ゴキブリは猛暑に強い、弱い？・・・

　「立秋」の言葉を聞けば少しは涼しく感じるかな…なんてとんでもない。相変わらずの猛暑続きで、人間さまは勿論、動物や植物などは息も絶え絶えの状態だ。朝６時ごろになると前の山からにぎやかな蝉しぐれが聞こえてくるが、元気なのは蝉だけかしら？
　どうでもいいことだがババは暇なので、ゴキブリは猛暑に強いのか弱いのか、ネットで検索してみた。一般的なゴキブリは１８℃～３２℃位が適温とか。２５℃を超えると繁殖活動が活発になるが、３０℃を超えると動きが鈍くなり始め、３５℃以上で高温障害が見られ、４０℃で致死状態になるという。３億５千万年も生き続けてきたゴキブリでも、人間同様に猛暑には弱いらしい。
　私はゴキブリが大っ嫌い。怖い、気味が悪い、見るだけで鳥肌が立ってくる。５年前、引っ越して初めての梅雨時の昼間、ゴキブリを１匹見かけた。あわててキンチョールをしっかり吹き付けたら動かなくなった。が、それからが大変、新聞紙でつまんでゴミ箱へ、たったそれだけのことなのに怖くてできない。若い娘さんが怖がるのは可愛らしいけど、７０過ぎたババではこっけいなだけだろうネ。でも、本当に鳥肌が立つほど怖いのだ。こんなとき「男はいらないけど、男手がほしい！」って切に思う。 

　我が家ではゴキブリを見かけなくなって久しいが、毎年５月半ばになると必ずゴキブリ駆除剤を買って、昨年置いた古いのと交換する。昔はゴキブリ団子を自分で作っていた。小麦粉に、玉ねぎをすりおろしたものと牛乳、砂糖をまぜて耳たぶくらいの柔らかさに練る。それを小さな団子に丸めてアルミ箔にのせ、ゴキブリが出そうなところに置いておく。これが意外と効果があり、年に１回で大丈夫だった。
　しかし、だんだんと横着になり、最近は市販のゴキブリ駆除剤を買ってくる。オカモト株式会社の「インピレス ホウ酸ダンゴ 24P」である。これを使い出してからゴキブリの姿を見なくなった。夜間に活動したような形跡もないのでこの駆除剤が効いているように思う。が、本当のところは分からない。 

　ゴキブリは一度住みつくとなかなか引っ越してくれない。「１匹見たら３０匹は居ると思え」といわれているが、想像するだけでゾッとする。ゴキブリが住みつかないようにするには、次のことに注意！
１. エサとなるものを置かない
　ゴキブリは夜行性なので、夜間に食べ物を放置しないこと。三角コーナーの生ゴミ、ペット用のフードや水も、夜間は片付けよう
２. 侵入口となる隙間をつくらない
　排水管と壁の間の隙間は埋め、新聞受けには郵便物をためないように。ゴキブリが通りやすい場所には対策スプレーをしておくのもよい
３. 家の中に居場所をつくらないこと
　ゴキブリは暗くて狭くて暖かいところが大好きなので、キッチンシンクの下、押入れ、物置などに長い間、放置されているダンボールなどがないかチェックしよう。
　そして、ゴキブリの好きなものは排除すること。
１. 玉ねぎ・じゃがいも
　玉ねぎとじゃがいもの臭いはゴキブリの大好物。キッチンに置きっぱなしにしない。
２. 髪の毛
　ゴキブリは人間の髪の毛が大好き。風呂場の排水溝に髪の毛がたくさん放置されたままだと、ゴキブリの恰好の潜伏先になりかねないので清潔にしておこう。
３：ビールの空き缶
　ゴキブリはビールの匂いが好きなので、ビールを飲んだ後の空き缶は放ったらかしにせず、中身を水で軽く注いですぐに捨てよう。また、チューハイやジュースなどの甘い臭いもゴキブリが好きなので要注意。
４：食べた後の皿
　これは基本中の基本で、食べ物や食べた後の食器をそのまま放置するのはダメ。キッチンの流しでも置きっぱなしにしていれば、そこから臭いが発生してゴキブリが寄り付きやすい環境になるので要注意。　

　だが、ゴキブリを一度でも見かけたら絶対にどこかにいるはず…、ゴキブリとの縁を切るのはなかなか大変そうである。