認推進している与党の県議会議員とは、一体なんでしょうか。
山口県の各市町の首長のみなさんも、何ら遺憾の意を表明しないのでしょうか。
有識者と言われる人たちは、どうなんでしょうか。
原発に頼らない山口県のあり方を真摯に訴えるときではありませんか。
「呆れてものも言えぬ」から「やがて沈黙するだろう」が県の狙いなのでしょう。
でも、長期戦は、力も金もないものの、ある意味では私たち民衆の強みとするところです。
祝島の皆さんの33年のおおらかでのびのびとした、未来を拓くたたかいが、3・8集会で県民の心をつかみ、全県に広がっています。大地と海は私たちの土俵であり、ときは、私たちの味方です。
倦まず弛(たゆ)まず、われら草の根民衆の意志を示しましょう。
ここに民主主義の基礎があると思います。生きた民主主義をみんなでつかみとりましょう。
5月23日第4金曜日5時。とりあえず県内有志5人の呼びかけです。
宇部からは、いつもの毎週の金曜ウォークを県庁前に移し、大勢で行きます。
拡散していただくようお願いします。(文責・いのち・未来うべ代表 安藤公門)
・上のチラシは、4月27日に発行されたものです。
追加、拡散をよろしくお願いします。