今回のクマの湯おけ!は、なんと2日間あって、夜と昼の回とで違うのですが、初日と千秋楽とでも、ちょこっと違うのです。
3本ある朗読のうち、1本は、1日目と関連しつつ、新作になって、
日替わりゲストが、1日目の鹿野優以さんから、村瀬歩さんに変わる・・・って、
あー!鹿野優以さん、2日目も来てて、なぜかグッズを宣伝するお手伝いアルバイトをしてる
なんていい雰囲気、いい湯加減のイベントでしょうか。
それにしても2日目は、女子率が高めでした。さもありなん、と納得
「狼男の証明」
これは1日目と同じ演目ですが、おなじみの「もつれっぱなし」(井上夢人・作)からのお話で、今回初お披露目。笑いもあるけどシリアスな面が多め。そのあたり「幽霊の証明」に近いかも。原作の本も持っていましたが、朗読劇で全部見るまでは、なるべく読まないと、封印中。
どの話も、途中で何かの食べ物が出てくるのは共通なのかな。
「四十四年後の証明」
これも「もつれっぱなし」からの一話。これまでも何回か見てきましたが、それは津久井教生さんが男のほうを演じていたもので、今回は、私市淳さんになってました。なんかよかったんですよ、私市さん。年齢の違い?いやそんなことはないと思います。
このお話、はじめて知ったのは、長さの関係からそこそこ脚色されて「未来電話」というタイトルで演じられたものでした。あれって、もう10年以上前ですかね
気のせいかもしれませんが、コハクちゃんは、今回が一番若かったような気がしました。
「70~bolt~」
1日目の「70~unbolt~」の10年前を描いた作品。なぜ順番が、時間的に逆なのかなと思ってたけど、見てみて、なっとく。そうなりますね。
"bolt"の方では、すでに亡くなってしまっている「洋平」の思い出話が語られていて、高校生とは思えないなかなかおもしろそうな人物だな、と思わせていました。洋平役の役者さんは実際にはいません。
で、"unbolt"になって、洋平が登場する。(あっ!洋平だ、そうだ、洋平ってこんなヤツだ!)とガッテンする演技で魅せてくれたのが、村瀬さん(実は今回初めて知りました。スミマセン)。1発でスゴイと思わせてくれました。
unboltを知っている人は、boltのラストがどうなるかはすでに予想はついてるわけですが、ちょっと余韻をもたせつつunboltにつづく、となった凝ったエンディングが、じーんときました。
紙芝居
昼の回は「お父さんはミナクルマスク」、夜の回は「ぞうさんの鼻はなぜながい」でした。
実はどちらも見たことはあるので、内容は知っていたのですが、それらは、正統派の?こどもむけで演じられたもの。
一方、今回は、おおきなおともだちがメインターゲットとなっているわけで、限定解除?された、かなりぶっとんだものに変化してました。
ミナクルマスクは、まあまだいいんですよ。「見た目は変だけど、中身は正義のヒーロー」、そこはなんとか維持?してました そんなミナクルマスクも、大好きだ。
象さんのほうですね、ヤムちゃん、すっかりあぶない人でした
素のヤムちゃんは、すごく礼儀正しい人みたいなんですけど。
象さんの紙芝居の絵の枚数は、見た人が思ってる・感じてるよりも、ずっと少ないんですよね。あの時間の長さで、たったそれだけの枚数しかなかったのか!
プロの紙芝居師の力量ヤバイです。
「GONG!」
これは1日目と同じ。一人だけ、日替わりゲストで役者さんがかわり、1日めは鹿野優以さん、2日めは村瀬歩さん。同じ役で、性別が違っていいのですか!・・・それでもよかったようです
この朗読劇は、事前に告知されていたように、セリフでの「殴りあい」。でも、暴力的なものではなくて、「あいたたた、それを言われたら、たまらないな」と心理的にダメージが蓄積するような、会話劇でした。
勝手にポイントをつけると、
- ゆかなさんが演じる役が、ダントツで大量ポイント獲得
- ゲストさん演じた役は、引き分けか判定勝ち。村瀬さんのほうが、鹿野さんよりも積極的に攻めてました
- 倉田さんの役では、そもそもストーリー設定で、最初からかなりのハンデがついてるのですが、それをみごとに?克服して逆転??
- 私市さんの役は、あまり相手に大きなダメージを与えることはできないけど、自身はダメージをまったく受けないし、独特な攻撃方法で、相手の体力を奪っていく
- 田中一成さんの役は、ノックアウト負けでしたかね
それ以外にも、ありました。クマの湯おけ!恒例、開場直後からはじまっている、何か。
今回は、タニグマさんのトークでした。基本は、販売中のグッズの紹介と公演の注意などですが、おもしろくてためになる話もちりばめられていて・・・ネットでそれを書いたりしたらいけないんでしょうけど
男子バンド部の演奏初披露。とある方が、カチカチに固まってギターを弾いてて…
CDが今回発売された「月の湯船」、いい歌詞、いい曲です。感極まって、目頭が熱くなり…
というわけで、今回のイベントも、クマの湯らしい、効能たっぷりないい湯加減でした。
二日目のおみやげ。打ち上げが少しでも豪華になりますように
■過去記事
- クマの湯おけ! 東京ドームへの道 第2章~ブラッツの湯~
- クマの湯おけ!Ustスペシャル ~1周年記念でメリー年忘れ☆~
- クマの湯おけ!Ustスペシャル~肉とうどん~
- クマの湯おけ! 東京ドームへの道 ~第1章~ 天窓の湯