パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

冬期由布岳 お鉢巡り

2014年03月01日 | 
2/22 由布岳を登ってきました。

この日は別府でマスコラプスのライブですので、恒例のライブ前登山です。

午前中には下山して温泉に入っても十分リハに間に合う予定でしたが…。


夜明けとともに正面登山道よりスタート

今日も天気は良さそうです。

大寒波のあとなので結構な雪が残っています。雪は固く締まってアイゼンの歯が食い込む音が心地よいです。


森林限界を超えると眼下には朝霧の湯布院


マタエより西峰

西峰を目指し歩き出すと先行者のトレースが途中で消えています。

そこから先は雪の下の状態がわからず危険なので諦めて引き返したのでしょう。

ここで念のため持ってきたピッケルを出しました。

ここからはラッセルしながら安全なルートを自分で考え登ります。

未踏峰を攻めているみたいで楽しいです。


障子戸


カニの横ばい 鎖があっても、この状態では緊張します。




先行者は小動物のみ


西峰登頂





早めの食事をして大休止。

ここで満足して降りればよかったのですが…。

お鉢巡りにチャレンジ!してしまいました。

夏にはやったことありますが冬はどうか?夏でも十分なスリルがあったと記憶していますが…。


スタート

頂上から一旦下るのですが腰上のラッセルを強いられます。





なかなか進みません。まあ吹き溜りになっている始めの方だけで稜線に戻ればラッセルはないだろうと思っていました。

が、この腰高ラッセルは結局東峰につくまでずっと続きました。


お鉢巡り全貌 西峰からぐるりと火口を廻って右上の東峰まで行きます。



















全然進まないし、危険だし、疲れるし、先行者も後続者もいないし、これで天候が悪ければ遭難してた可能性大。


こんな急登で深いラッセルが延々と続きます。しかも踏み抜いて落ちるとアウトな難所ばかり。


そしてようやく東峰に到着!

なんと4時間近くラッセルしてました。夏の4倍ですよ。

ワカンを持ってくるべきだったか。

最近はほのぼの系の雪山が多かったので久々に厳しい雪山を体感しました。

途中本気でやばいかもと思いましたが、パニックにならないように気持ちを落ち着かせて乗り越えました。パニクると体温も体力もどんどん低下していくのでやばい時ほど落ち着くことが大切です。

由布岳。ますます惚れました。

なんだかんだで一人でやり遂げ、結果的にまた変な自身をつけてしまいました。

下山路は雪が溶けてグチョグチョでしたが、歩いても沈まないのでシアワセでした。



リハもギリで間に合いましたよ。


今季の雪山はこれで最後でしょうか。


大山はいけませんでしたが、八ヶ岳、くじゅう×2回、由布岳と良い雪山登山ができました。


もうすぐ春ですねえ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする