パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

厳冬期 赤岳

2013年01月08日 | 
今年も年末年始に恒例となりつつある雪山単独登山に行きました。

今回のターゲットは八ヶ岳の赤岳と阿弥陀岳。

八ヶ岳は夏に初挑戦して悪天候に泣かされたので冬に再挑戦しようと決めていたのでした。

まだ見たことのない八ヶ岳の勇姿を見ることができるのか?

1日目

博多より新幹線と特急列車で約7時間かけて茅野駅に到着。なんと雨です!雪でしょ、普通。なんか暖かいと思ってたけど。

とりあえずバスで美濃戸口まで行き、徒歩で美濃戸山荘へ。ここで1泊。明日は晴れるはず。


2日目

天気は微妙な感じ。しかし青空がたまに見えるので昼からは回復するだろうという意見が多いので信じて出発。

昨日の雨のせいでアイスバーンしており始めからアイゼン装着


行者小屋に到着

上空を見上げるとガスっています。どうやら稜線上は吹雪のようです。

すっかり八ヶ岳には嫌われてしまったようです。

とりあえず文三郎道で赤岳を目指し登っていきます。


稜線に出ると予想通リ吹雪いてます。


途中、明日登る予定の阿弥陀岳が一瞬見えました。

高度を上げるほどに風は強まり、慣れない高所で息は上がり、視界はどんどん悪くなり死ぬんじゃないかと思いつつもなんとか登頂しました。


辛かった


2度目になる赤岳山頂はまたもや何も見えず。

ヘトヘトになってこの日の宿である赤岳天望荘に到着。

この日は大晦日で夜は宴が開かれ、いろんな人と山の話をして大いに楽しめました。


3日目

昨晩は猛吹雪となりましたが夜明けにはややマシに。


ご来光は厚い雲でよく見えず。下界は晴天のようです。

予想では晴れですが頂上付近は雲がまとわりついているようでガスってます。風速は20m前後。

しばらく様子を見ているとガスが流れ、赤岳がついに姿を見せました。



初めて見ることができた赤岳の勇姿

早速アタック開始


やはり頂上付近だけ荒れているようで雲の向こうには青空


頂上が見えてきた


再び赤岳登頂

頂上からの展望は見れませんでしたが阿弥陀岳分岐に向かい下りながら氷の要塞と化した赤岳をガスの切れ目に見ることができました。













そして阿弥陀岳分岐に差し掛かると急に天候が悪化!あっという間に何も見えなくなり烈風が吹きさらし。

しばらく風と寒さに耐えながら天候の回復を待ちましたが悪くなる一方なので、阿弥陀は諦めて下山することにしました。


尾根を下りながらも様子を伺っていましたが回復の兆し無し。


行者小屋より少し下ると快晴。

もう1日粘ろうかとも思いましたが次の日はさらに悪くなるとのことでしたのでやめときました。


今回も八ヶ岳にはコテンパンにやられた感がありますが、良い経験になりました。

雪山の恐ろしさを全身で感じつつも垣間見た絶景は忘れられないもので常習性があります。

途中何度も、なんでこんなことやってんだオレは?と思いましたが結局良い眺めを見たいだけなんでしょうねえ。

阿弥陀岳もまだ登ってないことだしまた訪れることになりそうです。



コメント
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