「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

『 木のぼり入門 』

2007-06-20 12:13:01 | 書籍・絵本


       『 たくさんのふしぎ  』 1988年10月号
                             木のぼり入門 児玉芳郎 ・福音館書店

    散歩道 メタセコイアの木がまっすぐ空に伸びていて、見上げる。

             

       

    まだ息子が幼いころ
    彼は木のぼりが好きな子どもでした。
         木にのぼりたくて 毎日うずうずしていました。

    特にメタセコイアに木がお気に入りでした。
    杉のような木肌の少しけばだった手触り
    太い枝にまたがって木をゆすった時の振動
         簡単にぽろぽろと取れてしまう葉っぱ
    その間から見える風景

    息子が木から落ちてしまわないかとハラハラしながら
      それでも、一緒に木に抱きついていたことを
         もう20年近くたった今でもリアルに思いだします。

    もう大人になってしまった息子は木にのぼりません。
         大人になると、木にのぼるには理由がいります。
         下手にのぼったら、怪しい人って通報されそうだし・・・

    大人って不自由なんですね。