鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

悪夢!!コメント無用!!

2006-07-09 21:23:59 | 小国川

 昨日は10時過ぎに寝て、今日は2時15分起床。

 準備して、早めに2時39分自宅出発。

 外は雨、といっても霧雨。夜の雨は大嫌いです。運転したくないです。

 R48号線。関山トンネルを越えると、案の定、山形は晴れ。天晴れです。道路が乾いている。空も心なしか明るい。奥羽山脈で本当に天気が変わります。夏は嬉しいことに宮城県は雨や曇りでも山形県は晴れということが多い。

  気がつきましたが、3時40分頃にはうっすらと空が白くなり始めるのですね。地球の朝は早いものです。

 小国川でのシマノジャパンカップ鮎釣り選手権南東北大会。受付は5時からというのに、4時20分頃には到着。

 小国川、なんということか、渇水、かなりの渇水。

 話を聞くと、鮎は一杯いるが、釣れないとのこと。

 川を見ると、鮎は跳ねている。小さい。うわさどおり天然ものが一杯いる。これは厳しい釣りとなると覚悟する。  

 そうこうするうちに、懐かしい面々が三々五々やってくる。あいさつし、お互い元気にやっているなと思うと嬉しくなる。今日がはじめての小国川というのは私くらい。他の釣友は昨日も竿を出している。

  5時が過ぎて、受付や抽選が開始。例によって封筒の束から一つを取り出す方式。No,137。奇数。奇数はAブロックで大会本部より上流域とのこと。上流には経壇原があり、いいポイントのところがあるが、この番号では上流に行っても入れないだろうなと弱気になってしまう。  

 今日の大会参加者は200名弱。A・Bブロックに分かれて若い番号の人からオトリを2匹受け取って、思い思いの場所に歩いて、元気な人は小走りに向かう。

  私は、楽をしようと考え、かつ誰も竿を出しそうもない、本部すぐ近くの広いカガミ状の右岸よりのどチャラを泳がせることにする。一か八かの賭けに打って出たわけ。

 鮎は小さいが一杯いる。ナイロンで泳がせれば、交通事故も含めて何とかかけることができるのではないかと甘い考え、自分勝手な考えを実行してしまいました。  

 試合時間は、7時から10時の3時間。水深15から20cmのどチャラに陣取り、ナイロン0.175号の水中糸で勝負することにしました。

 ハリは6号くらいの3本イカリ。竿はシマノの「輝石」H2.75・ソリッド穂先(芯竿の半分のみ)使用。

  最初は縦横無尽に泳ぎましたが、いくら泳いでもかからない。おとりは弱ってくるし、泳がなくなってくる。どチャラで泳がなかったらかかるわけがない。もともと追い気が全くない群れ鮎、ちび鮎ばかりだし。

 焦ってくる。間違ったかと後悔の気持ちも出てくる。しかし、周りを見渡せば、もう入るポイントはない。どこも釣り人で一杯。動くに動けない。焦る・・・。

 周りの人はかかり始めたよう、水深がそこそこあるトロ、瀬でも水量があるところがいいのか。とはいっても、入れそうもないし・・・。

 近くのヤナのそばを通って、少し下流に動き、竿1本分空いているところに何とか入ることができた。既に40分以上経っている。自分の前後の人が鮎をかけて取り込むのが、嫌でも目に入る。悔しい、何とかしたい、なんとか1匹、天然ものを1匹かけたい!!1匹かかれば、何とか循環できるのではないか、そう念じてあまり泳がなくなったおとりを操作するが、あたりはない!!前後の人にはある!!

 天気は快晴。水温も冷たくはない。昨日は猛暑みたいだったというし。しかし、いやな風がでてきた。西風。山の方から吹いてくる、結構強い風。踏んだり蹴ったり。 

 オトリを瀬の中にいれて、何とかだましながら鮎を掛けようとするのだが、かからない。

 他の釣り人も少しずつ移動したりする人が出てきたりして、移動する人はたいてい釣れていない、釣れていないからやむを得ず移動するのに、それを知っているのに、こちらとしてはそうではあってもその人の後に入らなければならない。この悪循環。

 友釣りは循環の釣りなのに、オトリが代わらないばかりか、つれない場所つれない場所に移動せざるを得ないという悪循環、二重の悪循環のとりこになってしまっている。

 時間はどんどん経っていく。最早絶望的。やけになって、時間前に上がろうかと思う。諦めが肝心。昨日精一杯努力したいようなことを言っておきながら、時間前にギブアップか?!

 おとりの2匹のみ、これを審査員に見せるのはしょうがないとしても、他の選手たちには見せたくない。釣果0の人はほとんどいないだろう。そんな格好悪いことはしたくない!!

 葛藤しながら、竿操作をしても鮎は掛かりません。竿先よりも如何にして止めるか、どうしたら少しでも恥を少なくできるかそんなことを考えているのでは、もうどうしようもありません。

 とうとう決心しました、15分前には納竿しようと。何という惨め!!でも、これが現実、現実を受け止めないといけない。恥を恥として受け入れる。

 検量しないで、引き上げようかとも考えたけど、そこまではしませんでした。きちんと「審査カード」の釣果欄に2匹と記入してもらおう、と。

 

 ああ、何という大会だったのでしょうか??過去の大会でも釣果0ということはありましたが、その時は増水・濁り等でかなりの人も釣果0でした。

 でも今回は、そうではなく、単なる渇水、釣った人は一番の人が、何と21匹です。この差は何だったのでしょうか?「場所」が一番でしょうが、その「場所の確保」にどれだけ努力したか、苦労したかということの差でしょうか。  

 

 長くなりました。続編?は明日に。

コメント (2)
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