Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

   JunkなものしかないJunkなブログでございます。

SFものを作りたい・・・とか。

2021年02月28日 22時20分57秒 | プラモ(SF)
気分転換にSFものが何か欲しいなと思っていたところ、こんなのが見つかった。

箱絵では分かりにくいですが、こんなイメージのモデルです。

ご存じでない方は検索して調べていただければと思いますが、80年代の始め頃ホビージャパン誌に「SF 3D ORIGINAL」というフォトストーリーが連載されておりました。作者であるイラストレーターの横山宏氏が登場メカをなんと全部スクラッチビルドしていて、それを日東化学がプラモシリーズ化して発売したのがこのキットでありました。
プラモキットそのものは、最近マシーネンクリーガーなんていうシリーズ名に変わって復活しているようです。

で、このキットは宇宙空間タイプのパワードスーツでありますが、残念な事にこの箱の中にしまってあったはずの作りかけだった胴体や手足の部分がすっかり失われておりました、残念。


がしかし、なんともう1箱購入してありました・・・全然覚えがないけれど。
こっちは陸上作戦タイプのもの。

こりゃ、このまま普通に陸上タイプとして作るか(変なオジさんのフィギュアも面白そうだし)、
はたまた残っている宇宙タイプのパーツと合わせ技を行うか・・・よく考えよう。
ま、すぐに手をつけるかどうかはわからんけど、お楽しみがひとつ増えましたとさ(笑)。
オリジナルな設定でアレンジしてしまうのも楽しそうではあります・・・。

でもうひとつ、同じシリーズキットの完成品を発掘。パーツの欠損もなくそのままの状態で残ってました。

このメカの発達型が上のキットというのがストーリー上の設定です。

こっちはこっちでR・A・ハインラインの古典SF「宇宙の戦士」からそのまま抜け出してきたようなパワードスーツでカッコイイのでございます。

M3スチュアート、パステルウェザリング

2021年02月28日 15時03分05秒 | プラモ(米軍車両)
前回M4シャーマンからのパステルウェザリング実験の続きになりました・・・どういう方向で仕上げるかイメージが浮かばないまま行き当たりばったりの成り行き任せでご覧の通りの結果に・・・。

ウォッシングによってドライブラシのニュアンスがすっ飛んでしまってます。
元々の色調差をもっと派手に作っておかないとダメってことなんですね、残念。

あらためて写真で見ると、かなりグロくてわざとらしい。それにこりゃいったいどこの戦線なんでしょね?。

考えてみるとこのM3スチュアート前期型は英軍がアフリカ戦線で使用してますが、米軍の方はというと・・・イタリア戦線で使われたりしてたのかな?、使われていても多分後期型のような・・・太平洋戦線なら多分M5か改修型のM3A3・・・とすると本国での訓練用でしか使われなかったとか?。
東南アジア、フィリピン方面なら赤錆だらけも似合いそうやけど、はたして・・・?





この古いキットの最大の欠点、履帯のエンドコネクターの位置がおかしいのは見なかったことにしときましょう(笑)。
赤錆満載にするならT34かJS2が圧倒的に似合いそう・・・お次はそうするかな?・・・。

本日のBGM

引き続きのチックコリア、98年頃のニューヨークブルーノートでのライブ録音。
基本はオーソドックスなアコースティックJAZZですが、ちょっとアバンギャルドっぽい部分があったりするところがチック・コリアらしい。ニューヨークな雰囲気(どんなんや)満載でした

M3スチュアートのフィギュア

2021年02月23日 17時17分15秒 | プラモ(米軍車両)
フィギュアを再塗装した。
↓これが元の40年前のフィギュア


一通り再塗装して顔にシャドーを入れたりしながら目玉を入れた図

毎度ながらのとんでもない妖怪状態。

ウォシングしたり顔のシャドーを調整しつつ、目を細くしてこんな状態。

写真がドヘタですが決して誤魔化そうとしてる訳ではございません(笑)。
加えさせたタバコが極太葉巻状態ですが、肉眼ではちょうど良い感じです。


一度くらい少しはまともな兵隊さんを作りたいとは思うんですけどね・・・。
次はいよいよお楽しみのウェザリング。

本日のBGM

チック・コリア、Time Warpというアルバム。90年代の中ごろの録音のようです。
コミック調のジャケットから想像される通りアルバム全体がストーリー仕立てになってるようで想像力と記憶にまつわるストーリーのようですが、はたしてその意味は?。
チック・コリアの中でも一風変わった面白いアルバムであります。

M3スチュアート、ドライブラシ

2021年02月21日 16時35分15秒 | プラモ(米軍車両)
ドライブラシ2度めの挑戦結果

タミヤアクリルOD色をベタで2度塗りしたのち、黄色味と明るさを変え2回に分けてドライブラシ。
ODの基調色に対しかなり明度に変化を付けたものの、違和感なく馴染むまで擦り続けるとやはり前回のM4シャーマン同様に全体の均一感が出ちゃいます。
前回のようにならないようにこれでもまだ筆ムラを意識して残したんやけどね、使用する筆の太さが大きく関係しているような気もする。
次に挑む時はモデルの大きさと筆の太さをよく考えて実行した方が良さそう。
太さの違うドライブラシ専用筆を何本か作っとかんとアカンね。よく考えてれば、事前に予測できた事なんですけどね。
工程のイマジネーションが大事ってことやね。

これ以上いじくり過ぎるとおかしくなりそうなので、とりあえず切り上げて適当に余ってるデカールを貼ってみた。

さてウェザリングをどんな風にするか・・・前回のようなウェザリングならドライブラシもあまり意味ないかもって・・・。

本日のBGM

引き続きのチック・コリア、70年代末頃のリターン・トゥ・フォーエバーのライブ盤。
スタン・クラークにジョー・ファレルのお決まりメンバーにトロンボーンやヴァイオリンや更には奥方のボーカルまで加わって大編成のアンサンブルが超楽しい。

リペイント第3弾、M3スチュアート

2021年02月20日 16時52分25秒 | プラモ(米軍車両)
なんだかんだと考えるだけでは解決しない嫌な問題が山積み状態・・・。
でも悩んで解決策が見つかるくらいならそもそも悩む必要もないし、悩んで考えるだけ損。
なので休日は何も考えない事にしている。

って事で頭を空にするにはこれに限ります。
40年前のプラモをリペイント第3弾、M3スチュアート

前回同様、40年来の垢を中性洗剤でじゃぶじゃぶ洗って落としてみたの図


で、リペイントに入る前にちょっとだけ手を加えてみた。
その1:砲塔の溶接跡を追加。
伸ばしランナーを貼り付け流し込み接着剤で溶かしながらけさげナイフでガタガタにしてます。




その2:機関室上面の金網部分
金網のモールドが浅いのでジャンクボックスにあったナイロンメッシュを貼ってみた。

単純に上から貼り付けただけ。この部分はフラットブラックで塗りつぶした後に車体色を網の部分にドライブラシすればたぶんそれなりになるだろうという判断です。
以前からルーバーや網になったモールド部分は同様の塗装処理を行ってます。

その3:車体両側の機銃の撤去

くっついていた機銃をその基部ごと切断削除。まるく切り抜いた(つもり)のプラ板を接着。
実車の記録写真を見るとこの部分の機銃は撤去されているのが多いようです。ちょっと加工が荒っぽいけどご愛敬。

その4:車体左右の張り出しの裏側をプラ板で塞ぎました。

あまり見える部分じゃないですが、開いたハッチから履帯が見えるなんてことがあるので。

車体後端の裏側も同じように素通しになってしまってますが、ここが見えることはほぼないのでそのままにしときます。

実車のこの部分は金網になっていてその奥に排気管があるようです。

てな感じの簡易工作後にサフを塗りましたの図

サーフェサーを筆で塗る人も珍しいかもですが、強固に張り付てしまっているデカールを隠すことを意図してます。ヤスリでガリガリするより手っ取り早いので。
って事で本日はここまで。
次は懲りずにドライブラシ第二弾に挑戦ですが、どうなりますやら。

本日のBGM
勝手にチック・コリア追悼月間

手元に40枚ほどあるチック・コリアのCDの中で、ほぼフェバリットNo.1と言っていいのがこのアコースティックバンド時代のライブ盤。90年代始めの録音でしょうか?
ピアノトリオの超絶プレイが凄いけど、とにかく楽しいの一語に尽きます。
ピアニストとしてのチック・コリアの本領はピアノソロよりピアノトリオにあるような気がします。
大げさで陳腐ではありますが、楽しいのに涙が出てくるという・・・。

追悼 チック・コリア

2021年02月17日 23時48分18秒 | 音楽
先週の2月9日にチック・コリアが亡くなっていたのを月曜日に知った。
死因は珍しい型の癌ということらしいがそれ以上詳しくはわからない。享年79歳。
とにかくちょっとショックだった。
なので月曜の夜からチック・コリアを聴いていて、しばらくの間は聴き続けてしまいそうで、やはり初期の作品が中心になりそう・・・。

彼の音楽の本質的な部分がこれらの作品に網羅されていると思っている。彼の年齢としては20代~30代の始めまでの作品だが、音楽的にはこの頃に若くしてやり尽くしてしまった感が強い。しかもそれが彼個人の能力の限界ということではなく、JAZZという音楽そのものの可能性=限界を突き詰めてしまったと言えそうだ。良し悪しではなく、そうなってしまったという事だ。



そのやり尽くしてしまった彼のその後をなお非凡なものにしているのは、音楽表現の限界がよく自覚化されていて屈託がないことに尽きると思っている、音楽に過剰な意味付与がなく、音楽を語れるのは言葉などではなく音楽でしかないという事をよく理解していた人なのだと思う。加えてこの人ほど表現にコンプレックスを感じさせない人は珍しい。だから何をやっても陰に籠らずほんとに嫌味がない。


彼は逝ってしまったが、彼自身が彼自身の表現に関して思い残すことは何もなかっただろうと信じられる。
彼を超えるジャズピアニストは今後しばらく現れないに違いない。
音「楽」家であり続けた類い稀な人だ。 R.I.P.

やっぱり終了じゃなかったM4A3シャーマン

2021年02月14日 16時55分27秒 | プラモ(米軍車両)
終了宣言しておきながら、やり残し感がどうしようもないので、未練がましく手を加えた。
改めてアップするようなものでもない気もしたりですが・・・。
妙な違和感は無くなったような気もしますが、なんかこういうパターンが多過ぎるような・・・。


車体側に汚しを追加し、逆に足周りは若干汚しを落として、全体の汚れのバランスを調整した(つもり)。
筆の穂先を攪拌棒を使ってしごくようにして泥ハネを追加、子供の頃の習字の時間のいたずらを思いだします。
泥のハネ方を想像すると車体上部側面に泥はあまり付かない気もしますが、そこは見た目のバランスが大事という事で。
今回はウェザリングにドライブラシをいっさい使わずに終わったのが珍しい。


似たような写真がまたまた続きます、サーバー容量の無駄使いのような・・・(笑)。




最後にいつもの合成遊び。
背景に出来そうないい写真がなかなか見つからなかったのもあるけど、ちょっと手抜き感が・・・。
パリ解放時のパレードに割り込んでみたの図


市街戦に参加の図


恒例化?の火星合成は試みたものの、いろんな意味で難易度が高いのでパス。
やっぱ火星は偵察車両じゃないと似合いません。

本日のBGM

ブラームスピアノ協奏曲2番
絵に書いたロマンティックです、絵じゃないけど・・・。

M4A3シャーマン、ひとまず終了

2021年02月11日 17時23分36秒 | プラモ(米軍車両)
どれだけ手を入れても終わった感がないのがプラモでしょうか。
次から次へとダメな部分が生まれてきます。なのでいつも「一応」とか「とりあえず」という前置詞が必要になったりします。
今回もひとまず終了というか中断というか・・・。

2度目の泥パステルの追加があまり良くなかったか・・・。

パステルはわずかな塗料と溶剤の混合液に驚くほどの量が溶けて行きます。

いろんな表現が可能になりそうという事がわかっただけで価値はあったけど、今回もまたやり過ぎ感が漂っております。
でも、まっ、一度やり過ぎを経験しておかないと引き際の判断がつかなかったりするので実験として良しとしときますか。

今回はストロボ強制発光で撮ってます。良し悪しではありますが、事後の画質調整があまり必要なかったり・・・。


米軍名物の家財道具はインスタントに控えめで・・・それよりC・レーションの箱が現用米軍の物やんか・・・大戦中は木箱のはずじゃないかと・・・手元に在庫がないためジャンクボックスを漁って適当に乗っけてしまってます(汗)。

フロントフェンダーの内側に泥を付け忘れてます、事後処理しときます。
片側のライトガードが変なのは作業中にポッキリ・・・その後、恐怖のブラックホールが出現したせいです(笑)。

元々は乾いた泥汚れにするつもりだったのに、これは全体の汚れのバランスがチグハグですね~。
後で着色し直してウェットな感じにした方が良いのどうか・・・これも事後の宿題ということで。
まっ、今回は半分実験だったという事で・・・研究課題も次々湧いて来るもんです(笑)。

やられ役のイメージが強いシャーマンですが、損耗率では独軍戦車の方が圧倒的に高いはずですよね。
とにかく生産総数が50,000両弱というから凄いもんです。
忘れちゃいけない、東京タワーの材料が屑鉄として払い下げられたM4シャーマンなのは有名な話でした、鋼鉄の質が恐ろしく良いそうです。


M4A3 パステルウェザリング継続中

2021年02月07日 14時33分53秒 | プラモ(米軍車両)
モチベーション下降気味ながら、懲りずにパステルウェザリングを続けてます。
前回までは通常のウォッシングに近いくらいに薄めた状態でウェザリングを行ってましたが、今回はうんと濃度を上げました。
パステルをこれでもかと削って昨日のウォッシングの残り溶液に溶かしてみます。

濃度はかなり上げられそうで、どんどん溶けて行きます。
が、どこまで溶けるかは改めての実験として、適当な頃合いを見計らいます。


↓昨日までの状態

↓こんな感じでパステルの泥を単純に転輪周りに塗りつけてます。

↓やや生乾きですが、だいたいこんな感じに。

もう1回くらい繰り返しても良いかもしれませんが、それは一晩寝かせてよく乾燥してから判断します。
もう少し濃度を上げれば乾いた泥のひび割れまで自然に出来上がる可能性すら見受けられます。
使った事が一度もないので何とも言えませんが、なんとか簡易ピグメントぐらいにはなりそうでしょうか?。

一応、今回の泥パステルのレシピ
タミヤエナメル溶剤:少々
同じくクリア:少々
同じくフラットアース:少々
同じくバフ:少々
1本93円のパステル灰色(世界堂で購入):適当にたくさん削って入れる
上記をよく混ぜ合わせます。
各パラメータはお好みで調整

現金な性格なので、昨日はドライブラシ基本塗装の失敗で落ち込んでたくせにちょこっと成功事例になりそうな事が見つかると、途端にモチベーションが持ち直したり(笑)。

乾き待ちの間、昨日の失敗鉛筆掛けを溶剤に浸した綿棒にぬぐい取り、もう一度軽くウォッシングを部分的にやり直して、チマチマとチッピングなどを行っておりました。


ストロボ発光で撮影すると肉眼以上にダメな処を含めディテールがはっきり見えますね~。


あと運転手と社長・・・じゃなくて車長の人形のヘッドセットにほんの雰囲気だけのケーブルを付け足したり。

お人形さんの再塗装は顔と手だけひとまずベタ塗りして、あとはまだ40年前のパクトラタミヤが塗られたままになってます。

本日のBGM

またまたバッハですが、今度は無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ
同じ無伴奏弦楽器の曲なのに先日の無伴奏チェロ組曲とはだいぶ曲想が違いがます・・・ちょびっと重い分、良し悪しは別にして流れるように軽いヒラリー・ハーンの演奏が気分を浄化してくれます。

M4A3シャーマン、ウェザリング実行中

2021年02月06日 16時58分09秒 | プラモ(米軍車両)
パステルウェザリングを実行してみた。

基本的に今までのウォッシングとあんまり変わらないようにも見えますね~。
パステル固有の粉っぽさが表れていて面白いと言えば面白いんですが、写真に撮るといまいちよくわからないのが微妙なところ。
まっ、はっきり言っちゃえばピグメントの類を使った方が手っ取り早いんでしょうけどね。
買ってきた安物パステルはクリア塗料に溶かすと固体だった時と色が変わったりするのもあったりして、今回は毎度のフラットアースやらバフやらと混ぜ合わせウォッシングの場所によって色を変えて使ってます。
あと一種類、何か混合する素材があればもっと面白くなるかもしれません・・・そのへんは引き続き気が向いた時に実験ということで・・・。

もうひとつ要らぬ思い付きで、砲塔にいつもは直接擦り付ける鉛筆の芯を削って粉状にし、スポンジに付けて擦り付けてみた。

直接擦り付けるよりは少しソフトな感じにはなるようです。これも写真だとよくわからない。
が、やはり余計なお遊びだったようで、車体に乗せると何か違和感・・・またまた写真ではよくわからないけど黒くなり過ぎちゃったようです。

黒鉛筆が拭き取れるかどうかわからないけど、ウォッシングはもう一回やり直しやね。

ポリ製ベルト履帯がどうしても浮き上がってしまうので、1mmの真鍮線材を車体に通して押さえつけてます。


後はチッピングを少し行って・・・でもなんか地味ですね~、どうしようかなと・・・。
おっ、兵隊さんがまだできてないし、米軍名物夜逃げ家財道具一式も・・・なんかいまひとつやる気が・・・。
それは、そもそも基本塗装をドライブラシで行う意味があったんかいという結果になってるのが一因やね、きっと。
薄々思ってましたけど、重ねる色の明度差、彩度差をもっと大きくしないとけないという教訓でした。
あっ、擦り過ぎもか(笑!)。


本日のBGM

またまたダニエル・バレンボイム、こんどはヴェートーベンの三大ピアノソナタ。
ヴェートーベンのヤンチャな側面が垣間見えて面白いです、・・・これ大好きなんです。

パステルでウェザリング実験(その2)

2021年02月03日 18時18分04秒 | プラモ(塗装)
パステルウェザリング実験の続きです。
前回エナメル系溶剤に溶けてくれなかった安物パステルですが、何故かエナメル「塗料」だと溶けてくれます。
顔料を溶かす成分は溶剤の方には入ってないのですね、40年を経過したエナメルの塗膜が恐ろしく頑強だったのはそういう事かもしれません。
それはさておき、エナメルのクリアがなかったので会社帰りに買ってきました。
タミヤエナメルには艶消しクリアがないので、フラットベースといっしょに購入。


で、前回のようにシャーマンの車体裏でインスタントにお試し、一晩乾燥させた図。

しっかり定着してくれてます。粉っぽさが少し薄くなってしまいましたが、溶かしているのでしょうがないところです。
でも通常の塗料にはない面白さがありそぅです。

完成後は見えなくなる排気管でお試しの図。

このシャーマンで実行するつもりはありませんが、赤錆でボロボロになった表現などに合いそうです。
パステルの色を変えてこびり付いて乾いた土の表現なんかができれば面白そうであります。

パステルの色もそうですが、溶かすクリア塗料とフラットベースの添加量、薄めに使う溶剤の量などのパラメータ変化でかなり表情が違ってくるのではと思えます。
あとはパステルにも種類があるようでオイルパステル(クレパス、クレヨンを含むソフトなタイプ)なんかも試す価値がありそうです。

ってことでドライブラシシャーマンを仕上げに向かわせつつ引き続き実験でありました。

合成遊び(その3)

2021年02月02日 19時01分08秒 | プラモ(SF)
2001年宇宙の旅という映画はみなさん良くご存じかと思いますが、この映画の制作にあたってシナリオと同時並行で書かれていた小説版を読まれた方も多いのではないかと思います。
(以下、文章がくどいので興味のない人は見飛ばしてください。)

小説版は当時既に世界的な名声を得てSFファンなら知らぬ人はないアーサー・C・クラークがスタンリー・キューブリックのシナリオ制作に協力しつつ書き上げたものです。小説は言うまでもなく文字による表現ですので映像表現では伝わりにくい背景描写などがこと細かく描かれています。それがいいのかどうかはさて置きまして、A・C・クラークの文章自体はたいへん説明的ではありますが、不思議な事に日本語訳された文章ですら視覚中枢に直接訴えてくるような迫力があります。当時中学生で既に自称SFマニアだった私は映画と共にこの小説版に狂喜したのは言うまでもございません。その後の数年間学生時代も含めこの映画が話題になるたびに、モノリスの意味と例の意味不明と言われるエンディングの意味についてを自慢気に話したものです。もちろん熱く話せば話すほど友人達の冷ややかな視線に耐えねばならなかったのは言うまでもございません(笑)。
今でこそ当たり前のように語られますが、当時はまだ地球外生命の可能性はもちろん生命進化の究極だとかこの宇宙がどうなっているのかみたいな事は人々の関心の外側だったのです。
さて、前置きが長過ぎました。
先日ブログ仲間の某男さんが、メビウス1/350ディスカバリー号(プラモ)をめでたく完成されました。
これはそのお祝い替わりの画像です。写真画像の使用については某男さんの許諾を得ています。

小説版2001年宇宙の旅ではディスカバリー号の目的地は木星ではなく土星の衛星ヤペタス(イアトゥペス)となっていたのでその設定に基づいての合成遊びでありました。
土星とヤペタスの画像は米国の探査機カッシーニが撮影したものです。
ヤペタスからはどうしてもデススターを連想してしまいます。

余談ですが、小説版では「はやぶさ」で認知アップされたスイングバイを木星で実施する設定になっており、その軌道通過時の描写からビジュアル化されたイメージが今も脳裏にこびりついております。また小説版のディスカバリー号は巨大な放熱板を備えており、見る角度によって大航海時代の帆船に見えるという描写があったりもします。
木星軌道上のディスカバリー号については某男さんのブログをご覧ください。

ヤペタスと土星の距離は約350万Kmで月と地球の距離のおおよそ9倍強、一方土星の直径は地球の約10倍、という事はヤペタスから見た土星の見た目の大きさは月から見た地球に近いのかとか想像しながら合成作業してましたが、もちろん画像はパースペクティブ優先で実際の比率は参考程度にもなってません・・・。
ただ面白いのは他の主要な衛星と違ってヤペタスの軌道は大きく傾いていて衛星から土星の環を綺麗に見ることができるのはヤペタスだけだそうです(他の主要衛星は土星の赤道面に沿った軌道なので薄い環を真横から見るかたちになるそうです)。
ちなみに背景に星々が見えないのは土星その他の明るい被写体に露出を合わせると相対的に暗い星々は写真には映らないという解釈です、でもそれは手抜きと言ったりもします(笑)。

あらかじめある写真だけで合成を作るのは難しいですね。
光の入射角などがマチマチになっちゃってますし、パースの付き方も違和感が付きまといます。
3DCGならと勢い思ってしまいますが、モデルデータやらテクスチャーマップやら超ややこしい事柄を解決せねばなりません、昔を回顧するのは止めた方がよさそうです(笑)。

でも興味のある方はブログのカテゴリー3DCGをご笑覧ください。
わずかですが嘗ての拙い断片があったりします。