おだんごスープ
角野栄子 文
市川里美 絵
偕成社
「おばあさんがつくってくれたおだんごスープがのみたいなあ」
ひとりぼっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープを
つくりました。ぐらぐらおゆに おにくのおだんごを まるめてぽとん
スープができたとき、ドアのそとで ちいさなあしおとがしました。
だれかきたようです。
「BOOK」データベースより
> おばあさんが しんだのでおじいさんは ひとりぼっちになってしまいました。
絵本の始まりが この言葉です。
おばあさんに先立たれた おじいさんの喪失感で胸がいっぱいに・・・。
ところがある日、おじいさんはおばあさんがつくっていたおだんごスープが
飲みたくなり作ってみることに。
スープを作っていた時 おばあさんが歌っていた歌を 思い出しながら
作り始めます。
「さ、できたぞ おだんごスープ」
すると ドアのそとで 足音が・・・・
最初はねずみが 翌日は もっとお客様が増えて
ぺち ぺち ぺちょ ぺちょ
ちょぺ ちょぺ
それをみて おじいさんの顔には 微笑みが戻ります。
みんなで 囲んでいる食卓の 絵が最高です。
だって、とても幸せそうなんですもの
期待した雪は降りませんでしたけど 何回も空を見上げた今日
コトコトとおだんごスープを作るのには 最適の寒い1日となりました。