ネオクラ式

Neo-classical style of the daily life ★

シルキー★シックス

2010-07-07 22:27:27 | クルマ(E30)
あえて、タイトルにしてみました…。 「シルキー・シックス」
(このブログを見てくれてる人、クルマ好き以外の方も居られるので…。)

BMW E30、ドイツで1982年から1994年にかけて生産された2世代目(今となってはネオクラシックな)3Seriesです。
日本ではバブリーな時代、当時の価格で390万円もしていた贅沢な車です。
「シルキー・シックス」や「六本木のカローラ」などの呼ばれ方をして、人気を博しました。
BMWブランドのイメージはもとより、その性能や完成度やスタイル、ホンマもんの銘車だと思います。。
2リットルで6気筒のエンジン、FRで5ナンバーサイズ。 今の日本では 多分ありえないスペックでしょう

オイル(AMALIE)交換から5日目、オイルギャラリー内にもしっかり馴染んで “なめらか(シルキー)” です。

本来 車のエンジンは 構造上、燃焼効率と回転バランスから 1気筒あたり500cc前後が一般的だと思います。
各メーカーも多くの種類のピストンを生産することでコストアップにもなりますし、各パーツのモジュラー化を進める昨今です。
例えば 2リットルで4発・3リットルで6発・4リットルで8発とすれば、同じピストンを流用できることになりますね。
その流れがあるため、このE30や昭和の国産車の様な “個性” が 最近は薄れてきているのかもしれません。

個性的で独自性のあるコンセプトやフィーリング、生み出される訳です。

 

そして、1つのシリンダーが吸気行程にあるとき、他のシリンダーは それぞれ 圧縮・爆発・排気 の 各行程を行う点火順序となります。
この行程のパワーがクランクシャフトに伝えられる仕組みにより スムーズに回転する構造がマルチシリンダーです。
回転バランスに優れるのは 直6・V8 が ベスト、理論上 振動は「ゼロ」になる計算です。
しかも 1気筒あたりの排気量にとても余裕のある仕様、E30(特に320)のシルキーさは ここに由るものなのかもしれませんね。

理論上 振動は「ゼロ」
しかし、実際は そうとは言い切れないのがメカの特性であり面白さだと思います。

ネオクラを大切にする意識と、シルキーさを引き出すメンテナンス。
E30維持の醍醐味です

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