Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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帆船模型

2021年07月08日 21時50分12秒 | 3D CG
一昨日のワクチンとは無関係だと思うんですが、首筋がやけに痛くて目の調子が変、眼精疲労ってやつでしょうか?、眼鏡の度が合わなくなって来たのかな?・・・そんなこんなで本日はテレワーク終了後プラモ作業は中止としました。なんだか体調までおかしな感じなのは高湿度&低気圧のせいでしょうか?。

そんなこんなで代わりにと言っちゃ何ですが、以前k-kohさんが送って下さった帆船の画像に懐かしくなって関連したデータを古い外付けHDDの奥底から発掘、この際ここでアップしておこうかと・・・これまでも新年のグリーティング画像などに使ったのと基本は同じデータではあるのですが・・・ま、模型繋がりで・・・これも自己満足の一環でございます。お許しを。


模型は模型ですが3DCGの帆船模型であります。いつかそのうちリアルな帆船模型を作れるようになれるかと思いつつも現実には逆立ちしても不可能なので、その代償行為だったのかもしれませぬ。
パーソナル3DCGの黎明期に話題を集めていた六角大王というソフトでモデリングし、景観ソフトの草分けながら当時既に怪しく成りかけていたBryceというソフトでテクスチャーマッピングとレンダリングを実行してます。
ここで言うモデリングというのは立体データの編集制作の事で、六角大王でのモデリングは割とプラモ界でいうスクラッチビルドに近い感覚でした。テクスチャーマッピングというのはプラモなら塗装のようなものです。レンダリングというのは100%パソコン任せの描画工程なので、陶芸の窯焼きみたいなもんです。
デジタルな世界は秒進分歩なので今この世界がどうなってるのか、さっぱりわかりません。
それはともかく、これを作った直接の動機はラッセル・クロウが主演していたピーター・ウィアー監督の帆船活劇映画「マスター&コマンダー」を見てしまった事にあります。なので、あの映画の舞台同様18世紀末~19世紀初頭のフリゲート艦(現代のフリゲート艦よりもどちらかと言うと巡洋艦のような役割の船)をモデルにしたつもりでありました、もちろん架空の船です。


ちなみに船名をJUNKY STUFFと名付けてます。ジオラマにすることも出来ました。

船員フィギュアも乗ってますが、実に少人数のオペレーションです(笑)。
リギング類がやや太いのは、細く作った時にレンダリング解像度の不足でブチ切れたように見えるのを恐れたためです。
またリギング類の断面はポリゴン数抑制のため円断面ではなく四角になっており途中の編集の都合により長方形の断面になってしまい、角度によってより太く見えたりという具合でありました。
これを作った当初は一通りの帆船用語を覚えていたのですが、今は・・・耄碌が始まってます(笑)。

ナイトクルーズのイメージです。

こんなに照明を煌々と灯してしまうと見張りの邪魔になってしょうがないです(笑)。

出航シーンです。

背景のしょうもない港町シーンを作るのにおおよそ1年かかってます。今と違ってまだお仕事命なブラック時代だったので・・・。
帆船部分のデータにも1年かかってるので、足掛け制作2年の画像という事になりますが、だから何だとも言えます。
当時自宅のMacではファイル容量が大きくなり過ぎデータを読み込めなくなり、会社のマシンでこっそりレンダリングしてたりして・・・(オイッ!、今だからこその暴露ね、笑)。

ま、ともかく基本原則が昔から変わらないプラモの世界はやはりホッとするものがあります。
手で触ることが出来る物質であるというのは素晴らしい事であります。
この帆船模型には手触りというものがありません(汗!)。

今朝の空模様、一瞬の隙を突いた?ウォーキングタイムでした。


本日のBGM

バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ。
今回はナタン・ミルスタインの演奏、主に60~70年代に活躍したヴァイオリニストです。
この人は粘りつくような演奏で、バッハの曲想を極限まで重くしてくれるような感じです。
重苦しくも奥深い、モノクロな古いヨーロッパ映画を見るようでもあり、キリスト教の暗い影のような部分をとことん強調しているようにも聴こえます。
疲れてくるとやっぱクラシックがいいす。