啓蟄は過ぎたけど・・・

　近く家の庭には紅白の椿がある。白椿はもう散ってしまったようで、紅椿が大きな花をつけていた。やがて花が散ったら実が成るが、いつもそのままだ。

　５日は啓蟄。私もコタツから這い出て「ばあ散歩」を再開する、つもりだった。だが出ようかと思うだけで「もう寒いのはイヤ！」と身体がストライキを起こす。すっかり寒さに弱い人間になってしまったようだ。
　寒いと外出がますます億劫になる。当市にはマイナカード所有者には無料のデマンドタクシーがある。運行範囲は近隣町内を何か所かに区切って〇〇地区と名付け、地区内であれば無料で利用できる。ただしあらかじめ予約が必要で、いつでも利用できるわけではない。
　私が利用するのは病院と役場、美容院の帰りにスーパーへ寄ることもある。だがそれも２、３カ月に１回くらいで、ショッピングで遠方へ行きたいときは「お助け隊」が連れていってくれる。
　病院は３か月ごとで３月・６月・９月・12月の第一木曜日と決めている。美容院は２カ月半か３カ月に１回、帰りに近くのスーパーへ寄ったり、役場へ行ったり、なるべく用事は一度に済ませる。
　７日に病院へ行った。いいお天気だったが風が冷たい。内科では聴診器をあて、血圧を測るだけ、生活習慣病の高血圧・高コレステロールを下げる薬と喘息の吸入薬を出してもらう。
　整形外科では「変わりありませんか」「おかげさまで…」といつも通り、骨粗鬆症の薬と湿布薬、鎮痛剤を出してもらう。担当医は優しい人で、何を聞いても丁寧に説明してくれる。もうこの年になると医師の腕前よりも人柄が、薬よりも効果がある治療法となるのである。
　以前は半年ごとに血液検査と骨粗鬆症検査をしていたが、大した変化はあるまいと１年でいいと断った。現在、命に係わるような病気はない。たとえ異常があってもこれ以上薬が増えては困る。今の状態なら、力仕事以外は一人でやれるから大丈夫。できれば死ぬまで介護保険は使いたくない。だがいつかは誰かの助けを必要とするようになるだろう。が、ジタバタせずにその日を待とう。ケ・セラセラ！

　先日韓国ドラマで、交通事故で下半身麻痺となった青年の車いす生活を観て、とても参考になった。車いすは外出用と自宅用に使い分けていて、外出用は高性能の電動車いす、 自宅用はコンパクトな手動車いすで、台所仕事や洗濯、掃除などの家事もちゃんとやっている。私もいつか車いす生活になったら、自宅用は写真のような車いすを買いたいなあと思う。
　部屋掃除はコードレス掃除機を片手で軽々と、ソファの下もきちんと掃除している。今私が使っているコードレス掃除機は1.２キロという超軽量。これなら車いす生活になっても使える。自分でできることは自分でやりたいから、その時のために足の筋肉はもちろんだが、車いすが扱えるように腕の筋肉を鍛えておかねばなあ。がんばるぞ～！