元サッカー界のスーパースター・デヴィッド・ベッカム。御年38歳にして非の打ちどころがないボディ&フェイスでいまだ人気衰えず。その彼が「下着モデル」となり、またまた世界中の女性をとりこにしたという。
2002年の日韓ワールドカップで来日したときのベッカムフィーバーはすごかった。メディアは彼を『イングランドの貴公子』として連日報道、日本中が大騒ぎしたものである。かくいうババも、彼の貴公子然とした端正な容姿に魅了された一人である。あれから12年、ベッカムも中年のオジサンのなったかと思いきや、容姿は相変わらず、さらに逞しい中年の魅力を醸しだして一層魅力的になっていた。
このCMは昨年公開されたものだそうだが、パンツ1枚のベッカムが車を追い猛ダッシュ。途中、サッカーボールを後ろ方向に蹴る妙技を披露、口あんぐりで立ち尽くす少年たち。また最後に女性の一団がいっせいにカメラを構えるシーンがおもしろい。下着のCMではあるが、ババは彼のタトゥーにばかり目が行ってしまった。
彼の体には、妻のヴィクトリアや子どもたちの名前、キリストの絵などを含めた30個以上ものタトゥーが刻まれているという。『ベッカムのタトゥー画像集』 なぜ、こんなにたくさんのタトゥーを入れるのだろうか。彼はタトゥーをアートだと思っているそうで、ボディ・アートに酔いしれているのかもしれない。だが意外にも、そのベッカムでさえ、子ども達にはタトゥーを禁止しているという。おもしろいネ。
日本では、まだタトゥーは市民権を得ているとはいえない。公衆浴場、温泉、祭りなど、裸になるところでは完全に「入場お断り」である。つい先ごろ、温泉で民族伝統のタトゥーを入れた外国人の入浴を拒否して問題になったことがあった。日本ではタトゥーを入れた人をCMに起用するなど到底ありえない。これがお国柄の違いということだろう。
外国ではタトゥーへの偏見はないらしく、スポーツ選手や映画スターなど公の場でも堂々と見せている。日本でもタトゥーを入れている歌手や芸能人もいるらしいが、おっぴらに見せることはない。やはり日本ではタトゥー(刺青)のイメージは、まっとうな人間が入れるものではないという偏見が強いからであろう。だが、日本のタトゥー(刺青)文化は江戸時代中期に確立されたといわれており、浮世絵職人が色付けした美しい刺青をいなせな若い衆は競って入れたという。
若く張り切った肉体に入れるタトゥーは美しいだろう。だが、老いさらばえた体にシワの寄ったタトゥーは見苦しいと思うのだが、ベッカムはそうなったときの自分の姿を想像したことがあるだろうか。大きなお世話だけどネ。
<老いさらばえた体にシワの寄ったタトゥーは見苦しいと思うのだが>
しわくちゃで、絵にも見えず、どこかで転んだアザか?と
しか思えず意気消沈で~す。
一時、若い女性がファッション的感覚でタトゥーを入れていた時代もありますが、やはり真っ当な人はやりませんよね。あれを消す手術は大変らしいですよ。
昨今は喫煙者が肩身の狭い思いをしているようですが、常識的な人が多くてよかったです。