くるま走ってたの!

小田急線を中心とした鉄道写真と電車に関する色々な話題、カメラの話、などなど、ゆるーく書き散らしています。

「本日大公開!」の駿豆線3000系の床下機器をご紹介

2017-11-30 18:00:00 | 撮り鉄の話
本日も、「いずはこね ふれあいフェスタ 2017」の会場から。
検査中の3000系、その床下機器を写真でご紹介。

電車の床下にたくさん並んだ小箱たち。
普段は綺麗にフタが閉じられていますが、ひとたびフタを開けてみれば、そこにはとんでもなく中身の詰まった濃い世界が広がっているのです。
電車工場に入った側から順に参ります。
あらかじめお断りしておきますが、貼り付けられていた説明をそのまま引用していますので、私は詳しいことは全く分かりません(笑)。

「主開閉器」

…モーターを動かす回路と、その他の機器を動かす回路のスイッチです。
でかいスイッチだ!

「主接地」

…モーターを動かす回路の一番最後にあるスイッチです。

「定電圧継電器」
「予備励磁接触器」
「断流器」←取り外されていたみたいです。

定電圧継電器…架線の電圧を検知する機器です。
予備励磁接触器…電気制動の動作を補助する機器です。
断流器…モーターに電気を入り切りスイッチで、運転士のハンドル操作で動作します。

この先は色々な機械がまとまって配置されています。


「主電動機開放器」
「逆転器」←取り外されていたみたいです。

主電動機解放器…車両1両ごとモーターに送る電気を切るスイッチです。
逆転器…電車の進行方向を変える機械です。三島行きが前進、修善寺行きが後退です。
なるほど、三島が前なんですね!

「制動転換器」←これも取り外されていたみたいです。

…運転士のハンドル操作で力行と電気制動を切り替える機械です。

「主カム」

…電車の速度を制御する機械です。1つ1つ順番に着いたり離れたりします。

「制御カム」

…主カムと一緒に動き、色々な機器にその時必要な指令を送る機械です。
↓実物。


電車が走っている時にしばしば「カコン」と大きな音を耳にしますが、発生源はここなのか。
想像していたよりも、回転したり切り替わったりと物理的に「動く」部分が多いのに驚きました。
「電気回路だから可動部分なんて少ないだろう」と思い込んでいたものですから。

「低圧補助接地」

…各機器のマイナスを集めたスイッチです。測定等に使用します。
↓実物。


あと、主カムの近辺の機械ですがどの部分なのか分からない写真を2枚。
説明書きの写真と比べると取り外されている部品もありますので、どこなのか掴みきれないのですが...

制動転換器の辺りでしょうか?
太いセミリジッドケーブルが渋いなぁ…私は仕事で弱電系の電子機器を扱っているのですが、これよりもはるかに細いものしか見かけません(笑)。


ここも制御カムに含まれる部分なのかな?
たくさんあるケーブル、いかついコネクタが目を引きます。


…うーむ、想像以上に複雑でさっぱり分かんない!(笑)

とはいえこれらの機器類は、高電流が流れる機械である上に安全に直結する部分なんですよね。
メンテナンスがいかに大切であるかはビリビリと(?)感じました。
作業者の皆さんに、感謝!

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