いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

上関原発を建てさせない山口県民大集会、結果報告

2014年03月09日 | お知らせ

一昨日、開催された「上関原発を建てさせない山口県民大集会」には、約7000人(主催者発表)の人が参加しました!!

(受付の人に聞くと、約8000人と言われたそうですが。)

広島県からバスが5台も来ました!!

みんなで一斉に『上関原発、いらな~い!』宣言をした時の写真↓

 

鎌田慧さん、ご登壇!!

アーサー・ビナードさん、ご登壇!!

知人が、アーサー・ビナードさんのスピーチをまとめてくれました。

アーサー・ビナードさんのスピーチの概要

http://nabezo33.tumblr.com/post/78939883217/140103

アーサー・ビナードさんのスピーチに関する部分を掲載します。

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ビナード氏のスピーチ(メモ)。

 さて、午前中の第1部では、詩人のアーサー・ビナード氏も登壇され、面白い話をしてたんで、それをここにちょこっとメモっておきましょう。

●何やらシャブ中になっとる人に「おお、よしよし」といって、本人の望むままに薬を与えるのは、これ、愛情でも何でもありません。それは人をダメにする盲目の愛。たとえ辛くとも厳しく接し、本人の立ち直りを促すのがホントの愛情でしょうか。だとするなら、シャブ中ならぬ「原発中毒」の電力会社に厳しく批判的に接し、「何とかまともな会社になってほしい」と願うのは、これ、愛が成せるワザであります。また、長年、祝島の人が断固拒否して原発を建てさせなかったからこそ、中国電力は東電のように苦しまずにすんでいるのかもしれません。……というわけで、今日の集まりは、「上関原発を建てさせない集会」であると同時に、「中国電力を愛する集会」でもある、という主張。この手の話になると、すぐに電力会社を悪者にしたりいがみ合ったりするもんですけど、そこいらをスコンと外した、抜群のツカミでした。

●ビナード氏は広島在住。原爆ドームや資料館の照明やらエアコンやらを賄うのに、島根の原発で作られた電気を充てるのは「バチがあたる」という主張。また、何が起こるかわからん無茶な世の中なんで、もしかしたら10年後には、「原爆ドーム」の命名権が売りに出されて「中国電力原爆ドーム」とかになってしまうかも、てなこともおっしゃいます(ジョークですんでほしいもんです)。

●アメリカのエネルギー戦略に関して、オバマ大統領が長々とスピーチをした中で、ガスやら再生エネルギーやら中東に頼らない原油の安定供給てな話は出てくるのに、原発の「げ」の字も核エネルギーの「か」の字もnuclearの「にゅ」の字も出てこない……これすなわち、アメリカは既に原発をなかばオワコンと見なしてて、自国ではそこから離れようとしてる(ナシでもやっていける)んだけど、原発利権のために他の国には続けさせたい思惑があって、「アメリカの属国」である日本が、それにホイホイ従ってしまっている……という主張。

●海を、そして瀬戸内海を愛するビナード氏。山口って「保守王国」って呼ばれたりするけど、キレイな海を守り、自然を守り、人々の生活を守るのが、真の「保守」という主張(これで行くと、現安倍政権は保守でなく、むしろリベラルであり、ビナード氏はバリバリの「保守派」ということになったりして)。「原発を推進しないのが真の愛国者」てな説も聞いたことがありますが、それに近いかな? ちょっと横道に逸れるけど、ここんところの「右」とか「左」とか「保守」「リベラル」「愛国者」とかのコトバって、何やら元々の意味とは変わってたり、錯綜してたりする印象があるんで、1回整理が必要なのかも(個人的には「右」「左」は死語だと思ってますけど)。

 さすが、コトバを扱うプロというか、時に過激になる表現とあいまって、話がおもろいんですよねえ。与えられた時間は当然のようにオーバーして、放っておいたらいつまでも話し続けそうな勢いのビナード氏でした。

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アーサー・ビナードさんスピーチ 動画 (途中からで済みません。)

http://twitcasting.tv/karikariumemaru/movie/43794493


毎日新聞

http://mainichi.jp/select/news/20140308k0000e040218000c.html

朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASG385DKRG38TZNB00H.html


3.11直後に福島から実家のある下関市に避難し、今は阿武町に住んでいる浅野さんがスピーチをされました。

「福島から放射能を逃れて避難してきたのに、帰ってみると上関原発計画の問題があることが判り、これでは福島や東北の人たちに西日本へいらっしゃい、とは言えない。結果的に上関原発を反対するために山口へ避難してきたことになった。」と話されたそうです。

安心・安全な山口県のままで、多くの東北の人々が安心して避難できる山口県に、県民みんなの力でしていきましょう~!!


これだけの盛大なイベントに、他のメディアはほとんど来ていたのに、公共放送局NHKだけが、取材に来ていなかったそうです。

7000人以上の人々の声を無視したということです。

中立の立場で放送をしなければいけないNHKが、このような態度でいいのだろうか、と思います。

みなさん、どう思われますか?

アーサー・ビナードさんも、「NHKを見ていて、受信料不払い運動がなぜ起こらないのが、とても不思議だ。」と、帰りの車中で話されていました。


午後からは、三宅洋平さんなどの音楽がありました。

私は用事があり、途中抜けたのですが、ミュージシャン同士も和気あいあいで、楽しそうでした。

カッコ良かった三宅洋平さん↓


マルシェは、どこも混雑していたようでした。

特に祝島関係の場所は、人だかりが一杯でした。

また脱原発運動の歴史などを見られるコーナーも、やはり人が一杯だったそうです。


30年以上、上関原発反対運動を続けて来られた祝島の人々には、心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

これからは、祝島の人々と、この大集会で出会った脱原発の人々が手を取り合って、みんなで上関原発計画を白紙に戻しましょう~!!


その他の詳しい情報は、下記のブログにありますので、よろしかったらご覧ください。

http://botibotiikokaaa.seesaa.net/article/391031276.html




 

 


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