仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

パトリオット・ゲーム

2018年06月24日 | ムービー
『パトリオット・ゲーム(原題Patriot Games)』(1992年/フィリップ・ノイス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「CIA分析官を辞め、アメリカ海軍兵学校の教官となったジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は、眼科医をしている妻キャシー(アン・アーチャー)と、まだ幼稚園に通っている娘サリー(ソーラ・バーチ)との3人でロンドンに来ていた。講演の仕事を終えて、家族との待ち合わせ場所である都心の広場に着いたライアンは、テロ事件の現場に遭遇してしまう。北アイルランド担当国務長官を務めているイギリス王室のホームズ卿(ジェームズ・フォックス)がショーン・ミラー(ショーン・ビーン)らIRAの分派である過激派グループ達に襲われたのだ。ライアンはショーンから奪った銃で彼の弟を射殺するなどして、ホームズ卿一家を救ったのだが・・・」という内容。
丸腰のライアンがこのテロ事件に関わってしまったのは、持ち前の正義感からだったが、これは危険すぎる行動だった。
ケガだけで済んだのは奇跡と思っていい。
弟を初めてのテロ行為に誘ったショーンは、自分の銃から発射された弾丸でその16歳にもならない弟を死に至らしめてしまった。
裁判に証人として出廷したライアンに、被告のショーンは「無関係なのになぜ手を出した!!」と叫んだが、責めるべきはライアンではなく自分ではないのか。
完全な逆恨みだ。
アイルランドの武装組織による活動は相当に根が深いようで、政府内や警察内にもテロ活動の支援者がいるらしかった。
収監されていたショーンがあっという間に脱走してしまうのも、警察内部の協力者による情報提供が原因。
収監された犯人が脱走して事件への協力者を襲うだなんて、何とも恐ろしい物語だ。
犯罪者心理というものはよく分からないが、"逆恨み"という怒りの気持ちは、相当に強いエネルギー源になるようだ。

ナショナル・トレジャー

2009年10月15日 | ムービー
『ナショナル・トレジャー(原作National Treasure)』(2004年/ジョン・タートルトーブ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「テンプル騎士団が十字軍の遠征時に得た秘宝を受け継いだフリーメイソン。彼等はそれを建国間近のアメリカへ運び込み、イギリスの手に渡らないよう国内の某所へ封印してしまった。残された言葉を元に約200年にわたって謎解きを続けたゲイツ一族だが、国が保管している"独立宣言書"の裏にその場所を示すヒントがあることを突き止めたベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、秘宝を狙うイアン・ハウ(ショーン・ビーン)から"独立宣言書"を守るため、先に自らの手でそれを盗み出そうとするのだが・・・」という物語。
秘宝、謎解き、冒険等を描いたこの内容は『レイダース/失われたアーク(原題Raiders of the Lost Ark)』(1981年/スティーヴン・スピルバーグ監督/アメリカ)をはじめとする"インディージョーンズ・シリーズ"と似たような展開にならざるを得ず、特に終盤の場面はどうしようもないほどに酷似してしまっているのだが、どちらかというと謎解きの部分を強調していることから、さほど呆れてしまうことも無く、面白く見られる。
"独立宣言書"を盗まれてしまう公文書館の責任者アビゲイル・チェイス(ダイアン・クルーガー)がいつの間にかベンの仲間になって、ハウやFBIから追われることになるのは多少気の毒にも思うが、どちらかというと積極的に謎解きに参加してしまった好奇心の強さがそうさせてしまったのだから、これは諦めるしかないだろう。
まぁ、そのおかげで・・・という展開にもなるし、"流れのままに任せる"ということも、場合によっては良いのかなぁと思えるのだった。
(^_^)

サウンド・オブ・サイレンス

2008年07月24日 | ムービー
『サウンド・オブ・サイレンス(原題Don't Say A Word)』(2001年/ゲイリー・フレダー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「急患だと呼び出されたネイサン・コンラッド医師(マイケル・ダグラス)は、10年もの間病院を転々として今は隔離病棟に収容されている18歳の少女エリザベス・バロウズ(ブリタニー・マーフィ)を診断するが、彼女は精神病を装っている不思議な患者だった。翌日、自宅で娘を誘拐されたネイサンは、犯人パトリック・B・コスター(ショーン・ビーン)から、"娘を助けたければ、エリザベスが知っている筈の6桁の数字を聞き出せ"と指示される」という内容。
コンラッド医師が住んでいるのはニューヨークの超豪華なマンションだが、セキュリティーがずさんなことから、簡単に犯人の侵入を許してしまうので、全く無関係の婆さんが可哀想なくらいに簡単に殺されてしまうし、本人の家に誘拐犯が侵入したことさえも気が付かないという間抜けさだ。
まぁそうでなければ話が展開しないので、そこを突っ込んでも仕方がないのだが・・・。
(^^ゞ
犯人役のショーン・ビーンは、何とも言えないほどの"ワル顔"。
これからもどんどん悪役をこなしていってほしい"期待の悪役"である。
(^_^)