Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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モスキート(最終回)

2020年11月03日 15時09分54秒 | プラモ(空もの)
奇跡の木造機デ・ハビランド・モスキート。機体の8割以上が木製だそうです。
開戦前後の時期にドイツや日本でも戦時下の金属資源の枯渇を想定して木造機の研究がされたようですが、唯一実用化されたのがこのモスキート。しかも半端ない性能を持っていたというのは誰もが知ってるお話。なんでもバルサ材(なんか懐かしい響き)を楡でサンドイッチした合板を使っていたとか。木造というとなんかローテクなものとイメージしてしまいますが、ところがどっこい、他の国が木造機を開発できなかったのは想定された強度を持った接着剤が作れなかったせいだそうです。なんとハイテクケミカルの賜物だったんですね。

元々は単に金属資源の節約から発想された機体ですが、開発する内にとことん軽量化すればどうなるみたいな事で出来上がった機体らしいです。当時の爆撃機には必須装備だった機銃座を廃止し、逃げるが勝ちの爆装以外武装なしという大胆な設計で当時としては破格の時速630km以上をマークしたとか。ゼロ戦よりも80km近く速い。木材は電波を吸収するので元祖スティルス機でもあるとか。

28,000回の爆撃作戦に参加して損耗率がたった0.7%だったとか、ゲーリングの演説会場をピンポイントで急襲したとか、LRDGに負けず劣らず武勇伝に事欠かないようでございます。小柄な機体なのになんと1.8tのペイロードがあったとか。

プラモの方はと言えば、埃っぽさを表現したくてフラットアースとバフを混ぜた明るい色で全体をウォッシング。そのあとで艶消し黒でスミ入れ。木造機だけにパネルラインが少ないです。あとは金属パネルだと思われる部分をシルバーでチッピングして軽くドライブラシしてます。

いつもの通りAFV並みの汚れギトギト状態、性格が出てます(笑)。
さて、前回までのなんちゃって塗装状態から少しは進歩しているのでしょうか?。

タイヤのウェザリングを忘れてます。

ロケット弾装備としちゃいましたが、ほんとはこのロケット弾は対艦用の徹甲ロケット弾だそうで、対地攻撃が主任務だろうと思われるこのマーキングの部隊では装備されていないと思われます、リアルへの拘りはまったくないのでした(笑)。

爆弾倉を開いた状態に組めるようになってれば言う事なかったんですけどね。

で、前回スキップした本日のBGM。

1972年深紫日本公演でのライブでございます。
いやぁ~、これは手が進みますね~(笑)。ほとんど20年ぶりくらいで引っ張り出しました。おバカな青春時代を思い出しちゃいます。
しか~し、3回の公演が収録されてるのに今回のメインテーマ、スピードキングを1度もやってないなんて・・・。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祝 完成 (某男)
2020-11-03 20:37:19
完成おめでとうございます。
木造の話はまったく初耳のことばかりだったので勉強になりました。
塗装の仕方もさすがです。
飛行機見てたら子供時代にゴム動力飛行機を作って飛ばしてた思い出が・・・。
私も本格的な飛行機プラモ作ってみたくなってきました~(笑)。
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某男さん、こんばんは。 (Choro-Poo@管理人)
2020-11-03 22:42:48
とりあえずの完成です。また後で手を入れたくなるかもしれません。
木造だった点では色々メリットがあったようで、被弾時にも金属なら裂けてしまうところがただ穴が空くだけという具合に生存性も高かったようです。

>ゴム動力飛行機
うわぁ~、懐かしい! 私もよく作って飛ばしてました。

次はまた陸ものに戻るかどうか・・・こっそり新規調達したキットが・・・。
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