鳥取市で7日、ズワイガニの初競りが行われ、最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」に認定された1匹が500万円で落札されたという。ちなみに「五輝星」ブランドとは、⦿大きさー甲幅13.5センチ以上 ⦿重さー1.2kg以上(重量は市場での販売時点に生で計測) ⦿形状―脚が全てそろっているもの ⦿色合いー鮮やかな色合い ⦿身入り―身が詰まっていること……この5つの基準に基づき、10人の目利き人が厳しい目でトップブランドを選別するそうである。
今回競り落とされたカニはオスで重さは1.2キロ。甲羅の幅は14.6センチ。鳥取県の水産課によると、ズワイガニに付いた値段としては過去最高だそうである。
一体、どこのセレブの口に入るのか、興味津々だったが、後日、そのカニの様子が判明した。
納入先は東京・中央区にある「銀座 結絆」。通常は、1万8,000円からのお任せのコースで提供され、刺し身や天ぷら、焼きガニなどとして出しているという。
では、今回の500万円のカニは誰の口に入るのか。店主の話では「男性の方2人です。カニが大好きなんですよね。500万円ということをお伝えしたら、人生で一番高い食事だと言っていた」。なんと、500万円のカニを注文したのは、ビジネスマンの50代の男性客。11月4日にオープンしたお店へのご祝儀も兼ねて、落札を依頼したという。カニは、特別に目の前でさばかれ、500万円のフルコースとして振る舞われるという。
この寒空の下、 食べるものも寝る場所もない生活を続けている人もたくさんいるのに、何と豪勢な話だろう。うらやましさを通り越して、何だか腹立たしくなってきたわ。ハイ、貧乏人のひがみです
ズワイガニは日本海で獲れる冬の味覚として有名で、この時季には近隣から大勢の人が訪れて温泉地や民宿、漁港は大賑わいだ。私も県北に住んでいた頃は、友人たちと温泉で一泊したり、日帰りで漁師が営む民宿へと、年に2、3回は行ったものである。その当時は「五輝星」なんてブランドはなくて、ズワイガニの足に色のついたタグがついているのがブランドとされていた。
20年くらい前は、温泉で1泊1万円も出せばカニのフルコースが食べられた。民宿だとフルコースを食べきれずに、色タグをつけた大きなカニをお土産に持って帰っていたなあ。
食べた2、3日後は「もうカニは食べたくない」と思うほどたらふく食べさせてくれたものだ。が、今では民宿の昼食だけでも1万5000円前後はするらしい。昨今はバイキング形式で1泊9800円、「カニの食べ放題」という温泉ホテルもわりとある。私も2年前くらいか、三朝温泉で体験した。ブランドのカニというわけにはいかないが、まあ値段の割には満足したよ。県北の友人たちは毎年、この時季を楽しみに待ちかねている。私も行きたいが、まだちょっと…ネ。
子供食堂募金の存在等ご存じないだろうセレブ紳士のお二人。
せめて世間さまの暮らしぶりに気遣い出来る人間でありたいですね。
冬の味覚の代表とは言え少々気になる鳥取松葉ガニ「五輝星」記事でした。
500万円のカニなんて、殻を捨てるのさえもったいない。下々の私が食べたら腹痛を起こしそうですわ。
本当にこの貧富の格差、子ども食堂に寄付すれば何年分助かるか。金持ちの金銭感覚は理解できませんね。
あるところにはあるのですね。