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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

年金噺・・・

2006-01-07 | Weblog
 薄陽の中で雪が舞う。見る分には風流だが、北陸地方の今年の雪の量は半端ではなく、4メートル近く降り積もった雪の壁は大自然の驚異を感じる。

 今朝の新聞で、政府は解体される社会保険庁の年金業務を引き継ぐ新機関の名称を「ねんきん事業機構」とすることに決めたという。同機構の地方組織の名称は「地方年金局」「年金事務所」となるが、年金事務所については関連法案が成立した後に、「ハローワーク」のような愛称を公募するとか。
 この新機関の名称は昨年「年金事業局」とする方針がいったん固まっていたが、小泉首相の一声で再考され、この新名称については首相も了承した。この「ねんきん事業機構」は、2008年10月に発足する。
 社保庁の色々な不祥事に、国民が不満の声を上げたことが解体につながったのは確かで、社保庁の解体は大賛成、新機構の発足も結構だが、名のみで実の伴わない改革は困る。これからも国民の眼できびしく監視する必要がある。

 先日の新聞記事の抜粋だが、柳家さん八という落語家が年金制度の解説や矛盾点を巧みに織り込みながら、軽妙な語り口で年金噺を披露しているとか。
 東京都内の寄席では、大半がお年寄りであるが立ち見も出るほどの盛況振りだそうだ。「何事もほどほどが大切。長生きも程度が過ぎると、若い人たちの分の年金が足りなくなるから、皆さん、出処進退は身奇麗にお願いしますよ」、そして締めの「年金万歳!」のひと言で寄席はどっと沸いたという。
 紙面には、年金制度が抱える課題について語った内容が一面分を占めていたが、分かりやすくて面白かった。長くなるので詳細をお知らせすることは出来ないが、官僚や学者らの難しい説明より、こういった年金制度の噺だと、多分誰でもが理解しやすいのではないだろうか。一度本物の落語が聞いてみたいものだ。
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