仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ロスト・イン・トランスレーション

2018年05月28日 | ムービー
『ロスト・イン・トランスレーション(原題Lost In Translation)』(2003年/ソフィア・コッポラ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「200万ドルのギャラでサントリーのCM撮影のため来日したアメリカ人俳優ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)は、結婚して25年になる妻リディアとの生活に倦怠感を抱いていた。一方、シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)は、カメラマンの夫ジョン(ジョバンニ・リビシ)の仕事に帯同して来日したが、どこへ行くにも一人ぼっちで退屈していた。どうにも気が晴れない二人が、宿泊先のパークハイアット東京のバーで出会う。何となく気が合ったボブとシャーロットは・・・」という内容。
動画や写真の撮影中、日本人監督やカメラマンの指示が上手くボブに伝わらない。
それは両者の間に通訳が入るからでもあるのだが、元々の指示自体大したことは言ってないようにも見えたのは面白かった。
また、一人で寺に出掛けたシャーロットが、電話を掛けてきた母親に「僧侶達が歌ってた」と話していたのも、ある意味、"ロスト・イン・トランスレーション"か。
(^_^)
「なぜ日本人はRとLが苦手なの?」
「わざとさ。ふざけてるんだ」
というシャーロットとボブの会話があったが、物語全体が不思議の国ニッポンをアメリカに(世界に?)紹介している作品のようにも思えた。
この監督は、きっと日本のことが結構好きなのだろう。
実際にテレビ朝日系列で放送されていて、たまに見ていたマシュ-・G・南(藤井隆)司会の『ベストヒットTV』(2001年~2006年)にボブが出演するエピソードには笑ってしまったが、確かにあれは不思議過ぎるテレビ番組だった。
(^。^)

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