20日、4時過ぎに起きてカーテンを開けるときれいな三日月が見えた。ベランダに出てみると月のまわりにはたくさんの星がキラキラ輝いている。最近はお天気が悪く、月や星が見られるのは珍しい。早速デジカメを持ち出した。
そして、しらじらと夜が明けて、だんだんと明るくなってきた。
5時10分、朝焼けが美しい。そろそろ太陽がお出ましの時間だ。今日はいいお天気になりそうでよかった。
そう思いながら新聞を読んでいた同時刻、隣の広島市では大変な事が起こっていたのである。
そして、その日の夕方の光景である。なんと美しい夕景だろうか。
天の神、地の神がおわすならば、何ゆえこのような残酷なことをなさるのか、問うてみたい。
その後NHKニュースをみて、その被害の大きさにビックリ。何百キロも離れた遠い地ならば天候の違いなど少しも不思議ではない。が、当地からは車で2時間ちょっとあれば行ける隣県でこれほどの差があろうとは、自然のなせることとはいえあまりにも無情である。
23日正午のニュースでは、死者42名、行方不明は43名と発表された。倒壊した家屋や倒れた電柱、大きな岩石や流木に道路がふさがれ現場に近付けず、救出作業や復旧作業は難航しているという。昼夜を問わず、懸命の救出作業を続けている人達の姿には、ただただ頭が下がるばかりである。
犠牲者の中には、新妻の出産を楽しみにしていた若い新婚夫婦がいた。また、父親に代わり3歳の子供を抱き避難誘導を始めたが、子供もろとも土石流に巻き込まれ死亡した消防団員もいた。そして、母親の目前で生き埋めになり亡くなった11歳と2歳の兄弟。可愛い盛りの2人の子供を亡くした親御さんの悲しみは想像を絶するものだろう。その葬儀の様子が、昨夕のNHKニュースで放送されたが、泣きながら見送る同級生の子供達の姿に胸がつまり、涙なくしては見られなかった。
安佐北区三入に設置したアメダスは、19日11時から20日6時までの総雨量が243ミリをしるし、1976年の統計以来、観測史上1位の降雨量を記録したという。また、安佐北区上原に設置した県の雨量計は、午前3時までの1時間に92ミリ、午前4時までの1時間には115ミリの猛烈な雨を観測したという。
気象は一瞬も止まることなく刻々と変化するものであるが、気象庁は今回のような急激な雨量の変化は予測できなかったのだろうか。テレビで専門家が言っていた。「もう気象予報だけに頼るのは危険、避難するかどうかは自己責任で判断するしかない」と。自然災害による住宅や財産の喪失は、すべて自己責任。多少の支援金はあっても、生活基盤を再建することなどできようはずはない。被災者にマイクを向けたリポーターに、「天を恨む」とポツリと言った男性の一言が胸に響いて忘れられない。
災害はひどすぎますね。
安佐北区三入に知人の家(空家)があり
心配しましたが、家だけなら・・とおもって
しまいます。国民一人¥1000づつカンパすれば
なんとかなるかなぁ とあれこれ考えています。
被災者に心を寄せて何か形で応援しようではありませんか
岡山の非営利活動法人アムダ即救援部隊派遣
sirousagiも微力ですが寄付しました。
毎年いわれる異常気象もだんだんと通常になりつつあり、それも甚大な被害を伴うものに変わってきているような気がします。
天災ばかりは如何ともしがたく、やり場のない怒りが溜まる一方でしょうね。
気持ちだけと思ってもわずかな金額に銀行に行くのも憚られ、募金箱の設置を望みます。
「夕立は馬の背を分ける」といわれますが、ほんの少しの距離の違いで雨の量がずいぶん違いますね。
中国地方では豪雨の被害はだいたいいつも同じ地形の山間部が多いようです。
宇宙の研究も必要かもしれませんが、国民の命にかかわる自然災害の研究にもっと力を入れて欲しいものです。
テレ朝の「ドラえもん募金」で電話をかけるのが一番簡単で、これなら10回でも掛けたいです。