窓打つ嵐に夢も破れ

窓打つ嵐に夢も破れ　はるけき彼方に心迷う～
唱歌「旅愁」の　二番の歌詞の一節である

深夜のベランダの戸に　時にヒューとなりながら　激しく打ち付ける
雨も混じり　ガタガタ　ビシビシ　静かになると　また　繰り返す
台風の中心は遠いけれど　風雨は強い

やがて眠くなりながら　旅愁の一節が　何回か頭の中でエンドレスに鳴る
何時だか分からないけれど　朦朧と　また　その音を聞く
そして目覚めた

　

恐る恐るカーテンを開けて　ベランダの草花を見渡す
匂い桜が　倒れている　当て木が不十分だった
大葉やビオラが寝ている
小さい花たちは　また　すぐ起きてくるだろう

空は　雲があるものの　晴れ間が多い
まだ風が少しある
それでも　爽やかな朝だ

天気予報は　一転して　夏日になることを告げている
晴れも曇りも　雨も雪も　繰り返される自然の摂理
その中に　人は　生きている

今日は　認知症の方が目立つ施設へ音楽訪問に行く
自然の変化が　ありのままに伝わる私たち
素直に　試練にも感謝の心を持ちたい

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今日の誕生花　　ちがや

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