日中首脳会談の前日、非公式夕食会で中国の胡錦濤国家主席がパンダ2頭の貸与を表明したという。これに対して、いつものことながら巷では賛否両論の声が上がっている。
今までパンダのおかげを蒙っていた動物園内のみやげ物店や、パンダ関連グッズの各メーカーなどはもろ手を挙げて歓迎しているが、東京都の石原知事のように、「費用対効果を換算して考えればいいこと。いても、いなくてもいいんじゃないか」と切り捨てる発言もあった。
2頭のレンタル料は年間約1億円といわれており、「貸与」となると中国側に共同研究費を支払う必要が出てくるという。それらを国が支払うのか、東京都が支払うのか、いずれにしろ税金から支払われることに変わりはない。そこで賛否両論の声が上がるのである。
リンリンがいなくなった現在、日本でパンダを見ることが出来るのは、神戸市立王子動物園の2頭、和歌山県のアドベンチャーワールドの6頭という2箇所だけである。花のお江戸の動物園にパンダがいないのは寂しいことであるが、毎年1億円支払ってまで集客効果があるかというと、まさに客寄せパンダというほどの珍しさはもうない。
古い話だが、1981年3月に開催された「ポートピア’81」会場で、中国から借り受けたジャイアントパンダ2頭が展示されたことある。「ポートピア’81」は、神戸港に造られた人工島ポートアイランドで開催された博覧会である。当時、神戸に住む幼い甥と姪を連れて、たしか春休みだったと思うが、お弁当を用意して行ったと記憶している。
長い長い行列に並んで、少しずつ進むまどろっこしさ、幼い子たちがいなかったらとてもじゃないが並ばなかっただろう。やっとのことで檻の前にたどり着いても立ち止まって見ることもできず、通りすがりに見たというだけ、おそらく幼かった甥や姪の記憶にも残らなかったであろう。
黒と白といっても白い毛は土に汚れて茶色っぽくて汚かった。これが赤ちゃんパンダだったら「可愛いぃー」って思うだろうが、大きな体でのそりのそり歩いているだけ、とても可愛いとはいえなかった。そんなパンダより、幼い姪がひこうきのような宙を舞う乗り物に乗って、「こわいー、おろしてー
」と泣きながら絶叫していたことだけが鮮明に記憶にある。
ワシントン条約で国際取引が規制されていることもあり、原則的に無償貸与はできないことになっているという。だが、ぎょうざ事件や聖火騒動で迷惑を蒙った日本に対して、無償に近い有償で貸与してくれるくらいの配慮があってもよさそうに思うのだが…。そんなことを期待するほうがおかしいか?
神戸市の王子動物園のレンタル料はつがい2頭で年間計約1億円。しかし、純粋な増収効果は1億円に満たないといい、さらに研究費としても、年間5000万円が必要という。
今の子ども達は昔の遊びの少ない時代の子どもとは違う。パンダが夢を与えるなんて、そんな純な子どもはよくて小学校へあがるまでのこと。遊ぶに事欠かない現代の子ども達が関心を示しても一度見れば十分、高いレンタル料を支払ってまでパンダをありがたがるのは、もしかして福田総理だけ?…。
今までパンダのおかげを蒙っていた動物園内のみやげ物店や、パンダ関連グッズの各メーカーなどはもろ手を挙げて歓迎しているが、東京都の石原知事のように、「費用対効果を換算して考えればいいこと。いても、いなくてもいいんじゃないか」と切り捨てる発言もあった。
2頭のレンタル料は年間約1億円といわれており、「貸与」となると中国側に共同研究費を支払う必要が出てくるという。それらを国が支払うのか、東京都が支払うのか、いずれにしろ税金から支払われることに変わりはない。そこで賛否両論の声が上がるのである。
リンリンがいなくなった現在、日本でパンダを見ることが出来るのは、神戸市立王子動物園の2頭、和歌山県のアドベンチャーワールドの6頭という2箇所だけである。花のお江戸の動物園にパンダがいないのは寂しいことであるが、毎年1億円支払ってまで集客効果があるかというと、まさに客寄せパンダというほどの珍しさはもうない。
古い話だが、1981年3月に開催された「ポートピア’81」会場で、中国から借り受けたジャイアントパンダ2頭が展示されたことある。「ポートピア’81」は、神戸港に造られた人工島ポートアイランドで開催された博覧会である。当時、神戸に住む幼い甥と姪を連れて、たしか春休みだったと思うが、お弁当を用意して行ったと記憶している。
長い長い行列に並んで、少しずつ進むまどろっこしさ、幼い子たちがいなかったらとてもじゃないが並ばなかっただろう。やっとのことで檻の前にたどり着いても立ち止まって見ることもできず、通りすがりに見たというだけ、おそらく幼かった甥や姪の記憶にも残らなかったであろう。
黒と白といっても白い毛は土に汚れて茶色っぽくて汚かった。これが赤ちゃんパンダだったら「可愛いぃー」って思うだろうが、大きな体でのそりのそり歩いているだけ、とても可愛いとはいえなかった。そんなパンダより、幼い姪がひこうきのような宙を舞う乗り物に乗って、「こわいー、おろしてー

ワシントン条約で国際取引が規制されていることもあり、原則的に無償貸与はできないことになっているという。だが、ぎょうざ事件や聖火騒動で迷惑を蒙った日本に対して、無償に近い有償で貸与してくれるくらいの配慮があってもよさそうに思うのだが…。そんなことを期待するほうがおかしいか?

神戸市の王子動物園のレンタル料はつがい2頭で年間計約1億円。しかし、純粋な増収効果は1億円に満たないといい、さらに研究費としても、年間5000万円が必要という。
今の子ども達は昔の遊びの少ない時代の子どもとは違う。パンダが夢を与えるなんて、そんな純な子どもはよくて小学校へあがるまでのこと。遊ぶに事欠かない現代の子ども達が関心を示しても一度見れば十分、高いレンタル料を支払ってまでパンダをありがたがるのは、もしかして福田総理だけ?…。

パソコンからの書き込みは、約4ヶ月ぶりですね。
神戸市立王子動物園は近くなのでたまに通りますが、パンダを見た事がないですよ
「ポートピア’81」にパンダがいたのですか?
全然知りませんでした。
とまぁ世間もこんな感じではないでしょうか?(笑)
レンタル料の年間約1億円を払うなら、体操の世界選手権が東京で開催されるので、そちらの資金として使って欲しいですね。
上野のパンダといえば、出店で売っているパンダのおもちゃの山のなかに、一匹本物が隠れている...なんて親から真顔で騙されたことが子どもの頃の思い出。ハハハ。
本当に久しぶりね。
タダならありがたいけど、毎年1億円払うなんてちょっと中国はセコイ。
今のうち王子動物園で見たら? そのうち死んじゃったらもう見られないよ。
週刊誌の見出しみました。
まさかと思うけど、それにしても福田総理にとってはいいタイミングだったかも…。
パンダの縫いぐるみのほうがよほど可愛いですね。
上野、王子、白浜それぞれでパンダ見たけど、パンダって寝てるか裏に行ってることが多くてまともに動いている姿見れるのってチャンス少ないのよね。でもまぁ費用対効果はそれなりにあるのかも。特に上野はパンダのイメージ強いしね。
パンダは間近で見ると確かにかわいくない。。。
やっぱり覚えてないかなあ。
神戸で見たのはポートピア博しかないから、見たのはたしかなのだけど…。
ほんの一瞬だったからね、無理もないわ。
世論は1億円無用論が多いようです。こうした世論でもっと重要な金の使い方の批判が弱まります。
そうは言ってもわたしの近くにある県立動物園のコアラ、1回見ただけです。パンダも見たことはありません。
どうでもいいことかも知れません。
生き物を大切にすることを教えることは大事で、動物園そのものは必要です。
我が県にも今上陛下の姉上が嫁いでこられた池田家の動物園があります。でも昔と違って赤字続きです。
北海道の旭川動物園みたいには行かないようです。
パンダでなくとも他にも可愛い動物はたくさんいますが、やはりパンダは人寄せに必要なのでしょうかね。