誰もいない休日の午後
外は雨
キャロル・キングの 『 つづれおり 』 TAPESTRY
というアルバムを聴く
いいな いいなぁ
『つづれおり』 がリリースされたのが1971年というから
もう30年以上前のもの
イーグルス ジミ・ヘンドリックス ジム・モリソン・・・
そんな時代だ。
今、聴いていると 現在の濃い音楽が溢れる中では
このアルバムは空気のように澄んでいて心地良い
さて、タイトルは流星ワゴンだった。
音楽が<時空>へと私を誘ってしまった。
『流星ワゴン』
重松清 講談社
<著者の言葉から>
死んじゃってもいいかなあ、もう・・・・。
38歳、秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る
不思議なワゴンに拾われた。
そして・・自分と同じ歳の父親に出会った。
時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。
やり直しは、叶えられるのか・・・?
読後、「私にとって人生の岐路になった場所」って考えてしまった。
「やり直しがきかないのが人生だよ。」とも つぶやいてみる。
でも
「たった1日、タイムマーシンに乗っていいよ」 と言われたら
私は<どの1日>に行くのだろうか。
あの人のいた時間へ・・・・
重松清さんという作家
心の琴線に触れる物語を巧みに書く
「ビタミンF」 でも 「卒業 」 ・ 「その日のまえに」 でも
わかっているのに、やっぱり、読めば・・・涙
涙腺の弱いこと、嫌だね。