S.Boy blog

いかに生きるか いかに撮るか

PowerShot G9の感想

2008-02-02 | 機材関係の話
「やっぱりコンデジやな」
とりあえずの第一印象です。動作が遅いのはあまり改良されていません。一眼レフとは比較にならないです。デジタル一眼の代わりにと考えておられる方は、やめておいた方がいいと思います。使うならあくまでもサブ機としてです。

シャッターレスポンスは悪くないのですが、AFが遅い。MFモードを使いやすくしているのはこのためかもしれません。また、1枚撮ってから次に撮れるようになるまで、かなり時間を要します。連写モードにしておけばいいのですが、なぜか電源を切ると単写モードに戻ってしまいます。こういった反応の遅さがスナップを撮るには致命的です。街角の風景を拾い集める、というような撮り方でお茶を濁す撮り方になってしまう。ちょっとつらいところです。

写りはいいです。ワイド側の画角が35mm相当なので、やはり28mm相当が欲しくなりますがこれは我慢。望遠側は200mm相当ですし、1200万画素なので多少デジタルズームを使っても画質は気になりません。

操作性は、コンパクトカメラにしてはかなりいいです。キヤノンらしく洗練されています。
RAWデータはDPPで現像できないのが不便ですが、シルキーピックス等と使っているなら問題ないですね。

高感度のノイズは・・・。もうちょっとがんばってほしい、という感じです。ISO800まで何とか使えるという程度でしょうか。ISOのオートも800までで、1600にはシフトしません。

全体的みて、これが4万円台半ばというのは高くないと思います。でも、まだまだ進化途中だな、という感想です。
以前にも書きましたが、細かいことをとやかくいうカメラではないです。常に携帯して気軽にどんどん撮っていくカメラだと思います。

でも、そういうことであれば、ワイド側は28mm相当が欲しい、と思ってしまいます。