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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

野田総理は毅然とした態度を・・・ 

2012-04-23 | どう思いますか

 こう言っては不謹慎だが、毎度おなじみの国会の茶番劇、ただ見ている分にはバカバカしくもあるが、おもしろい。だが、底の見えすいた下手な芝居を見せ付けられる国民は、ほとほとあきれ果てているのだが全く知らん顔である。観客のいない茶番劇でもがっぽり出演料(歳費)を懐にして、厚顔無恥な政治家たちの気楽さがうらやましい。 

 20日、前田国交相、田中防衛相に対する問責決議が参院本会議で可決された。しかし、野田首相は両閣僚の更迭を拒否、辞任を求める自民党は国会での全面審議拒否戦術で対抗する構えだという。
 何かあればすぐに問責決議案を提出し、更迭しなければ審議拒否だと脅かす野党も汚い。かつて、自民党は政権の座にあった時、「審議拒否は国会議員の職場放棄」と野党を批判していたそうである。が、ひとたび野に下れば、まるで健忘症にでもかかったかのように口を拭って同じことをやり返す。これは野党だけに限ったことではないが、「言った事を守る」のが政治家だろうに、ころころと言を翻す節操のなさにはあきれる。まあ、政治家に節操を求める方が無理というものだろうが…。
 
また、与党も与党である。可決される度に閣僚の首を切っていては首相の任命責任が問われかねないし、審議拒否が正当化されるのも困る。しかし、問責されている閣僚にはそれなりの非があるのは確かだし、そういう閣僚をかばって何のメリットがあろうか。    
 特に、田中防衛相に関しては国民の目から見ても不適任、というより頼りなく思えるのである。「もしも、……」と言おうとして「もしもし」、お笑い芸人でもこのギャグは笑えない。小泉元首相や橋下大阪市長のように、少々、大法螺を吹いても力強くものをいえば頼もしく見えるものなのである。      
 
前田国交相は記者会見で、「多忙で、依頼書を読まずに署名した」「思いもよらない形で(署名が)使われ、唖然としている」と言った。だが、唖然としているのは聞いている我々の方である。  
 何枚もある書面ならともかく、たった1枚の書面にまったく目を通さずにサインするなんて有り得ない。それに、
前田氏に文書への署名を頼んだ民主党の山田衆院議員は市長選告示前の3月27日、「建設業、観光関係の地元の有力者に出す文章と説明した」と言っているが、それが本当なら前田氏はウソをついていることになる。国交相という重責にある者が、内容を確認せずにサインするという軽率さ、無責任さは、政治家としての資質を問われても仕方あるまい。      
 
結局、市長選では前田氏が支援を求めた形となった無所属新人は落選したそうだが、この候補者もいい迷惑だったろう。また、文書作成にかかわった政務秘書官が16日付で辞職、これで一件落着としたいようだが、鳩山氏や小沢氏同様に、すべてを秘書の責任にして自分は逃れようとする、その卑劣なやり方が腹立たしい。
 
野田首相は、なぜ即決できないのか? 国会を正常化するためには、2人の閣僚をさっさと更迭すべきだというのが大概の意見のようである。また、消費増税案に反対し辞表を提出した30人近い小沢系議員の処遇もそのままだ。このように、何もかも宙ぶらりんのままで、政治生命をかける大仕事ができるとは思えない。
 
「ここ数年で最も賢明なリーダー」と、米紙が野田首相を評価したそうだ。ならばもっと毅然とした態度を示さねばなるまい。26日には小沢氏の判決が出る。おそらく無罪判決の可能性が高いといわれているが、小沢氏が復権すれば野田総理の首を狙ってくるに違いない。もうこれ以上のゴタゴタは勘弁願いたいネ。    

 22日の『そこまで言って委員会』で、「民主党の中で、今一番切り離さないといけない人は?」という質問には、小沢一郎・鳩山由紀夫両氏の名をあげた人が多かった。が、こういう世論の意見も当のご本人達には「蛙の面に小便」で、小沢氏は代表選に、鳩山氏は次期衆院選出馬に、それぞれ意欲を燃やしているという。

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