親父とおかんがおる。

普段私はあまり鏡を見ない。

いや出かける前に服装をチェックしたりはするし、髪の毛をまとめたりする時も見たりするけどじっくりと自分の顔をみることはあまりない。

で、ひと月くらい前職場のトイレでちょいと食後の歯磨き後鏡の前でお口くちゅくちゅしてる時にふと目を見たら、親父がおる。

くちゅくちゅしている口元を見たら、おかんがおる。

もともと母親似だと思ってたけど、じっくりと見たら親父の目だ。

年を取ってきたせいもあるかな、ちょいとたるんだしね。

口元は、あきらかにおかんだ。

おかんはまだ元気だけど、親父はコロナ前に他界しておる。

親父は他界してしまったけど、この先二人に会えなくなっても鏡の中を見れば確実に二人がいるって実感しちゃいましたわ。

DNAってば凄いね。

私の手とアネキの手は同じだ。

身長は私のほうが１０センチ以上高いけど、大きさも指も爪の形も同じ。

去年久々に温泉に一緒に行ったら、足の人差し指の爪が変形してる形まで同じだった。

亡くなっても心の中にいるよ、だけではない。

いつでも鏡の中で見つけることが出来るさぁ～。

ちなみに「おかん」と打ち込むと一番最初に「悪寒」と出てくるのがうちのおかんを表しているようで感慨深い…。