音響と金属

突然ですが、私の叔父。。
数年前に５５歳にして この世を去りましたが…

音響と映像のスペシャリスト
とある有名食品会社の全国区ＣＭや、ＢＭＷ・日産のＣＭの ＣＧを担当したり、長○剛さん・南野○子さん・ミス○ルさんの地方ツアーの 音響も担当してました。
自身も 「ムーンドッグス」 「ミッドナイターズ」 という ロック＆ブルースのバンドで、アメリカでの大きなセールスも果たしました。
私の実家の隣りの県（東北）に拠点を置いていましたが、東京活動としては 湯川○い子さんのドラマーも務めていました。
ヤマハのロックバンドコンテスト東北大会ではベスト・ドラマー賞なども獲得、当時では珍しいダブルＢＤ・スネア奏者でもありました。

その影響もあり、私は小学生のころから音楽の話しを教え込まれ…
趣味がクルマだった その叔父に ＢＭＷと日産のクルマも教え込まれました。

その環境での音響活動の手伝いやバイトの場も与えられ、私自身 何名かのアーティストさんの音響やプロデュースも経験させていただきました。

（何だか “絵文字” が 少ない記事ですね～）

そんなこんなで
今回も ＥＮＩＣＯ音源での 音響設計を行ったというワケなのです

何故 今 このネタなのかと言いますと…
作業員３３名が２か月あまりに亘って地下に閉じ込められた チリ北部の鉱山落盤事故、銅（主要な資源）の採掘場でした。
救出大成功 よかった

銅というと、情報化のインフラ整備が主な使途・用途となりますが 音響でも大事な金属なのです。

スピーカーケーブル
銅線として一番多く使われる種類は 「ＴＰＣ（タフピッチ銅）」（純度99.5％） ですが、オーディオショップで よく扱われている種類は 「ＯＦＣ（無酸素銅）」（純度99.995％）。
解像度が高まりサウンドのキレが増します

ココからが面白いところ
「Ｈｉ-ＯＦＣ（ハイクラスＯＦＣ）」 ⇒ 格子欠陥と呼ばれる組成の乱れを減らして電子の流れをスムーズにしたＯＦＣ、何故かナチュラルで優しい音になります。
「ＬＣ-ＯＦＣ（線形結晶無酸素銅）」 ⇒ ＯＦＣの結晶を線方向に大きくなるように製造（１ｍあたり20個程度の結晶数に）し、立ち上がりとダイナミックさが格段に増します。

更には 「ＰＣ-ＯＦＣ」 「６Ｎ・７Ｎ（～４Ｎ）-ＯＦＣ」 「Ａｇ」 「ハイブリッド導体」 と 種別は “えぇもん” と なりますが
現場・現状では、だいたい無酸素～線形結晶無酸素のセレクタとなりますね。

今回も ＥＮＩＣＯ音源を聴きまくり、周波数チェッカーとも にらめっこ しました。
　 　

こういう趣味や活動が成り立つのも、原料を採掘する現場で汗を流してくれる作業員様の苦労の賜物。
感謝することで 『音』 への 感情や思い入れも増します

あらゆるものとの繋がり、感謝の気持ち。
人や事の判断は 表面的な物だけで捉えてしまったり 過程や原因をしっかり見つめなかったり すると、大切なものを見失ったり 人のココロを傷つけてしまったり してしまいます。

そんな受け止め方で
日々 過ごせたら…　みんなが笑顔で居られるのかもしれませんね