「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 アンナの赤いオーバー 』

2009-01-19 21:25:36 | 書籍・絵本

             
                 アンナの赤いオーバー

                      ハリエット・ジイーフェルト 文
                      アニタ・ローベル             絵
                                         評論社

      「 戦争が終わったら 新しいオーバーを買ってあげようね。」
     アンナの古いオーバーは擦り切れているうえに小さくなって
           しまっていたから去年の冬、お母さんはそう言いました。

          ところが戦争がおわると お店には物がなく
          アンナの家にはお金もありませんでした。
          そこでお母さんがオーバーを手にいれるためにしたことは
          家にある古いものを使うことでした・・・

      
      街を歩いていると ” Sale Sale ”の文字が目につきます。
           わあ~コートも50%OFF! えっ これは 70%OFF じゃん  ♪
           赤いコート可愛い~
         今の時代
           物があふれているし、お金があれば なんでも手に入る。
           だから、物を手に入れるワクワク感が少ない気もする。
           「アンナの赤いオーバー」を読んで物を手に入れる過程を
           考えてしまった。
           セールを待っていたのだけど コートを買うのは 来年でいいかな・・・


           

        近くに梅林がある。
           まだ、ほとんど咲いていないが 早咲きの梅がちらほらと
           梅の蕾には ”春の神様” が宿っているとか・・・
           春を知る花、なにを思い浮かべますか? 梅 やっぱり桜?
           なんだか、まだ遠い春の風景が浮かんできます。
           明日は大寒。今日の東京は寒さが緩んだ1日だった。