『おとなのワケあり恋愛講座(原題HOW TO MAKE LOVE LIKE AN ENGLISHMAM)』(2014年/トム・ヴォーン監督/アメリカ・イギリス)を見た。
物語は、「リチャード・ヘイグ教授(ピアース・ブロスナン)は、ケンブリッジ大学で"ロマン主義と文学理論"と題した講義をしているが、ロマン主義に理論など無いというのが実際の主張だ。プレイボーイのリチャードは、自分の講義を受講していた学生ケイト(ジェシカ・アルバ)と半年間付き合い、彼女は妊娠。卒業後の良い就職先が見つかったという彼女と一緒にアメリカに引っ越すことにしたのだが・・・」という内容。
ケイトの父親と会うはずだった日、ウェイティングバーのカウンターで魅力的な女性と出会い、さっそく口説こうとするリチャードだったが、なんと彼女はケイトの姉オリビア(サルマ・ハエック)だった。
しかし、この2人は父親が重婚をしていたことから母親が違う姉妹。
未来の三角関係を想像させてしまう、どうにもありきたりで分かりやすい展開だったが、そこは邦題でも織り込み済みのようなものだから、まぁ仕方がない。
ケイトのことを「素敵な娘だよ。利口で美しくて野心的で」と言うリチャードに、「今までで一番重要な忠告をしてやる。アメリカの女は最初は楽しいかもしれんが、扱いづらくて身勝手で虚栄心の強い生き物だ。間違っても手を出すな」と忠告をするのは、彼の父親ゴードン(マルコム・マクダウェル)だったが、ロサンゼルスに移り住んだ数年後には、ケイトは同僚ブライアンとの不倫の挙げ句、リチャードとは離婚することになったのだから、父親のこの忠告は正しかったわけだ。
さすがに4回も結婚しただけのことはある。
(^_^;)
「バイロンこそがロマン派の代表だ。恋愛賛美ではなく我が道を貫いた。権威に負けず心の向くまま大物に歯向かう。それがロマン主義だ」と言う父親のようになりたいと願っていたリチャードだったが、彼の振る舞いはあまりにも自己中心的過ぎて、自由の国と言われるアメリカでさえ彼の居場所になり得なかったのは自業自得だろう。
「お酒で薬を飲まないように」と説明されていながら、それを無視してワインで薬を流し込み、おまけに飲酒運転というのがとても象徴的なエピソードだった。
「ちょっとバスに轢かれてきます」と言ってホームパーティーをあとにしたリチャードだったが、一度轢かれたほうがいろいろ改まってよかったかもしれない。
物語は、「リチャード・ヘイグ教授(ピアース・ブロスナン)は、ケンブリッジ大学で"ロマン主義と文学理論"と題した講義をしているが、ロマン主義に理論など無いというのが実際の主張だ。プレイボーイのリチャードは、自分の講義を受講していた学生ケイト(ジェシカ・アルバ)と半年間付き合い、彼女は妊娠。卒業後の良い就職先が見つかったという彼女と一緒にアメリカに引っ越すことにしたのだが・・・」という内容。
ケイトの父親と会うはずだった日、ウェイティングバーのカウンターで魅力的な女性と出会い、さっそく口説こうとするリチャードだったが、なんと彼女はケイトの姉オリビア(サルマ・ハエック)だった。
しかし、この2人は父親が重婚をしていたことから母親が違う姉妹。
未来の三角関係を想像させてしまう、どうにもありきたりで分かりやすい展開だったが、そこは邦題でも織り込み済みのようなものだから、まぁ仕方がない。
ケイトのことを「素敵な娘だよ。利口で美しくて野心的で」と言うリチャードに、「今までで一番重要な忠告をしてやる。アメリカの女は最初は楽しいかもしれんが、扱いづらくて身勝手で虚栄心の強い生き物だ。間違っても手を出すな」と忠告をするのは、彼の父親ゴードン(マルコム・マクダウェル)だったが、ロサンゼルスに移り住んだ数年後には、ケイトは同僚ブライアンとの不倫の挙げ句、リチャードとは離婚することになったのだから、父親のこの忠告は正しかったわけだ。
さすがに4回も結婚しただけのことはある。
(^_^;)
「バイロンこそがロマン派の代表だ。恋愛賛美ではなく我が道を貫いた。権威に負けず心の向くまま大物に歯向かう。それがロマン主義だ」と言う父親のようになりたいと願っていたリチャードだったが、彼の振る舞いはあまりにも自己中心的過ぎて、自由の国と言われるアメリカでさえ彼の居場所になり得なかったのは自業自得だろう。
「お酒で薬を飲まないように」と説明されていながら、それを無視してワインで薬を流し込み、おまけに飲酒運転というのがとても象徴的なエピソードだった。
「ちょっとバスに轢かれてきます」と言ってホームパーティーをあとにしたリチャードだったが、一度轢かれたほうがいろいろ改まってよかったかもしれない。