狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

回転寿司

2011-02-06 20:49:14 | 暮らし


僕が回転寿司屋に初めて足を踏み入れたのは42年前の1969年で
大阪北だった。丁度、大阪万博の建設工事たけなわの時で、僕は
福岡から大阪本社に出向して図面を描いていた。

たまには旨いものでも食べに行こう・・・と、本店の設計課長に誘わ
れて出かけたのが「回転寿司屋」だった。福岡にいても、そういう
店が出来た・・・という事はTVのニュースで知っていたが、福岡には
まだ出来ていなかった。寿司が乗っている皿の種類で値段が決まって
いると聞かされた。コンベアに乗って回ってくる寿司の中から、好き
なものを取って食べたが、それは旨い寿司だという印象が残っている。


次に回転寿司屋に出かけたのは、今から12年ほど前で、南バイパス
沿いに有った。僕が回転寿司屋に行くのは今日を入れて3回目だ。
こんな事を書いたら反感を受けるかも知れませんが、寿司は正直食傷
気味で、今では年に一度だけ、シンゴ家族が帰省した時だけ食べるに
過ぎない。夏は生ものは痛みが心配なので、お正月だけなのである。


22年ほど前、家を新築したときに、何かと客を招くことが多く、定番
なのが寿司で、何度も出前を頼んだ。客はその都度入れ替わるけれど
もてなす僕らは替われないから仕方がないのだが・・・

その4年後に、相次いで両親が亡くなった時も、精進料理に巻き寿司
などが入っていて、以来寿司は口にしなかった。寿司は決して嫌い
な食べ物ではない。現に富山の「ますの寿司」京都白折の「鯖寿司」と
か、産地は忘れたが「柿の葉寿司」とか、太巻きとかは、今でも好物で
中でもカミサンが作る「ちらし寿司」は大好物で、たまに食べる。


そんな僕が今日回転寿司に出かけたのは、TVのコマーシャルを観た
からで、本当はカツが食べたかったのだけれど、糖尿に良くないと
言うので、回転寿司に出かけた次第。


正直、驚きました。
出るは出るは、寿司は勿論、ケーキ・ジュースの類まで、コンベアに
乗って回ってきたのには、ホント驚きました。別注した寿司が新幹線で
運ばれてきて、二度驚かされました。実際に新幹線で運ばれた訳では
無く、コンベアとは別に、新幹線らしき運搬手段が作られていたのです
食べるのはそこそこに、カミサンと二人で、もの珍しがって眺めていま
した。時代ですね~。勘定場で、最後の驚きが、二人分で1700円也
でした。美味しかったか否かは別にして、寿司は安い食べ物?なんだ
と、思った次第。もう行くことは無いでしょう・・・多分。


ショウヘイやポニーが行きたい・・・と言えば、行くかも知れませんが。