つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

安倍首相、来年夏までもつかしら?・・・

2015-08-12 | どう思いますか

NHKが7~9日に行った世論調査によると、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より4ポイント下がって37%、「支持しない」と答えた人は、3ポイント上がって46%だったという。当のご本人は10日夜、山梨県鳴沢村の別荘に到着し、夏休みに入ったそうだが、いつものようにゴルフ三昧でのんびり、とはいかないのでは…?
 
安保関連法案は世論の厳しい批判に晒されている。参院審議は、礒崎首相補佐官の「法的安定性は関係ない」との発言で紛糾。また、昨日は共産党が防衛省の内部資料を暴露し、参院特別委員会が空転。野党は法案撤回を要求するなど、ますます対決姿勢を強めている。11日には九州電力川内原発1号機が再稼働した。そして、戦後70年談話、新国立競技場の見直し問題、TPP交渉など、支持率低下要因がいくつも控えており、安倍首相の暑い夏は当分続きそうだ。

 一般に、最近の政治家は昔の政治家に比べると器が小さいといわれる。それは総理大臣の半分、国会議員の4分の1という世襲率にあるのではないだろうか。一般に「初代が興し、2代目で傾き、3代目が潰す」といわれるように、段々と人間が小粒になっていくのが世の常である。政治家とて同じ、戦前戦後の大物政治家の2代、3代目の世襲議員で、初代を超えたといえる政治家がいただろうか。
 戦後の政治家の中で、良くも悪くも大物振りを発揮したのは第64代総理大臣・田中角栄氏だろう。「金権政治の権化」と呼ばれたが、妙に魅力のある政治家だった。あの頃はあまり政治に興味がなかった私でも、不思議と彼には人間的魅力を感じたものである。が、戦後最大の疑獄事件と呼ばれた「ロッキード事件」で逮捕され、政治生命は絶たれてしまった。その田中角栄氏についておもしろい記事があった。
 
稀代の政治家 田中角栄(1)】・【稀代の政治家 田中角栄(2)】・稀代の政治家 田中角栄(3)】である。
 良しにしろ悪しきにしろ、
田中角栄氏の大物振りが描かれていて、興味深く読んだ。これほどまでに頭が切れて、器の大きな政治家はもう二度と出て こないだろう。

 昨今の総理大臣はなぜ短命なのかしら? 暇ついでに、わが国の内閣総理大臣一覧表を検索してみたら、戦後、日本国憲法下の昭和22年から昭和62年までの42年間で誕生した総理大臣は15人、みんな錚々たる人物である。そして、平成元年から今日までの27年間に誕生した総理大臣は16人。昭和の42年間と平成の27年間で誕生した総理大臣の数がほぼ同じというのは興味深い。
 
平成の総理大臣の在任期間は、小泉元総理が2001年4月から2006年9月までの約6年半(通算1980日)と一番長く、それ以降はいずれも1年前後で終わっている。2012年12月に誕生した第2次安倍内閣は、小泉内閣に継ぐ長期政権の様相を見せていたが、ここにきて政権にとって重い課題が山積しており、安倍首相にとって、これからが正念場となろう。
 9月の党総裁選での安倍首相(党総裁)の無投票再選がほぼ決まりのように言われているが、これ以上の支持率低下は避けなければ…。ジャーナリストの歳川隆雄氏は『反安倍政治を訴え70票獲得? あの有力政治家が総裁選出馬へ』の記事中に、「安倍首相は来年夏までもたないかもしれない」と書いているが、はてさてどうなりますやら…。 

 

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