光陰矢の如し・・・

　はや９月も終わり、今年も残り３か月となった。「光陰矢の如し」というけれど１年の早いこと、「老い先短い」ことを実感するね。
　９月は残暑が厳しいと気象庁は予想していたが、残暑どころか朝夕の冷え込みは、すっかり深秋の様相だ。と思ったら、このところまた夏に逆戻りで、体感温度は狂いっぱなし。先日までは早朝ウオーキングに出ると、思わずブルッと身震いするくらい肌寒かったのに、最近は歩いていると体が汗ばんできた。
　道の辺に、珍しい白色の彼岸花が咲いていた。燃えるような赤もきれいだが、清楚な感じの白い花が好き。昔、鹿児島へ旅したとき、黄色と白色の彼岸花の球根を買って帰り、鉢に植えた。３年くらいは見事な花が咲いたが、あとは青々とした葉は出るが、もう花は咲かなかった。
　何という野草だろうか、ふわふわした綿帽子がかわいい。が、翌日見たら昨夜の雨風に吹かれたのか、跡形もなくなっていた。
　もう金木犀が咲いている。ちなみに、金木犀の花言葉は『謙虚』『謙遜』『気高い人』『真実』『陶酔』『初恋』だとか。花言葉に似合わず香りは強烈だけど…ネ。 

　マンションの大規模修繕工事が始まって１か月。もう建物の半分以上に足場が組まれ、黒のネットで覆われているので昼間でも薄暗い。海側の工事は足場が組めないのでゴンドラを使用すると聞いていたが、いつの間にかゴンドラが上下左右に動いているのにはびっくり。やはりネットが張ってあるが表側のネットとは違って厚くないので、表側より多少は明るい。だが、日中は職人さんが行き来するのでガラス戸を閉めてカーテンも閉めっぱなし。天気のいい日ならまだいいが、曇りの日は電灯を点けなければならないのでうっとうしくてたまらない。これが来年末ごろまで続くのかと思うとうんざり。でも、きれいになるのだから我慢、我慢！
　バルコニー間仕切り板が全部取り外されて、向こうまで見通せる。防犯のためガラス戸に補助錠を取り付けるようにと、必要な数の補助錠を貸し出してくれた。が、いちいち面倒なので使っていない。外から足場を伝って入ってくる輩がいれば物騒だが、住人間ではそんな心配はあるまい。

　理事長に就任して３か月。住人からのクレームや要望がいろいろあり、その処理のために管理会社や工事会社の責任者と会うことも少なくない。また、工事委員会と理事会が月に１度開かれるのだが、理事長が欠席するわけにはいかないので何かと気ぜわしい。工事が終わるのは来年１月末、理事長の任期は２年だから、まだまだ先は長い。でも、「老い先短い」のだけどネ。