令和7年3月14日
大船渡山林火災、自衛隊の災害派遣終了 空中から放水計1296回
発生から鎮圧まで12日に及んだ岩手県大船渡市の山林火災で、防衛省は14日、自衛隊の災害派遣活動を終了したと発表した。
地元消防で対応可能になったとして、岩手県から撤収要請が入ったという。
自衛隊は火災発生当日の2月26日、県知事の要請を受けて出動。大型ヘリコプターCH47を最大時に8機投入した。
ヘリによる空中からの放水は計1296回を数え、水量は約6480トンに上った。
1日当たりの最大は3月3日の389回、1945トンだった。
山林火災では大船渡市の面積の9%に当たる約2900ヘクタールが焼失。
平成以降に国内で起きた林野火災では最大規模となった。
令和7年3月9日
山林火災、鎮圧を宣言 発生12日目、全域で避難解除へ
建物被害210棟・岩手県大船渡市
2月26日に発生した山林火災について、延焼の恐れがなくなったとして鎮圧を宣言した。
市は9日、新たに同市赤崎町4地区の361世帯882人に対する避難指示を解除。
残る979世帯2424人への避難指示も、10日正午までに全て解除する見通し。
市によると、火災による建物被害は210棟に上った。住宅被害は102棟で、うち76棟が全壊という。
これまで建物被害は78棟としていたが、現地調査が進み、大幅に増えた。
火災は2月26日午後1時ごろ、同市赤崎町で発生。
焼失面積は市全体の約9%に当たる約2900ヘクタールまで拡大した。
火災では同市三陸町綾里の柴田吉郎さん(90)が亡くなった。
渕上清市長は9日の記者会見で、鎮圧と判断した理由について「延焼拡大の危険がない」と説明。
今後、再燃の恐れがない「鎮火」に当たるかどうか判断するため、消防隊らが引き続き消火活動と警戒巡視を行う。
令和7年3月8日
岩手県大船渡市は、3月8日午後1時に山林火災により避難指示が出ていた三陸町越喜来の3つの地域の避難指示を解除した。
避難指示が解除された地域は、甫嶺東・甫嶺西・上甫嶺地域のあわせて333人。
2月26日に発生した今回の山林火災では、
綾里地区全域、合足地域、赤崎町の大立・永浜・清水・蛸ノ浦・長崎・外口・宿・後ノ入・森っこ・大洞・生形・山口地域、
三陸町越喜来の甫嶺東・甫嶺西・上甫嶺地域のあわせて1896世帯・4596人に避難指示が出されていた。
これまでに約2900ヘクタールの焼失が確認されているが、火の勢いは弱まり新たな延焼は確認されていない。
また、男性1人の死亡が確認されている。
令和7年3月3日
岩手・大船渡の山林火災
建物に延焼、見守る住民「歯がゆい」
岩手県大船渡市の大規模山林火災は3日、焼失面積が約2100ヘクタールに拡大した。
県が発表した。
2日から300ヘクタール拡大した。
火災現場から海を挟んで数キロ離れた大船渡市末崎町の赤土倉漁港からは、
白い煙がもうもうと立ち込める中、時折黒い煙も上がって建物に延焼する様子がうかがえ、
住民らが心配そうに見守っていた。
堤防の上で双眼鏡をのぞいていた男性会社員(58)の自宅は、
現場に近い長崎地区にある。火が自宅に迫っているという情報があり、明け方に漁港に来たという。
「私の自宅はまだ大丈夫。だが隣の外口地区は早朝に炎に包まれ、
知人の自宅も燃えてしまったようだ」と嘆く。
「消火活動には敬意を表するが、火事の規模に追いついていないのが歯がゆい。
雨を待つしかないのか」と話していた。
大船渡市の2日夕の記者会見などによると、火勢は弱まっておらず、
鎮圧のめどは立っていない。
同市三陸町綾里の小石浜地区付近から同町越喜来(おきらい)の甫嶺地区に向かって北側に延焼している。