何ごとも 終わりは節目 一里塚 終止符は寂しいが

鹿児島・FMぎんが　以前放送されていた「てんがらもんラジオ」の番組があった

パーソナリティは　今は番組終了したが　己書師範でもある村永チトセさん他であった

私たちと　同年齢世代が番組進行する　貴重な存在でもあった

 

月４回のテーマのうち　うち一回は「てんがら川柳」石神紅雀師匠が選者である

現在でもお世話になっているが　この番組は終了して　川柳だけは引き継いでいた

それも　いよいよ　昨日最終回となり　寂しさと感謝と入り混じった放送回を聴く

 

今後は　川柳の骨格を継承して　選者は無し　羽坂コメンティターが進行する

形は　皆さんからの川柳投句を　添えられたコメントが主役となる

川柳の背景のコメントを中心に　感想などを頂くものとなるらしい

 

最終回となった選者　石神紅雀師匠　春田あけみ師匠の　ブログ写真をお借りしました

それでは　最後の評価をご覧ください　両師匠　お世話になりました

　

お題　『ラジオ』　紅雀選

入選

団欒の真ん中いつもミュージック　春花
　飢えていたかじりついてた歌あった

ゼイ肉がブルブルとラジオ体操　小僧
　3ヶ月ほど前から毎朝ラジオ体操を始めました。ほんの少し飛び上がり　　

　着地するとゼイ肉がブルブル震え、自分でもビックリしました。

今もってながらラジオがリズミカル　のびた
　「笑い声ラジオの向こうあたたかさ」「てんがらもんラジオ今も忘れない」

　有難うございました　川柳の楽しさも覚えました　感謝しています。

イヤホンで深夜放送聞くラジオ　　taku
　夜寝つきが悪くて、家族にこっそり深夜番組を聞くときに。

耳傾け父も唄った浪花節　　慈恵
　亡き父は浪曲がことのほか好きでした。ラジオやカセットデッキでよく聴いていたのを

　思い出します。戦地での慰安会では大勢の前で浪曲の披露も。　大勢の人から拍手喝采

　だったそう。入院した時も浪曲のカセットを枕元に置いてあげました。

青春はラジオとともに いつまでも　りら　
　青春時代の歌はラジオで覚えたものです。
　川柳もラジオで覚え楽しめました(感謝)

今朝もまたラジオ体操輪になって　リボンの騎士
　ウォーキング途中、会社の人たちがラジカセを囲んで体操している様子が清々しい。


ありがとうラジオ通してできた友　マイラ
　ラジオの川柳で大切なお友だちができたことに心から感謝しています。

リクエスト毎週書いた若き日よ　ミルク
　昔はラジオが何よりの楽しみでした　リクエストが読まれると、とても嬉しかったです

佳作３：真空管ラジオを聞いた生き残り　　たけじい
　八十路過ぎの爺さん、「ラジオ」という語感からは、昭和２０年代、３０年代の

　子供の　頃、茶箪笥の上に鎮座していた中古の真空管ラジオの前に家族が揃って

　ちゃぶ台を囲み、雑音混じりの番組に耳を傾けていた情景を必ず連想してしまうんです

佳作２：植木屋さんラジオ木にかけ勢（はず）む音　　　姫ゆり
　若い植木屋さんは木にラジオを掛けて剪定しているのです。微笑ましいです。

佳作１：ラジオから流れる我が名照れくさい　いっこ
　電波に乗って流れてくる我が名…なんだか恥ずかしいものですね

準特選：真空管ラジオのあまい周波数　春爺
　ちょっとズレるアナログの音はあたたかかったです
評：真空管ラジオのことは知りませんが、レトロ大好きな私にはとても魅力的な作品です。「あまい」が良いですね。

特選：ラジオからドキドキ待つの私の句　　　　魔女
　恥ずかしながら毎回楽しみに聞いていました。
評：実感句の強さでしょうか。心を掴まれました。
素直な詠み口に好感が持てます。下5も良いですね。
最終回の特選に相応しいです。ありがとうございました。

軸吟：ありがとうがあふれるラジオ最終日　　紅雀



折句お題　『い・し・き』紅雀　あけみ　共選　

いつのまにシミシワできて喜寿を知る　　　小僧　　　　

医者に聞く試験突破に効く薬　姫ゆり

いつまでも染み一つない君の肌　 taku

いよいよか新郎新婦君の指 　慈恵

いまここで幸せ感じ今日を行く　りら

今ひとつ心配の種岸田さん　リボンの騎士

意識してしわを隠して気合い入れ　魔女

いつの日もしっかり者の君がいる　春花

いいもんだ　新緑まぶし　季節とは　　　いっこ
　短い間でしたが、今までありがとうございました。
　これからも違った形で参加できたらいいなと思います。よろしくお願いします。

あけみ選≫
人】いいかげんしがらみ切るわきっぱりと　ミルク
地】生き生きと洒落て長寿の着替えする　のびた
天】いつまでもしぼむことない希望の灯　春爺

軸吟】位置についてしかとスタート切るつもり　あけみ

紅雀選≫
③人：いつのまに幸せ運ぶ黄花咲く　マイラ
②地：生きてれば幸せなこときっと有る　たけじい
①天：生き生きと洒落て長寿の着替えする　のびた

軸吟：言ったよね死ぬまで一緒 君とぼく　紅雀


自由句　あけみ選

入選】

皆の句を聞いて励むも終わる今日　　いっこ
　寂しいですが、何かの形で皆さんに会えますように！

追う趣味が増えて老後も分刻み　　たけじい
　完全に仕事を辞めてから、時間が有り過ぎて困る・・、と思いきや、あれもこれも

　手を出し、逆に、結構多忙・・・という人、多いのではないかと思いますが・・

鳥たちも平和を願いサミットを　　　　小僧
　現在、我が家にツバメが巣を造り抱卵中です。雄ツバメは天敵に備えて見張りをして

　いますが、カラスやムクドリなどが来ると空中戦を繰り広げます。以前はカラスに

　巣を襲われたことがありました。話し合いで何とかならないかと思います。

出来ること選び楽する分岐点　のびた

議長国誰がグレイトG７　姫ゆり
　日本が議長国の広島サミット。突如ウクライナのゼレンスキー氏が来日で
　議長国としての総理もかすみました・

クーラーを入れて炬燵も使う日々　taku
　最近の気候は暑かったり寒かったりで体調崩しそうです

春になりあちこち痛い野良仕事　魔女
　冬の間炬燵で家籠りして、暖かくなると外仕事が始まり、　

　体力戻すのに、筋肉痛になります。

子猫らが羊と遊ぶ春の午後　マイラ
　羊小屋で生まれた子猫を譲り受けました。
　無邪気に遊ぶ羊と猫を見て癒された美しい日でした。

脳回路錆びぬようにと五七五を　ミルク
　もうすでにだいぶ錆びてますが・・
　川柳に誘って下さったのびたさん・チトセさん。
　添削してくださった、両先生に感謝いたしてます。
　最後になり残念ですが、川柳の楽しさを覚えました。
　ありがとうございました。

佳作３】遠き日の思い出遥か走馬灯　 慈恵
　青春時代の登山しかり、熟年時代の友との交流、そして、そして「てんがら川柳」、

　これまでの皆さんとの投句・・・、　すべてが楽しいたのしい思い出です。
　講師のお二方、チトセさん、ありがとうございました。のびたさん、句友の皆さん方、

　ありがとう!!　人生の良い思い出ができました！
評：決して楽しい事ばかりではない人生の中で、やはり思い出されるのは楽しい思い出。慈恵さん、こちらこそありがとうございました。

佳作２】子育てのように水やり夏野菜　リボンの騎士
　収穫を期待して楽しみながらの毎日。
評：「子育てのように」が効いています。子育ての最中は手探りでも、子育てが終わった今だからこそわかることもありますね。野菜も花も愛情を注がれて美味しく育ちます。

佳作１】天からのお呼びに居留守使ってる　春爺
　長寿入り間違いなし、試す価値あり。
評：思わずクスリと笑ってしまいました。是非試してみてください（笑）これからもお元気で長生きされてください。

準特選】ナイスデー願って捲るカレンダー　春花
　素敵な 日そして明日も希望の日
評：春花さんのコメントも素敵でした。そのコメントもそのまま川柳になりますね。春花さんの毎日は前向きで明るさに満ちているのでしょう。

特選】離れてもご縁の糸はこの胸に　りら
評：きれいにまとまりました。長い人生には本当にたくさんのご縁がありますね。ご縁を大切になさるりらさんには、これからも素敵なご縁がきっと沢山訪れます。

軸吟】さよならは言わぬどこかでまた会える　あけみ


ラララ川柳
あ　愛らしい愛があるから愛してる　春花
い　いつまでも居座っている居候　　　たけじい
ま　真夜中もまだ灯は消えず町工場　のびた
せ　先生の川柳評に背を押され　春爺
さ　最終便さびしいけれどさようなら　春爺


◎石神紅雀師匠へ　　のびた　
　長い間　私たちに川柳の楽しさを教えて頂き　添削指導など感謝に絶えません。　いつまで経っても成長もせず　駄句を重ねていても愛のあるご指導、私たちは忘れません。春田あけみ師匠にも感謝です。新しい旅だちも　ここから羽ばたいていきたいと思います。更に私たちを見守り　励まして頂ければ幸いです。有難うございました。また　ワンランク上の世界に　のびたグループでトライしたいものです。
　その時まで・・・また逢う日まで・・・　

◎みなさまへ　　　　　春田あけみ
長い間ありがとうございました。わたくし自身もたくさんの事を学ばせていただきました。心より感謝申し上げます。コメントでメッセージを下さったのびたさんはじめ、他の方々も本当にありがとうございました。
てんがら川柳ではお目に掛かることはなくなりますが、これからも川柳をご自身の人生の一部として携えていって下さることを願っております。皆様のますますのご健吟とご健勝をお祈りいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

◎皆様へ　　　　石神　紅雀
　国文祭の宣伝にと誘われたてんがらもんラジオへの初出演は、2014年の12月25日でした。
10年近くの放送になるとは思ってもいませんでした。初日のチトセさんの即席川柳が忘れられません。　クリスマス誰か私にケーキくれ　　チトセ
　こうして皆さんと川柳を楽しんでこられたのは、皆さんが作品を届けてくださったから。
その作品にコメントを付けたりして番組が成り立ったのです。長い間のお付き合い、本当にありがとうございました。ここにきて、私のわがままでこのコーナーを閉じさせていただく身勝手をお許しください。私に付き合ってくださった選者の馬場ナオミさんと春田あけみさん、そして
てんがらもんの村永チトセさんにも感謝あるのみです。
　これからも機会をとらえて、川柳を身近に楽しんでいただけたらと願っています。ありがとうございました。

　最後になりましたが、羽坂さん、D策さんや寺原さんにも大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。

 

のびたグループの皆さんへ　

これまでのご協力有難うございました

今後の私の取り組み方　考え方　明日　掲載します

賛同される方は　ご一緒にワンランク上を目指しませんか

 

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