津山文化センター施設見学会・対談会
対談:作州の文化中心としての施設「津山文化センター」
白石 齋氏(しらいし ひとし)
陶芸家 津山文化センターの壁画の作者
笠 光生氏(りゅう みつお)
ラジオパーソナリティ 大工
津山文化センターの開館51年を迎え、平成30年から2年間をかけて改修工事を行う。
京都国際会館コンペ作品を縮小して、津山文化センターとして建築したものです。
知らなかった!
対談の中では、白石先生より「縁」をキーワードとした内容の、津山文化センターへの思いをお聞きしました。
会場の雰囲気
今日の対談では、特に竣工(1965年)までの、経緯についてのお話しが印象に残りました。
昭和30年 美作1市5郡の婦人会が婦人会会館建設の声を上げる
昭和31年 文化団体が主軸となり、文化会館建設の機運が高まる。
昭和31年9月 建設寄付金の募集が始まる。一口10円
相和32年5月 建設期成会が結成
昭和32年5月 津山市に要望書を提出
当初設計が住民の声により変更となる。
京都国際会館コンペ作品が決定する。
昭和39年11月 津山文化センター着工
180本と斗栱(ときょう)が特徴です。
3階から望む鶴山城の石垣
次の予定があり、施設見学には参加できませんでしたが、機会を設けていただき建物内の特徴を見学したいと思います。
特に、大ホール天井上部のトラス構造が見たいですね。
このような、見学会を開催すると、市外から多くの方に訪れていただけると思っています。
建物自体が芸術品です。
津山文化センター
●所在地/岡山県津山市山下68番地
●竣工/昭和40年12月25日
●建築面積/2,832平方メートル
●床面積/4,677平方メートル
●規模/地下1階地上3階 別棟1階
●構造/鉄筋コンクリート造り、
一部鉄筋コンクリート造り及び鉄骨造り
津山文化センターは昭和41年(1966年)1月11日に開館しました。
現代モダニズム建築の草分けである、川島甲士の設計です。
外観の特徴として、寺社建築の様式の一つ「斗栱」を抽象化し、3層を支えています。