ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

マニョック危機、アチェケがありません!(3)〜中国に抜かれた!!?

2016-06-22 07:30:30 | アフリカビジネス
きょうもマニョック(キャッサバ)危機、アチェケがない話、第三話。

第一話 マニョック騒動?
第二話 農業生産をめぐる構造的変化


こんな風にアチェケ問題を追っかけてたら、先日、こちら地元ソースに驚くべきニュースが!

中国、アチェケ生産で世界一位の座に!
La Chine, premier producteur d’Attiéké au monde !

(ivoirematinウェブサイトより)


ええ?そんなバカな!アチェケなんて中国で食べるの?マニョック生産で世界一ってこと?だとしても驚き!


記事にはこうある。
中国がアチェケ生産で世界第一位に!・・・逆転された。コートジボワールはもはやアチェケ生産のナンバーワンではない。それどころか、第3位に転落した。

「コートジボワール人にはもちろんショックなニュースに違いない」と、水・衛生・電力と再生可能エネルギーのクワトロ・サロンを主催するザコ・フランソワ氏。「われわれは世界トップと思っていたのに、もうその地位にはいないのだから。おそらくアフリカでは最大の消費国だが、中国はそれ以上の消費国。なにせ、中国の戦略は、まず消費、そして輸出せよ、ですから。」

強国・中国では、大規模なマニョックのプランテーションが展開されている。「彼らは急速加工技術も開発した。何千トンものアチェケが世界中に流通している。」


この記事についたイボワリアンのコメント。
「マニョック生産の話?それともアチェケ?」
「ぎゃ、逆転されたって・・・中国人、いつからアチェケ食べるようになったの?しかもどこで加工方法を学んだのさっ???


少しタブロイド気味のメディア、コートジボワール人ならまず見逃さないニュースネタで目を引く。しかし昨日までの記事でも見てきたように、マニョックの需要が伸び、生産も世界規模で強化されていることは読み取れる。マニョックがアフリカだけの固有ものではないし、また世界中にも広がっている。そういったことが、アチェケ不足の一因にもなっているようだ。

(おわり)

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