27日 今日は朝から気温が高く、本格的な春の訪れを感じさせる穏やかな一日だった。午後のリハビリは外へ出て、約200メートルあるという病棟を一周した。杖をついて階段を下りて1階の出口へ、55日ぶりの外の世界だ。今までは天井ばかり見ていたが、青空の下、新鮮な空気を吸いながら歩く気持ち良さ、生き返ったような気持ちだった。
明日からは歩行器を返上して杖だけで歩くように言われた。毎朝新聞と水を買いに行くのも杖で行くことになる。ちょっと不安だけどなあ。
28日 初めて杖なしで1階の売店へ行って、新聞と水を買ってきた。うれしかったよ。
今日のリハビリは仰向けになり膝を立ててお尻を上げる。これは自主トレのメニューでもある。お腹の上におもりを置いてやっているが、その重りが最初は1㎏だったのが今は3㎏に…。これはお腹ポッコリにも効果がありそうだ。
次は横になって太ももに1㎏の重りの帯を巻いて上や後方に動かす。これも結構きつい。彼女のリハビリはなかなか厳しい。
午後は平行棒を使って色々筋トレをやってから、また外へ散歩に。今日は病棟を2周した。「あなたならできますよ」は彼女の口癖、その一言で豚は木に上りっぱなし。明日は3周かな?
29日、お昼前、県北から友人2人が来てくれて、にぎやかに過ごした。一人暮らしに慣れて人恋しさなど感じることはなかったが、長い入院生活は人の心まで変えてしまうのか。5階にいたときは看護師さんたちと仲良くなって結構楽しかったが、6階ではリハビリのとき以外、人と話すことがないのでちょっと寂しい。今さら人恋しいという感情が湧くなんて…ね。
リハビリで2階へ下りるとき、エレベーターが5階のナースセンターの前で止まった。奥の席に、よく冗談を言って笑わせてくれたり、親切にしてくれた男性看護師長がいて目が合った。思わず手を振ったら向こうも手を振ってくれた。が、後で考えると、こんなこと77歳のババのすることかとおかしくもあり、あきれもした。すっかり青春時代に戻ったババ。笑っちゃうよね。
30日 今日は担当療法士が休み。代わりは美人のM療法士である。彼女は若いがとてもしっかりいていて、専門医のように骨盤の歪みや脚の歪みなどを指摘してくれる。
普通、人は歩くときO脚になりがちだが、私は左足がX型になるそうで、左の靴のインソールを変えてみようという。100均でも売っているという「O脚矯正インソール」を左右反対に使うそうで、私のスニーカーのインソールを取り出してそれと同じ型に切り揃えて入れ替えた。全体の厚さは1ミリほどだが、土踏まずの辺りだけ5ミリくらい分厚くなっている。それだけのことなのにX型が治っていたのにはびっくり。午後のリハビリでは杖なしで30メートルほど歩けたが、あのインソールのおかげだろうか?
毎日厳しいリハビリの様子が詳細に書かれているので、何時も試しに真似るsirousagiです
ただし負荷は!
2キロも3キロも!筋肉がなきますよ。
自分に甘い私メには持続は無理。
矢張りオールドレデイさんの意志の強さ」に大きな称賛を
この年になっても歪み、矯正できるのですね。朗報!
筋肉の衰えがいかに怖いか、よくわかりました。今以上の老化を防止するためにもリハビリはずっと続けるべきかと思います。頑張りましょう。
体の歪みを矯正するには、少しどころか、もう遅すぎたようです。言われたとおりにして、ちょっとは矯正できたかなと思ってもすぐ元に戻ってしまいます。なんせこれで77年生きてきたのですもの、性根と同様にまったく融通がきかなくなっているのでしょうね。
「憎まれっ子世に憚る」のとおり、私は「ピンピンコロリ」には縁がないものと覚悟しています。
不自由な脚を抱えるババ3人、何か不思議はご縁を感じます。こうなったら長いか短いか分かりませんが、命果てるまでお付き合いをお願いいたします。
関節炎も相当辛いと聞いています。その後如何ですか? 悪い所をなでなでしながら頑張りましょうね。