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S.Boy blog

いかに生きるか いかに撮るか

母校の春

2009-03-29 | 歳時記

PHOTO:GR DIGITAL II


昨日は毎春恒例のゼミOB会。今回は夫婦で参加した。
先生は母校の名誉教授だが、奢りとか自慢とかと無縁の人。だから、毎年多くのOBの方が集まって、仕事のこととか学生時代のこととか、年代を超えて会話が弾む。今年も定年退職された方から30代前半の人まで多くの方と話ができた。
どうもありがとうございました。また来年も。



2008年大晦日

2008-12-31 | 歳時記
大掃除をする大晦日。ああスッキリ。これでやっと1年を振り返ることができる。

今朝の産経新聞は今年のおもな出来事を載せている。個人的には福田首相辞任とかアメリカ初不景気の波とかが印象に残っているが、でもいちばん気がかりなのは四川大地震。あのがれきに消えた多くの子供たち。かの国はマイナスイメージの報道を統制し、華やかなオリンピックにうかれていた。だからというわけでもないが、北京オリンピックはほとんど見なかった。国の威信とか政治利用とか、そういうの嫌いなので。ただ、あの地震によって多くの人の人生が変わったと思う。そして、その後のことがほとんど報道されない。変わってしまった人生を背負った人のことがいちばん気になった2008年。

今年もお世話になりました。来年も写真の幸福感を発信できますように。

PHOTO:枚方・御殿山

年賀状書き

2008-12-27 | 歳時記
 今年、年賀状を廃止したら、予想以上に不評だったので来年分は復活。画像を合成してデザインを整えた。日頃、デジタル写真は扱っていても、合成等はやらないので仕上げるまで一苦労。でも、作品としての写真はこれからも撮ったそのままでいこう。

PHOTO:枚方市

雨は夜更け過ぎに雪に変わるのか、クリスマス

2008-12-22 | 歳時記
 週末は暖かい天気だったけど真冬に戻るらしい。とはいってもイブに雪は降らないだろうな。大阪でクリスマスに雪が降るということはめったにないし、ましてや積もるなんてことは考えられない。でも、山下達郎が流れてくると若かりし頃、雪のクリスマスイブを過ごしたことを思い出す。
 学生最後の冬、天気予報で雪が積もりそうだと知って、カミさんを誘い滋賀県最北の余呉湖へ行った。スキーもよく行っていたのでクルマにはスタッドレスタイヤをつけていたし、雪道の不安はなかった。予想通り余呉湖は数十センチの積雪。雪合戦をして遊んだあと、日も暮れてきたので関ヶ原へ下る。トランクにはノンアルコールのシャンパンがあるのだが、飲む場所が見つからない。ほんとは夜景の綺麗な場所でもと思っていたが、国道21号線は大渋滞で動かない。仕方ないのでドライブインの駐車場の片隅でそのシャンパンを開けた。
 さて、その頃のカミさん宅は門限が22時。何もなければ名神を走って帰れば問題ないことなのだが、その名神が雪で通行止め。それで国道が渋滞しているのかと知る。晩飯も食べずノロノロ走ってやっと彦根にたどり着いたのが21時前。マクドのドライブスルーでハンバーガーを買い、食べながら雪道を走る。八日市からようやく名神に乗り、門限を少し過ぎた時刻にカミさんを送り届けた。雪のクリスマスという企画はよかったのだが、渋滞と通行止めは想定外だった。そして、疲れをひきずり、そこから阪神高速に乗り100キロの道のりを家まで帰る。若かったな。

PHOTO : 日本橋

OAPイルミネーション顛末記

2008-12-06 | 歳時記


 中之島ではクリスマスイルミネーションが始まったが、今年からOAPがこれとタイアップしたようで、淀屋橋駅前からOAPまで無料バスが運行されている。会社の帰り、いつも気になっていたので金曜日ということもあり乗ってみることにした。ネットで調べたら毎時00分と30分発と書いてある。19時少し前に淀屋橋へ行ってみた。なのに、目の前でバスが出て行った。案内の看板を持っている兄ちゃんに聞いてみると、20分間隔運転に変更したとのこと。次のバスを聞くと「19時15分発の予定です」という。時間があるので中之島のイルミネーションを見に行く。だが、まだ盛り上がっていない。ひととおり見て5分前に戻ってくると、あれ? またもや目の前でバスが出て行った。どういうことか?
「おいこら、まだ19時10分やのに、バス行ってもたやないか」と、走り去るバスを見ながらさっきの兄ちゃんに聞く。兄ちゃんは私の顔を見て驚いた様子。
「いや・・・。あの、あのバスは違うんです。混んでいて少し間隔がずれているんです」と、とってつけたような説明をするので、少しカチンときたが、私は寛大な性格なので紳士的に確認する。
「おいこら、ええ加減なこと言うなよ。混んでて間隔がずれてるんやったらを、なんでさっき言わへんねん? 適当なこと言うとんちゃんか、アンタ、あ?」と、紳士的に低い声で聞く。
「いえ、すみません。今日、はじめての週末で私も運転手も慣れてないところがございます。次はすぐ来ます、はい。」と、少し恐縮気味に言う。帰ろうかと思ったが、兄ちゃんは「OAP、今年はとてもきれいです。はい。ぜひ見に行ってください。」と熱心だ。バスの時刻も適当みたいだし、ふつうならこれ以上引き留めないと思うのだが、真面目な兄ちゃんなのだろう。熱心にOAP行きを勧めるので、次のバスまでつきあうことにした。
 兄ちゃんは私の機嫌をそこねないようにと、OAPのことをパンフレットを出して説明してくれる。すぐに来ると思っていたバスはなかなか来ない。説明するネタがなくなってきたのか、次には春の桜がきれいという説明を始めた。
「知ってるよ。今年行ったもん」というと、兄ちゃんは嬉しそうに
「そうですか。いいでしょ、大川沿いに桜が咲いていて。いいところなんですよ、あの辺は」とさらに説明が続く。
 しかし、桜の説明が終わってもバスが来ない。兄ちゃんはもやはOAPだけでは話題が続かないと判断し、京都・烏丸から通勤してますと、自らの話をはじめた。京都は冷える、烏丸は夜は寂しい、など、がんばって世間話を続ける。そんな兄ちゃんを見て少しかわいそうになってきたが、逆にちょっとからかってみたくなってきた。
「それはそうとさ、バス来ないやんけ。もう20分以上過ぎているぞ。なにが”すぐ”やねん。適当に言ってるだけちゃうんか。」と、一段落とした声で聞く。ちょうどそのとき、兄ちゃんが携帯を取り出す。
「はい。あ、お疲れさまです。はい、わかりました。」兄ちゃんから安堵の顔が伺える。
「すみません、お待たせしました。あのビルの陰で信号待ちしていると、連絡ありました。あとまもなくです!」兄ちゃんの声が大きくなる。列の後ろにも同じ内容を告げている。
 しかし、信号待ちが混んでいるんだろうか。バスは来ない。
「おい、ほんまに来てるんか?」と小難しい顔を演技して、さらに低い声で聞いてみる。兄ちゃんは願うような顔をして土佐堀通りの信号の方を見ている。「もう来ます、あそこにいるはずです。運転手もがんばっています!」
兄ちゃんがかなり苦し紛れに説明する。
すると、ビルの陰からやっとバスが見えた。
「あっ! 来ました。どうもすみません。お待たせしましたっ!」と嬉しそうに言う兄ちゃんを見て、私も少しホッとした。

 さて、OAPのイルミを見て帰ろうとすると、またもやOAPタワーの下で、バスまであと10mぐらいのところで突然発車して行った。走ってバスを追いかけたが、無情にもバスは淀屋橋へ向かって走り去った。あと20分近く、待つ気にはなれない。仕方なく寒風のなか、JR環状線の桜ノ宮まで歩いて帰った。



追記:環状線のホームに上がると、なんでも急病人発生とかで電車が遅れているとのこと。しばらく外回りの電車は来なかった。OAPとは相性が悪いのかもしれない。

PHOTO : GX200