★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

顔見世興行を観劇し倒す☆その弐

2018-01-31 02:35:06 | お芝居
やーやーやー。
今更も今更で大変恐縮なんですけれども。。。

年が明けましたね☆(∩´∀`)∩

ののてぃ喪中につき、新年のご挨拶は失礼させて頂きました。
こんなどーしよーもないブログですが、今年もひとつよろしくのよろしくお願いいたします☆


さて、ブログ初めは去年から持ち越した宿題、2017年顔見世感想メモです。
とても楽しかったので、遅まきながら書き記しておきたいと思います。
いや~やっぱりねぇ、書いておかないとどんどん忘れてっちゃうんですよねぇ…(´Д`)
今年は観たもの聴いたもの読んだもの、備忘録代わりになるべくアップしていきたいところです。(限りなく淡い希望…)


演目はこんな感じでした☆↓



襲名披露公演も兼ねているということで、賑々しく顔ぶれも華やか、バラエティーに富んだ楽しい興行でした♪
中でも特に楽しませて頂いたのは、やっぱり中村屋のご兄弟☆
もうあんまり素敵なもんやから、初日から千穐楽までなんやかやで4日おきにローム通ってしもたよ。えへへうふふ。
それもこれも会場が地元(徒歩圏内!)やったおかげです。
時間も予算も観劇にぶっこめるのでありがたかった☆
まぁ幕見があればなお良かったんやけど…この際そこまで贅沢は申しません。
ただ願わくば、来年南座復活の折りにはぜひとも幕見席制度導入を…!(≧人≦)

というわけで以下、ご兄弟を中心に感想メモ~。

まずは昼の部☆

『京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行』
2018/12/1・18@ロームシアター京都メインホール

★寿曽我対面

七之助くん=曽我十郎、勘九郎さん=小林朝比奈

これ元々よくかかる演目ではあるのだけど、なんか去年はやたらと観る機会がありまして。
名古屋平成中村座で3回でしょ?(うち1回はお弟子さんによる試演会。なんと黒衣を本役のお兄ちゃん達が務めるという粋なサプライズ付)
ご兄弟は出てへんけど、テレビでも観たし。(確か五郎は彦三郎さん、菊五郎さんが祐経で…團菊祭やったんかな?)
この顔見世で2回ですよ。ちょっともう台詞とか覚えちゃいそうな勢い。うそです覚えてません。
あ、あれは覚えてる!化粧坂ちゃんの「カラスがおきゅうをすえるぞえ♪」
名古屋の時、この台詞のとこでちょうど外のカラスが鳴いたの聴こえてわろた☆(〃^∇^)

お兄ちゃん演じる朝比奈は、父の敵討ちに燃える曽我兄弟のことを密かに応援してあげてる気のイイお兄さん?おじさん?(ざっくり印象)
ファニーフェイスで役ドコロ的にもちょっとコミカルな感じなんやけど、お兄ちゃんが隈取を丁寧に仕上げてはるからか、不思議とカッチョ良く見えちゃう♪
ただしパッと見は中の人が誰だかまず分かりません。殆ど特殊メイクの域。
(そうそう、名古屋公演では古い資料で見つけた隈取にしてみたって言うてはったけど、今回もやったんかなー?今度観比べてみよう☆)
ののてぃ、朝比奈が五郎十郎を祐経にひき会わせるため呼び出すシーンが好きでなー。
ザッツ様式美☆な一連の所作がいちいちキリリとしてて、美しいんデワ☆(o´д`o)=3
あとこのお役に限らず古典でのお兄ちゃん、脇に控えてる間ビックリするぐらい微動だにしはらへんくて。
目線すら滅多に動かさへんし、あれこれ蝋人形ですか?状態で凄いなぁと観る度思います。

七くん演じる十郎は、血気盛んな弟・五郎@橋之助くんを冷静に押し留めつつ、実は心の奥底で同じようにフツフツと怒りを滾らせる美しき兄。
(一昨年の3月?、歌舞伎座で勘九郎さんもやってたなぁ。和事なお兄ちゃん、観たかった。。。ちなみにその時の五郎は松緑さん。)
もうねぇ、綺麗なお兄さんは好きですか?はい大好きです!!って食い気味に即答しちゃう勢いですよ。えぇ。
まず花道の出からして、勇む激オコ五郎くんを「あぁこれ…(首をふりふり)」っておしとやかに押し留めるとことか、まぁ麗しいったらなかったですし。
芝居の間、十郎のポジションがちょうどこちらを向いてくれてる感じやったので、表情とかひたすらガン見。
盃頂戴する場面で、今にも祐経に飛びかからんばかりにフルフルしてる五郎にちょっとずつハラハラ顔でにじり寄ってくとことか、
祐経に敵討ちなんて諦めろって言われて悔しそうに眉を顰めてるのとか、いや~悩ましげなべっぴんさんで実に良かった♪(マインドが完全におっちゃん)
千穐楽、3階袖から観てたんですけど、七くんのすっと通った鼻筋がねぇ、上から見下ろすと一段とお美しくってねぇ!
祐経に切手を貰ってワーイ!ってなるとこ、ちょうどこちらに向かって切手をかかげて見せてくれるような形になるので、やーん目ぇ合った今☆
とええ感じに勘違いもできる素敵なお席で良かったです♪

主役の橋之助くん@五郎。気合いの入った力強い五郎で、大変素敵でした☆
兄・十郎な七くんとのバランスも良かったと思うなぁ。イイよね、ちゃんと(?)若い曽我兄弟。応援したくなっちゃう。
ただ、どうもののてぃの耳が橋くんの声と相性悪いのか、少々台詞が聴き取り辛かった、かも。

壱太郎くんの化粧坂ちゃん、超かわゆらしかった♪
扇雀さんの大磯の虎さま、女帝の貫録。。。(十郎さん、彼女と付き合ってるって、え、ヒモか何か…?(*´・ω・`*))

で、この演目、最後に口上が組み込まれてたんですけど。(芝翫さんは出ていないので、ご兄弟3人がご挨拶)
千穐楽での勘九郎さんの口上がねぇ~~~、大そう素晴らしかったのです☆☆
口上ってほぼ毎日言うこと決まってるんやけど、千穐楽は特別Ver.を熱弁でね~。
それがまぁ大そうあたたかい、従弟3人を想う気持ちがぎゅうぎゅう詰まった素敵な口上やってん。゚(゚´⊃д・`*)゚。+。
お客さんには、成駒屋にくれぐれも篤い篤いご後援を!と。
3人には、後輩先輩同輩スタッフ、そして父母への感謝を忘れず、これから素晴らしい役者になっていってほしい、と。
歌之助くんは(まだ高校生なので学業優先につき?)今回が最後の襲名公演であることに触れ、「お疲れ様でございました」と。
それを伏して聞いてた末っ子の歌之助くん、ご挨拶の番が来てお顔をあげたら泣いててなー(ノД`)゚+.゚゚+.゚
この1年余、歯食いしばって頑張ってきてようやく迎えた大千穐楽で、にぃににそんなん言われたらそりゃ泣くわなー。
橋之助くんもうるっとした様子で、その口上に応えて「母には大変感謝しております」と改めて言うてはったし。
三田さん、きっとどっかで泣いてたんちゃうかなー。
あんな風に真摯で愛情深い心からの言葉をまっすぐ従弟達に贈れる勘九郎丈が、おらぁほんまに大好きだっ☆☆
あれはぜひどこかの特番とかで流してほしいなぁ。
ちなみにお兄ちゃん、初日の口上では何代目かまできっちり添えて3人それぞれのお名前を呼ばれてて律儀やなぁと(^^)
「きっと祖父(先代芝翫さんな)、父もあちらで喜んでいる」とも(ノД`)゚+.゚゚+.゚
七くんは、「自分は3人全員の初舞台に出てる」ってニコニコと自慢げに言うてたのがかわゆかったなぁ♪


★義経千本桜 ~渡海屋・大物浦~

お兄ちゃん=入江丹蔵

平知盛が、一芝居打って源義経を討ち取ろうとするも見破られ、匿っていた清盛の孫・安徳天皇を義経に託し果てるというお話。(もちろんフィクション)
お兄ちゃん演じる丹蔵は、頼朝の命で義経を探索中の田舎武者、と見せかけて、実は知盛の部下、というちょっとトリッキーな役ドコロ。
見た目すっきり男前♪で、出番は短いんやけど、なかなかインパクトが強くオイシイお役☆
前半はオモシロ担当、鴈治郎さん演じる相模五郎とワチャワチャしてたのがとても微笑ましく、ニコニコ拝見しました♪
ひしゃげられた刀を鞘に納めようと五郎さんと一緒にあれこれ悪戦苦闘するシーン、日によって刀のコンディションが異なるからほぼアドリブコーナーみたくなってるのが楽しい♪
初日は刀を真っ直ぐに戻すことができず(鴈治郎さん、石で刀打ち付けてる時指を打っちゃったみたいで「イタイ…」って半泣きになってたのかわゆかったw)、
最終的にお兄ちゃんが苦笑いしながら無理くり鞘に押し込んでたし☆
千穐楽の日は鴈治郎さん、どう見ても鞘に収まってないのに「収まった!」と言い張ってました☆(*≧∇≦*)
鴈治郎さんとお兄ちゃん、掛け合いの相性良さげやし、今後楽しい演目でもっと共演してほしいなぁ。
打って変わって後半はかっくいー担当!
そりゃもう鮮やかに立ち廻った末、ご主人知盛の冥途の先駆けと、敵を己の身体もろとも刀で貫いて海に飛び込む壮絶な最期!(ノA;)
や~悔しさ・無念さ・覚悟を滲ませた実に良い死にザマで、惚れ惚れしました…☆(*´艸`*)

そうそうこの演目、去年2月の花形歌舞伎@松竹座でも観たんですけど。(そして今年も博多で観ると言う…しかも同じ松也くん知盛…大好きみたいやん松也知盛…)
その時にはあった序盤のシーン@弁慶が銀平の娘・お安をうっかりまたごうとしたら急に足が攣るかして転んでしまう、が今回なくて。
後半の大物浦で、かなり唐突に弁慶が初めて出てくることになるので、誰やコイツ!?って印象に。
まぁ時間の都合とかで削られたんでしょうけど、こういう歌舞伎興行のある種不遜なとこ、凄いなぁって思います。
もうお客さんお話全部知ってるし、これくらい省略しても平気でしょ?っていう。約400年の歴史がかませる余裕、でしょうか。

今回の弁慶は彌十郎さん☆最後に吹く追悼のホラ貝、拝見した2回とも綺麗に鳴り響いてました♪
2月の歌昇くんは…ちょっと怪しかったな( *´艸)

ちなみに、2月の博多座公演でも同じ演目がかかるのですが、お兄ちゃんは相模五郎を担当☆
前半には『にほんごであそぼ』でお馴染みの「魚づくし」の台詞(もっとも今回は丹蔵も台詞の一部を受け持ってましたけど☆)、

 (七緒八くん、ええ面構え…(^ー^* ))

後半には丹蔵に負けず劣らずかっくいいシーンがあるので楽しみ楽しみ~♪


★二人椀久

ご兄弟の出演なし。

ののてぃの大好きな舞踊演目でございます☆
ロームはスッポンやらせりがないので、松山太夫の出と引っ込みがオリジナル演出になってたんですけど、幻想的な舞台セットでとても美しかった♪
仁左衛門さんの椀久はもうさすがというか、ああいうしなやかさ・儚さ・色っぽさをあのお歳で未だ全力発揮でけるのまぢしゅごい。。。(〃゚д゚〃)
ん~七くんの太夫観たかったなぁ。。。仁左さん椀久と踊ったら、さぞかし絵になったに違いない。。。いや孝太郎さんも良かったけどね。。。

椀久については、先日観たシネマ歌舞伎について書く際にでもまた…☆


と昼の部はこんな感じでした(^^)
はぁ~久々長文書いたら脳ミソバテバテ。。。
夜の部は次回持越し。。。


顔見世興行を観劇し倒す☆その壱

2017-12-20 02:33:25 | お芝居
毎度お久しぶりの更新でございます。

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。


京都では昨日まで『吉例顔見世興行』が行われておりました。

今年は耐震工事中の南座に代わり、ロームシアター京都での上演。

まねきあげもロームシアターにて行われました。





ズラッと横並び!新鮮!(^ー^* )

まねきが南座以外で上がるのは、歌舞伎史上初とのこと。

ちなみに去年も同じく南座が使えなくて、公演自体は歌舞練場で行われたんですけど。

まだ工事が始まっていなかったため、まねきは南座に上がりました。


さてそんな今年の顔見世興行は、成駒屋・中村芝翫一家の襲名公演☆

去年の10月からあちこちの会場を回ってこられましたが、この顔見世で一区切り。

後は来年のこんぴら歌舞伎@金丸座での公演が控えるのみ、かな??

元橋之助=芝翫さん、そのご子息である橋之助くん・福之助くん・歌之助くん、4人揃っての襲名ということで。

芝翫さん、1人でも大変やのにお前ようやるな~、と襲名報告した際菊五郎さんに言われたとか(・∀・)

や~確かにテレビで密着特番とか観てるだけでも、その大変さは充分窺い知れますよ。。。

金銭面でもエライことになるらすぃしね。。。

とそんな下世話はともかく。

ののてぃが襲名公演拝見するのは、今回が初めてやったんですけど。

なんかやっぱりこの1年様々な大役を気張ってきはっただけあって、それぞれ役者が大きくならはった気がしました。

(とか知ったかぶってみる。まぁ普段中村屋との共演が多いおうちなので、それなりに拝見してきた中での感想です…あしからず…)

特に新・橋之助くん!成長著しいなぁと感じました☆

舞台での佇まいに落ち着きがあって、表情で細やかなお芝居も出来てるし、舞踊も軸がしっかりしてて安定感あるなぁと。

何よりカレシ、芝居や舞にそこはかとない勘九郎みを感じる!(・∀・)

今回の演目で言うと、鳶頭の役とか特にそんな気したなぁ。

きっと指南役として、「おっきいにぃに」の存在は相当大きいんではなかろうか☆

もちろん、一番大きいのはお父ちゃんの存在やろけど。


やっぱ襲名って、歌舞伎役者さんにとって絶好の成長起爆剤なんでせうね。


お芝居の感想はまた後日にしまして。

以下、最初で最後になるであろうロームシアターでの顔見世興行の様子を少しばかり。

(来年は南座での公演になる、と梅玉さんが口上にて言及)


シアター内に飾られた「竹馬」。



ご贔屓さんから主演の役者さんに贈られるもので、他では観られない、南座独特の風習だそう。

廊下づたいにズラズラーッ!と結構な数並んでました。

騎手の武豊さんとか、B’Zの松本さんなんかからも届けられてました♪



芝翫さん、仲良いのかな?



言うても洋風の会場なのですが、客席に提灯を吊るしたりして、それらしい雰囲気を演出。

 

ちょうど座席が赤いのもおあつらえ向き。


千穐楽のお弁当はちょっと豪勢に吉兆の顔見世点心。



これがもれなく美味しかった♪♪普通1個くらいハズレがあるもんやのにな~。

そういや七之助くんが、子供の頃勘三郎さんに「お前は好き嫌い激しいけど吉兆の料理だけは全然文句言わずに食べるな」と言われた、

みたいな話してたな@家庭画報。納得。

しかしチビッコの頃から舌こえとるなー(・∀・)

ちなみに、別日に一之船入のふかひれ弁当も頂いたんやけど、そちらも美味でした☆


4階にあるテラスから平安さんの鳥居を臨む。



気持ちの良い景色☆

勘九郎丈36歳のお誕生日☆

2017-10-31 23:39:09 | 良い日
本日は勘九郎さんのお誕生日でおま☆

や~めでたいなぁ♪めでたいなぁ♪

ご家族や親しい方々にたんまり祝ってもろてるとええなぁ♪♪

またこの壱年もすこぶるお忙しく過ごされることになるのでせうけど。

(既に11月~来年3月までお仕事のご予定が確定…ということはののてぃのご予定も確定…)

どうかどうかお身体大事にして、心も大事にして、良い演技・素敵な踊りを見せてくだされ~。

まずは錦秋公演楽しみにしております~☆ヾ(。・ω・。)ノ


本日の1枚:もうすぐ初生棒しばり♪(^ー^* )(相方さんはこちらではないけれど)




猿之助さん。

2017-10-09 23:39:53 | 悪い日
舞台やライブを観るようになってから、初日が開幕する度に、

「どうか千秋楽まで怪我病気のないように」と願うのだけど。

起こる時には起こってしまう。

ツラい。

ののてぃでさえこんなにしんどいのに、ご贔屓筋の心労やいかばかりか。

ましてやご本人のそれなんてもう想像もつきません。



先ほどいかにも猿之助さんらしい気丈なコメントが発表されて、ほんの少し安心したけれど。

なるべく早くなんて言わんと、じっくりたっぷり時間をかけて治療に専念してほしい。

だって、骨折で済んで良かったとか、それは確かにそうかもしらんけど、彼は何と言っても踊りの名手。

どうかどうか、舞踊に支障のある後遺症が残ることだけは全力で回避してほしい。



当たり前な話やけど、こんな時観せてもらう立場の人間は無力やなぁとつくづく思い知る。

全方位の神様仏様を拝み倒すくらいしかできひんのがほんまにツラい。


それでもやっぱり今はただただ祈るばかり。


P.S. 

麦わらの挑戦で本役を務める花形勢が、猿之助さんの代役を務めはる模様。

くれぐれも無理だけはないようにして、頑張って頂きたいです!


勘九郎丈の錦秋プロモーションを聴く。

2017-09-23 02:41:07 | 聴く
いや~もうすっかり夏も終わりですね。(とまた何事もなかったように久々更新してみる)


さて先日、勘九郎丈がプロモ行脚@錦秋特別公演で急ぎ早のご来阪。

ラジオを何件か、あとチョロッとテレビに顔を出して帰られました。(もっとおってくれても良かったのにぃ…)

ミヤネ屋、たまたま仕事の休憩中やってたまたま休憩室のテレビがチャンネル合ってたから観れてんけど、お知らせしといてほしかったなぁ。

錦秋のアカウントは何のためにあるんだい?ここで呟かずしていつ呟くんだい??( ̄‐ ̄#)

中村屋さんはもうちょっと上手にSNS活用して、ご兄弟始め一門のアレコレこまめに発信してくれてもええと思うの。

需要はかなりあると思われるよ。

ご本人達におかれましては時間的にも性分的にもそういうの無理なんよう分かってるので、周りがぜひとも。



ラジオは浜ジュンさん、マーキーさん、三代澤アナの番組にご出演。

お相手されたこのお三方のスタンスがそれぞれ違ってて、なかなか面白かった。

浜ジュンさんはお話の引き出しが豊富で、歌舞伎に限らず色んな話題に言及してくれてはって楽しかったなぁ☆

しょっぱなの話題がお兄ちゃんの主演映画『禅』。「ようあんな地味な映画出はりましたね!」(*≧∇≦*)

でもお客さんよう入ってて良かったですね~と。

お兄ちゃんが「地味って言わないで~w」と苦笑いしながら言うてたのがかわゆかったです。

マーキーさんは、歌舞伎初心者全開モードでお兄ちゃんに適当にズケズケ突っ込んでく感じが面白かった☆

お兄ちゃんもお兄ちゃんで、ラフなファッション→髭なんかも生やしてって話から「でも最近白髪入ってきてショック」って言うた後、

「見えないとこにも白いモノが…」って別にそこまで聞いてませんてな告白されてて流石でした。

三代澤アナは、歌舞伎がかなりお好きなようで、ほど良く歌舞伎や今回の錦秋公演に関する知識を深めてくれる進行で良かったです☆

お兄ちゃん、早くも再来年の大河に向けた身体作りしてるそうで。

確かにスーツ姿、上半身がえらいムキってるなぁと思ったよ。


通常の歌舞伎公演に比べてお値段もリーズナボーですし、ご兄弟のお話並びに歌舞伎塾、披露される演目も楽しいわ美しいわで、

大変コスパの良い公演ですので、ご興味ある方はぜひに☆→♪♪♪

特に芝居小屋がお近くの方はぜひぜひに☆→♪♪♪


映画『銀魂』を観る。

2017-07-20 03:05:20 | 観る
いや~もうすっかり夏ですね。(と何事もなかったように久々更新してみる)


さて先日、勘九郎丈の痴態、もとい、雄姿を拝むべく、映画『銀魂』を観て参りました☆

原作もアニメもほとんど観たことがないので、お兄ちゃんの再現性がいかほどのものか判断材料持ち合わせないままの鑑賞だったのですが。

(先日再放送されてたアニメは録画してあるのですが、余計な心配せず観られるしというのもあって、あえて観ないまま臨みました)

なんか、あぁきっとこれで正しいんだろうな!って確信しました。

根拠はお兄ちゃんが発する凄まじいまでの「やり切ってる感」。

いくら地がキャラとある程度被ってるとはいえ、フンドシ一丁姿なんてほぼ普段着(言い過ぎです)とはいえですよ、

あそこまでの変態ゴリラキャラ、お手本に忠実でなければなかなか出来るもんじゃあないと思いました。

ツイなんかでお兄ちゃんに関する感想読んでいても、

「凄いゴリラ」「ちゃんとゴリラ」「本物のゴリラ」

などと言った褒め言葉(?)が数多く並んでいて、ファンとしてはホッとした次第です。

実写モノは、ハズすとほんま怖いからなぁ…!((´・ω・`;))

こんなお仕事引き受けてしまった勘九郎丈の今後を心配してくださる声も多くてねぇ。

「未来の国の宝かもしれない人になんちゅうことやらせてるんだ」とか「勘九郎の無駄使い」だとか。

まぁでもあえて無駄使いというなら、近藤さんの戦闘シーンが一切なかったことくらいかなと。

あんなに動ける人に殺陣の一つもやらせないなんて、これはかなりの無駄使いですよ!

(まぁ本人のスケジュールがタイトでとても殺陣をつけてる時間なんてなかったからかなって気がしますが…)

後は本人がすこぶる楽しんでやってたから、ファン的にはどんどん使うたってくださいって感じです。


そうそう、「中村勘九郎の中村勘九郎」というフレーズがすっかり流行りと化してて楽しいんですけど。

ののてぃはといえばそのウワサの場面、お兄ちゃんの上半身を覆うあまりに美しい筋肉に観惚れてしまい、

ろくにモザイクの仕上がりを確認しないまま終わってしまいました。

ぶっちゃけ、お兄ちゃんのお兄ちゃんにはそんな興味ないから別にええんですけど。

まぁ、観れたら観れたでモウケもんって感じはしますよね。←


筋肉と言えば、冒頭の片足立ちも素敵でしたねぇ♪

そりゃちょっとはフルフルされてましたけど、普通、あんな長時間シャキーン!って立ってられへんよ。

その鍛え上げた素晴らしい体幹を、なんちゅーポーズに発揮してんのかなこの方は。ともう感心しきりでした☆

ちなみに、全身に塗りたくられてたのあれ、蜂蜜というより卵黄みたいで、より変態感マシマシやったなと。


あ、あとはカブトムシを追いかけての全力疾走シーン。

なんでもおぐりんは相当足が速いとか。そのおぐりんにピタリとくらいついててビックリです。

しかも(姿こそアレですけど)どこのアスリートですかって感じの、そりゃもう美しいフォームでね~。

これまた体幹の確かさを知らしめてたなと。

脅威の身体能力を持ち合わせていながら運動嫌いを公言して憚らない中村屋のご兄弟ですが、

もし歌舞伎役者の道を選んでいなければ、何らかのスポーツでテッペン獲ってたんでないかと思えてならないです。

いや歌舞伎役者選んでくれてほんま良かったんですけど!



そんなこんなで、お兄ちゃんを始め、キャストの皆さんことごとくお役を全うされてて素晴らしいことこの上ないなと思ったんですけど。

映画の出来としてはねぇ。。。正直ここまで面白いと絶賛されるほどかというとねぇ。。。ちょっとねぇ。。。

なんというか、脚本が軽いというか、浅いというか、安っぽいというか。(いきなりその暴言はどうだろうね)

福田監督が日頃どういった映像作品を撮ってらっしゃるかは何作か拝見して知ってますし、あのノリ自体は決して嫌いではないんですけど。

むしろ深夜ドラマ枠とかでまったり観てるぶんには実にええ塩梅で、好きなんですけど。

でもこと映画作品となると、あの独特の、役者のゆるゆる感だったりグダグダ感頼みの笑いを延々見せられても、ちょっと白けてしまう。

思うに、問題はシリアスパートかなと。

なんかね~そこはかとなく、ぎこちないんですよね~。

あんまり描き慣れてない・撮り慣れてないのかなって感じがしました。

んーシリアスがもっとぐっと締まると、笑いの部分も緩急の一端としてもっと楽しめたかなぁと思うんやけどなぁ。


今回の好評は、もともと原作が持ってるシニカルな世界観においては実写化というネガティブな事案もネタになり得たことと、

これまた元となった原作のしっかりしたストーリー&キャラクター造詣&役者による役の再現性の高さに因るところが大きい気がします。

もちろん、役者さん達からあれだけの頑張りと開放感を引き出したのは他ならぬ監督の功績であり人徳の賜物やと思いますし、

どうであれ、この映画が成功したと言えることに変わりはないと思うんですけど。

純粋に映画作品として観た場合、ののてぃ的にはお金払って映画館で観るのは1回で十分って感じ。かなぁと。。。


とかえらそに辛口なこと書いてごめんやでお兄ちゃん、せっかくノリノリで演じてらっしゃるのに(´Д人)

お兄ちゃんの演技や頑張りや脱ぎっぷりには一切何の文句もないのよ。

あれ観れただけでも、映画館行った甲斐十分あったと思ってるのよ。

続編あるなら、今度はぜひ有無を言わせぬ男前シーンがあることを願います…☆


それにしても、あれが忠実に再現されていた姿なのだとすると、近藤局長とは相当な問題アリ人物やなと。

とりあえず、録画したアニメを観て確認してみようと思います☆

ついしん。

2017-05-19 01:20:51 | つぶやく
中村屋にとって、ひいては歌舞伎界にとってなくてはならない人、獅童さん。

しっかり治して、しっかり養生して、それから戻ってらしてね。

焦らなくて良いからね。

でも絶対、戻ってらしてね。きっとね。

七くん生誕日☆

2017-05-18 23:34:09 | 良い日
お誕生日を記念して(?)、今日も今日とて一日松竹座に入り浸って参りました。えへ。


本日は中村七之助丈、34歳のお誕生日でございますっ☆

まことにおめでとうございます~~~♪♪

まだまだ観劇歴の浅いののてぃではありますが、貴方の華やかかつエモーショナルかつ繊細な芸の数々にはただただ感服するばかり。

日々大いに楽しませて頂き、感謝しております。

ますますのお美しさ、ますますのあざとさ、ますますのマイペースさでもって、我ら贔屓どもをますます悶え喜ばせてやってください!


あとこれは全くもってののてぃの個人的な心象でありますが。

今お兄ちゃんが中村勘九郎としてドン!と構えていられるのは、七くんの存在がほんっまにめちゃめちゃ大きいんやろなと確信しております。

貴方がほど良くのほほんとお兄ちゃんの隣にいてくれるから、お兄ちゃんがキリキリし過ぎず中村屋の真ん中に立っていられるんやろなと。

七くん、お兄ちゃんの弟に生まれてきてくれて、ほんまにありがとう♪♪


本日の1枚:これからも息の合った兄弟芸、楽しみにしております☆


五月花形歌舞伎@松竹座を観劇する。

2017-05-14 02:25:26 | お芝居
ただいま松竹座では五月花形歌舞伎が絶賛上演中♪

ののてぃ、既に3回ほどお邪魔しているのですが~。←いやさ狂いっぷりがお察し頂けようかというもの…

や~~~昼の部・夜の部、どちらも甲乙つけがたい面白さです♪♪


昼の部の観ドコロはね~。

まずは勘九郎丈の舞踊好きにはたまらん演目『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』

きりりとしてときにコミカル、ときにダイナミックなお兄ちゃんの華麗なる踊りに終始お口ポカーン&おめめハァト状態です。

最後にトンデモ展開が待ち受けてて笑っちゃうんですけど、それを凌駕する圧倒的なカッチョ良さもあったりなんかしてねぇ!!

理屈じゃねぇ!!ザッツ歌舞伎!!!って感じ。

もう、もう、大好きだー!!!゚o.゚+☆ワア∩(*・´ω`・*)∩アァア☆+゚.o゚


そんでもって澤瀉屋さんのお家芸・宙乗りが拝める『金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)』。

猿之助さんの元気溌剌とした恨みがましい演技(ナンジャソレと思われましょうが観て頂けば分かるはず…ほんまに楽しそうに祟ってるの…!)、

そして中村屋兄弟の、これでもくらえっ!!と言わんばかりの美しいイチャコラっぷり☆が恐ろしくふんだんに盛り込まれておりまして。

ほんまにな…たいがいにせなあかんで君ら…もっとやりよし…☆(* ゚∀゚)

ってニヨニヨする、そんな昼の部です。


夜の部の観ドコロはね~。

まずなんと言っても『野崎村(のざきむら)』における七之助丈の名女優っぷりな!!

もうさぁ、まんまと泣かされちまったのよぅオイラ。。。(ノД`)゚+.゚゚+.゚

ただただ好きな人を見送って立ち尽くしてるシーンにあんな情感込められる彼は、まちがいなく女優です。

お光ちゃんを泣かした久松&お染、許すまじ…!!ってガチで思うこと請け合い。


そんでもって『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』。

早替わりに本水演出がミモノの、中村屋の人気演目。

これはもう勘九郎丈の奮闘ぶりがひたすらに素晴らしい!!

もはや早替わりがイリュージョンの様相を呈していて、ずっと目の前の舞台に立ってるのに途中お兄ちゃんを見失う勢いです。

さんざ忙しくとっかえひっかえ役を演じる中、舞台上に忽然と現れる滝壺の中でする見得がまた最っ高に男前でな~~~。

なんだろな、歌舞伎役者とはエンターテナーであらねばならぬのだなと実感するよね。

ちなみにお兄ちゃん、3つの役をコロコロと演じ分けるのですが。

ひたすら悪い三次の色気が相当ヤバイことに。。。でもヘタレ全開な正助も愛くるしく捨てがたい。。。いや、風雅をまとった重信先生もなかなかどうして。。。


とまぁそんな楽しいこと満開の松竹座へ、皆さんもぜひおこしやす☆(3階席@5000円でも十分楽しいよ♪)


思うこと。

2017-04-18 03:18:59 | つぶやく
長年の友の身内が亡くなりました。

あまり言葉を交わしたことはないけれど、

顔を合わせるといつもニコニコしてくれました。

つい先日も。

誰の家族にも、そして自分自身にも、

いづれその時は必ず巡ってくるものと分かっていますが、

どうしたって寂しい悲しい。

でも、そういう感情を抱くことが出来るのも、

愛すべき家族に恵まれたからこそ。

最近年齢的に見送ることが多くなってきた中で、

そんなことを考えたりします。


心からご冥福をお祈りします。