「脳梗塞・脳出血・脳卒中」等、脳障害で後遺症を抱えるリハビリ難民、急増中。私の周りでも(家内の脳腫瘍は幸いにも後遺症も軽い方)手足のマヒに悩んでいる方が多い。どうしてもそう云った方が気になり、目が行ってしまうのも身近な出来事があったせいか。
同じ町内で、独りツエを頼りに歩んでいる姿を見るたび、「日常生活で不便なこともあるのに、付き添いもなく、やっていけるのか」、気の毒に思われる。聞いてみると、「身うちも居らず、今、受けているリハビリの内容も分からず、今後どうしていけばいいのか」見通しもない。
「たまに来るヘルパーさんと女性(ケアマネのこと?)が何人か来て、やってくれているが分からない」状態。「施設に行きたくもなければ、行くところもない」状態。こうなると行政はもちろん、かかりつけ医をはじめ支援センター・民生委員等の理解不足さえ指摘され、充分なリハビリやサービスが受けられない高齢患者を生みだしているとも云えるし、これからは益々リハビリ難民が増えて来るのは間違いありません。
そんな折、「行政のディサービス事業からの撤退」は何を意味するのか、理解に苦しむのです。
どうしても、社会全体で支えていくにはマンパワーの拡充が必要となり、行政の管理指導(介護の公的制度)は不可欠であると思うのですが。
いずれにしても、リハビリ難民解消までには、相当の時間と経費、そして険しい道のりがあります。