安倍総理が辞任を表明・・・

　今朝の新聞の一面は「安倍総理が退陣表明」との大見出し、関連記事も合わせて大々的に掲載している。やっぱりなあ！
　安倍総理を擁護するわけではないが、長い政権運営は順風満帆なときばかりではなかったろう。上手くいって当たり前、悪ければ叩かれるのは世の常である。政治に疎いババにはよく分からないが、8年近くにわたる安倍政権に対する評価は「功罪相半ばしている」ではないかと思う。
　とにもかくにも安倍政権が高い支持率を維持してきたのは「頼りない野党」と「他に誰もいなかった」ことだろう。果たして次の総理はだれか？　「ハイ、この人！」と言えるような人がいないのが残念である。

　今日のネット記事より。元自衛隊医官・危機管理専門血液内科医の中村幸嗣氏のブログである。（一部抜粋）
　安倍総理が辞任されました。潰瘍性大腸炎の悪化とのこと。とても残念です。お疲れ様でした。―中略―
　あの第１次の辞任の後、しっかり復活しカムバックしたことに、この人の日本に対する熱き思いを感じながら応援させていただいていました。もちろん医療政策やその他の施策において反対することはたくさんありましたが、国のあり方、外交問題においてはやはりこの方しかなかったのではと思っています。
　いろいろ言われてきました。でも日本という国を代表して総理という職を全うしたことは、世界がどう評価しているかをみればいいですし、そして歴史が証明してくれるでしょう。そして病から失敗してもカムバックできる、難病を患っても第一線で働くことができることを証明してくれたことは否定できない事実です。―中略―
　質問者（20名の社名・氏名は省略）の中で、今回の会見で「お疲れ様でした」という言葉をかけたのはわずか１−２名。橋下さんや成毛さんも怒っています。
　この国のメディアに礼儀という言葉は無くなったのでしょうか。そして一人の開業医の言葉で医療従事者全体を代表するかのようなこの記事も、本当にメディアの劣化を感じます。そこまで医療人馬鹿じゃないぞ！
　そしてこんな記事もあります。
＞「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」
　病気は自分が正しい行動をすればコントロールできると思っている人。このような人が医療ミスだとか、病気は自業自得だとか、弱者の立場に寄り添えない人なんでしょう。まあ反対することに野党の意義があると堂々という方ですからどうでもいいんですけど。
　最後に安倍総理あと少し頑張ってしっかりと引継ぎしてください。本当にお疲れ様でした。

　私も記者会見を見ていて、同じことを思った。どこの新聞社かは聞き漏らしたが1名を除いて、だれも「お疲れ様でした」とは発しなかった。大手メディアの記者たちには、去り行く人の長年の労をねぎらう気持ちもないのか、一国の総理よりも記者の方がエライのか。みな大学で高度な教育を受けた優秀な者だろうに、人としての礼儀を忘れるようでは社会人としての品格を問われよう。第一線で活躍する記者がこれだから、まともな質問もできないバカな記者が多いのもうなずける。驚きより深い失望を感じた。
　何はともあれ、病を抱えながら長い間、国民のために頑張ってくれて、お疲れ様でした。
　
　追記　記事の張本人、立憲民主党の石垣のりこ参院議員のツイッターに批判が殺到。福山幹事長に叱られて謝罪したという。こんなバカでも政治家が務まるんだから、あきれるわ！