アンナの赤いオーバー
ハリエット・ジイーフェルト 文
アニタ・ローベル 絵
評論社
「 戦争が終わったら 新しいオーバーを買ってあげようね。」
アンナの古いオーバーは擦り切れているうえに小さくなって
しまっていたから去年の冬、お母さんはそう言いました。
ところが戦争がおわると お店には物がなく
アンナの家にはお金もありませんでした。
そこでお母さんがオーバーを手にいれるためにしたことは
家にある古いものを使うことでした・・・
街を歩いていると ” Sale Sale ”の文字が目につきます。
わあ~コートも50%OFF! えっ これは 70%OFF じゃん ♪
赤いコート可愛い~
今の時代
物があふれているし、お金があれば なんでも手に入る。
だから、物を手に入れるワクワク感が少ない気もする。
「アンナの赤いオーバー」を読んで物を手に入れる過程を
考えてしまった。
セールを待っていたのだけど コートを買うのは 来年でいいかな・・・
近くに梅林がある。
まだ、ほとんど咲いていないが 早咲きの梅がちらほらと
梅の蕾には ”春の神様” が宿っているとか・・・
春を知る花、なにを思い浮かべますか? 梅 やっぱり桜?
なんだか、まだ遠い春の風景が浮かんできます。
明日は大寒。今日の東京は寒さが緩んだ1日だった。