先日の
のと同じ雑誌(1992年11月)で見た広告。
Macintosh版のMicrosoft Excel version 4.0です。
値段がなんとまぁ
98,000円
昔、ビジネス用のソフトの値段は9万8000円というのがいくつかあったそうです。そうなった理由ってのがかなりいい加減で、日本の会社では、
稟議を起こさずに、経費でモノを買えるのは10万円未満
というルールがよくあったそうでして、
じゃあそれギリギリ目一杯の値段にしとけ!
ということらしいです。
ちなみに、さきほどソフマップで値段を調べてみたところ、
- Macintosh版のMicrosoft Excel 2008 for Macは、¥29,190(税込)で、ポイントが10%
- Windows版のMicrosoft Excel 2007は、¥27,700(税込)で、同じくポイント10%
そして、学生や学校関係で利用可能なアカデミック版なら約半額です。
Excel単体ではなく、Wordなど抱き合わせになったOfficeの場合で、Office Personalのアップデート版なら約1万円というのもあったりします。
さらに、最近は、OSのWindowsのように、Microsoft Officeでも、DSP版(OEM版)があって、(意味不明ではありますが…笑)フロッピーディスクドライブと一緒に買うと、Microsoft Office 2007がけっこう安く買える、なんていうお買い物テクニックがあったりします。
でも、使い勝手がすっかり変わってしまったOffice 2007は、個人的に嫌なんですよねぇ。
もっとも、メーカー製パソコンなら、ワードとエクセルが最初からくっついてきてることも多いので、わざわざ買う人ってのもは、いまどき、あまりいないのかもしれません。
ちなみに、Microsoftの最初のCコンパイラは、たしか、19万8000円くらいだったような気がします。
☆
Excelは、実は、Macintosh版が最初に出た、ってのはトリビアですかね?
Wikipediaによれば、Mac版のExcelが出たのが1985年で、Excel 2.0 for Windowsは1987年に出たそうです。PCでExcelを使いたいがために、Windows 2.1をインストールしてた人がいたらしいですが、当時のWindowsの出来は、そりゃぁひどかったそうで・・・。
1984年にAppleからMacintoshが発売されたとき、パソコンがたくさん売れるためには、いいソフトが必要だ、ってことで、優れたソフトウェアを用意しようと頑張っていて、そのうちの1つがMicrosoftが開発した表計算ソフト「Excel」だった、というわけ。
ちなみに、「A」という有名ソフトが使いたいので、「A」を実行できる「B」というパソコンの機種を買う、というような現象が昔はあったそうでして、そのソフトが使いたいために特定機種も数多く売れるようになるので、そういうソフトのことを、キラーアプリケーション(killer application)といいます。
それ以前に、Microsoftにはマルチプラン(Multiplan)という表計算ソフトがあったんですが、これはなんだかなぁ~な代物だったそうです。NECの異端パソコン「PC-100」にも、マルチプランがありました(私は見たことないけど)。
Excel以前で一番有名だったのは、ロータス1-2-3がありました。
私は、実は、この広告のMac版のExcel 4.0で、はじめて表計算ソフトというのをおぼえました。しかもその便利さにえらく感動しました。その後、1-2-3を使う機会があったのですが、そのときは、なんだこりゃ・・・使えん!とか思ったような記憶があります。
Excelって、ほんと、よく出来ているなぁ、マイクロソフトにしては・・・って思います。
OpenOffice.orgを最近よく使うようになってきたんですが(FreeBSD上でお仕事しているとき)、やっぱり、Excelが使えるんだったら、Execlのほうがずっといいです。OOoは、やっぱりなんか違うんだよなぁ・・・。