黒岳の秋
10/25
かなり久しぶりに黒岳に行ってきました。
九重では大船と並び、ハードな山です。
ここをこなせれば、かなり体力も回復したといえるのではないでしょうか。
男池公園で車中泊していたのですが、予報は雨。
実際降っていますが、きっと上がるに違いないと根拠のない予測をして出発。
そして歩いていると、本当に雨は上がりました。
先週に続きソババッケまで来ると大船や平治とは道を分けます。
ここからは大船ルートほど人が多くなく、ワイルドな感じになってきます。
黒岳への山行が始まったのだと実感できるのです。
西洋の童話の世界のようなところや
いかにも日本的な道があったりと
なかなか飽きさせないのです。
風穴で大休止の後は長い急坂を登り、天狗岩を目指します。
雨で滑る岩場を何とかよじ登ると
ガスで真っ白!
昼食をとりながら寒さに震え待っていると、ガスが薄くなってきました。
高塚が…
出た!
大船も雲の中から出現。
紅葉は早かったのか、遅かったのか…
まだまだ緑なのもあれば、落葉してしまったものあり、また紅葉する前に枯れてしまったものも多かったです。
ハズレ年なのかな、といった感じですが
この深い深い原生林をみれたので満足です。
いったい何本生えてるんでしょうね、木。
紅葉がイマイチでもいいのです。
紅葉というのは、あくまで付加価値。
自分にとって特別な場所に行くというのが大事なのですよ。
そう思える場所をいくつも持っているのは贅沢なことではなかろうか?などと思える良い山頂でした。
ちょっと時間が押しているので高塚はパスして下山を始めます。
そして例によって天気が良くなってきました。
行きは見えなかった天狗岩の姿
どんどん晴れていき明るい森の中を歩けます。
もうちょっと早く晴れてくれよ!と言いたくなりますが
いろんな山の表情を見れてお得ではないですか。考え方によっては。
本日も無事戻ってきました。
なんというか、自分がなぜ山が好きなのかが分かったような気がした一日だったのです。