毎年言ってますが春は繁忙期なのです。
2月から始まって5月の連休までは続くのですが、4月の半ばになると繁忙期の攻撃の手も若干のスキを見せます。
この一瞬のスキをついてよい山旅ができるかどうかで、残りを戦い抜けるかが決まるといっても過言ではありません。
さて、今年も訪れたこの時。
天気は上々。
通いなれたくじゅうにするか、それとも今年のテーマでもある未踏のピークを攻めるか。
ここは欲張って両方こなしましょう。
くじゅうの扇が鼻と、まだ訪れたことのない岩井川岳に決定。
さらに欲張って朝駆けしちゃいます。
ヘッデン点けて牧ノ戸を出発。
扇には夜明け前のいい時間に到着しました。
いい色の空です。
この時間帯がいいんですよねえ、山の朝は。
日の出が近いぞ
出た。お、ダイヤモンド中岳か?
ちょっとズレてるけど、まあいいでしょう。ダイヤモンド中岳ということにします。
素晴らしきくじゅうの夜明けでした。
次は岩井川岳を目指します。
灌木帯を下ると
突然開けた場所に飛び出し、目の前に阿蘇五岳が横たわっています。
祖母山系も。
なんとも開放的な道が続きます。
そしてここが岩井川岳なのでした。
初登頂!
ピークというにはあまりに平ら。
アルプスあたりなら「扇平 」とかですまされそうですが。
特に扇から来た場合、登るというより下る感じになりますので登頂感はないですね。
しかし個人的には気に入りました。
こういうだだっ広く、開放的で、静かな場所は好きなのです。
扇を見ながらコーヒーを飲みました。
ミヤマキリシマの季節もよさそうです。
笹が緑色になる夏もさわやかでしょう。
この後は扇に戻りました。
カラスと数人の登山者しかいない扇の頂上で贅沢に昼寝(朝だけど)しました。
暖かくて、気持ちの良い時間でした。
2時間ほどダラダラとした後、満足して下山。
今年初蝶々
馬酔木が
鈴生り
マンサク
下山後はいつもの星生温泉。
文句のつけようのない一日となったのでした。